台風に向かって突っ込んでいく,マイヨジョーヌ。その速さはどのくらい!?
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
秋の台風シーズンになると出てくるこのキーワード,「自転車並みのスピード」。
台風の移動速度を表現するためによく登場する表現ですが,一口に自転車と言っても,数km/hから100km/hを超える速さまで千差万別です。
いったい,どれくらいの速度のことを表しているのでしょうか?
限られた情報から推測してみると・・・?
冒頭の絵をよく見ると,マイヨジョーヌを着ていることが読み取れますので,間違いなく,ツールドフランスの一場面ですね。
おそらく,ゴール手前でバルベルデと死闘を演じているフルームの姿でしょう。う~む,間違いない。
この状態でしょう。右のバルベルデはちょっと後ろなので,描かれてないんだな,きっと。
直線・平地のゴールスプリントですから,速度は60~70km/hくらいと推測されます。
かなり速い台風ですねぇ。
・・・と,強引にボケてみました(^^;)
ボケはさておき正解は?
冒頭の絵をよく見ると,下半身は体育ジャージだし,ノーヘルでのスプリントは感心しませんね。
自転車もピナレロじゃない気もしてきました。ドロヨケ付いてるし(笑)
で,実際のところはどうかというと,報道する側からすると,どうも,「自転車並み」とは20km/hくらいをさしているようです。
ロードバイク乗りの感覚からすると,「20km/h」というのは巡行より少し遅いというか,前方の信号が「赤」で惰性で走っている時みたいな感じです。
ですので,この秋の起床ニュース(ってなんだよ!)気象ニュースでは,
台風15号は,進路を北北東に変え,前方の信号が「赤」なのを見てロード乗りが惰性で走っているくらいの速度で進んでいます。
みたいに伝えてもらうと,イメージしやすくて助かります。
うそです。
普通に「20km/hくらいの速度です」でいいです(^^)
こうして,「自転車の並みの速度」というように例えられるのは,それだけ自転車が身近な乗り物であって,その速度域もほぼ共通の認識がされれているということですよね。
もし,「セグウェイ並みの速度です」とか「オランウータン並みです」とか言われても,ピント来ないですもんね。