イマイチな効きのPRIMAVERA号ブレーキの謎解明!

改善前の様子。重大な誤りがあるのですが,わかるかなぁ,分かんねえだろうなぁ(松鶴家千とせ 風)

改善前の様子。重大な誤りがあるのですが,わかるかなぁ,分かんねえだろうなぁ(松鶴家千とせ 風)

Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8

次男坊のCOLNAGO PRIMAVERA号に潜む,「効きの悪いブレーキ」の謎がようやく解けました。

PRIMAVERA号が我が家に来てから半年。

もっと早く気が付けよ~,自分!(ーー;)



なぜか,効きがイマイチなULTEGRAブレーキ

最初,我が家に来たばかりのPRIMAVERA号はフラットバー仕様でした。

PRIMAVERA号,フラットバーロードの悩み・・・

GWにイモウトから譲り受けた,COLNAGOのPRIMAVERA号。

初心者にも扱いやすいフラットレバーに換装してあることから,次男坊も簡単に乗り始めることができました(長男もOKでした)。

乗り始めるにあたって,サイコンの取り付けは簡単にできたのですが,ブレーキレバーの換装(MTB→ロード)についてはなかなか難航しております・・・。

このときはMTB用のブレーキレバー(ACCERA)だったのですが,ロード用とはレバー比が異なるため,ブレーキの効きがかなり弱い状況でした。

そこで,フラットバー用のレバーに交換することも考えたのですが,いずれはドロップハンドルを使いたがることが分かっていた(初日から使いたがってた,笑)ので,素直にドロップハンドル化してTIAGRAのSTIに変更しました。

PRIMAVERA号,ドロップハンドル化完了!

ドロップハンドル化のための材料が全て揃い,あとはおいらが作業するだけになっていた,次男坊のPRIMAVERA号。

実は,富士ヒルクライム(FHC)直前の日曜日に,ドロップハンドル化作業は完了しておりました。

FHCを目前に控え,人の自転車より自分の自転車のメンテナンスをしなきゃならないのですが,「どうしてもドロップハンドルで乗りたい!」と駄々をこねる次男坊(中3)のため,貴重な土曜日をぶっ潰しての作業です。

まぁ,予想以上にオーナーが喜んだからヨシとしましょう・・・(^^)

レバー比が適正化されたことでブレーキの効きは大分良くなりました。

しかし! 自分の595号と比べると,PRIMAVERA号のブレーキの効きはイマイチよろしくありません。

「まるで効かない」というわけではないのですが,なんかイマイチ制動力が足りないし,効き方もぎくしゃくしている感じ。

595号のキャリパーはDURA-ACEですが,PRIMAVERA号だってULTEGRAのキャリパーですので遜色はありませんし,シューも同じRC55です。

これは,LOOKのフラッグシップ(当時)バイク,SHIMANOのフラッグシップ(当時)コンポ,ということで,目に見えないところ,ほんの僅かな作り込みの差によるものに違いありませ・・・・,違ってました!

目に見えるところで,間違いを発見してしまいました。

コレに気が付かないようでは,だめだなぁ・・・。

「イマイチ効かないブレーキの謎」が解けた!

COLNAGO号のブレーキがイマイチだった原因はコレです。

これこれ,このワッシャが無かったのよねぇ~

これこれ,このワッシャが無かったのよねぇ~

Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8

レゴ君が持っている,ちょっと削れた形状のワッシャー。

これが無かったんです。

正規の取り付け方法では,シューホルダーとキャリパーの間にこのワッシャーを挟み込みます。

ワッシャとワッシャの間に,キャリパーを挟みます。

ワッシャとワッシャの間に,キャリパーを挟みます。

Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8

これによって,キャリパーに取り付ける際にシュー(ホルダー)の角度を調整できるので,リムへの接触の仕方を調整することができます。

PRIMAVERA号は,このワッシャーが入っていなかったため,本来なら真上から見て「ハ」の字に調整すべきシューが,完全に真っ直ぐにリムに接していたのです。

ブレーキをかけてシューがリムに接すると,シューには前向きに強い力が働き,真上から見て「逆ハ」の形になろうとします。

接触面積が少ないから効きが良くないですし,ブレーキの「鳴き」も発生します。

PRIMAVERA号はこの状態で長年使われていたようで,ブレーキをかけていない状態でも,シューが「逆ハ」の字に磨耗しちゃっていました。

前方から見たところ。なんと,正規とは逆に前側に隙間が!(逆ハの字)

前方から見たところ。なんと,正規とは逆に前側に隙間が!(逆ハの字)

Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8

我が家に来てから1回だけ,Swiss Stopのシューに交換したことがあるのですが,ホルダー式なので,単純にシューだけ抜き差しして,ホルダーの角度までは気にしていませんでした。

ダメですなぁ・・・。

シュー・ホルダーごと交換→超改善!(^^)

正規の取り付けにするには,このヘンテコワッシャーだけ買えばいいのですが,会社帰りにビックカメラに寄ったら1000円で,シューとホルダーがセットで売っていたので,丸ごと購入してきました。

シューとホルダーのセットで1180円でした(^^)

シューとホルダーのセットで1180円でした(^^)

Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8

今まで使っていたホルダーを外し,ちゃんと,ワッシャーを挟んで新しいホルダーを装着します。

装着は,後ろ側をほんの少し広げた「ハの字」にした方がよいので,シューの後端にタイラップを挟んで僅かに隙間を作った状態で固定します(この本で学びました)。

後端にタイラップを挟んで少し隙間を作ります。これで,上から見て「ハの字」になります。

後端にタイラップを挟んで少し隙間を作ります。これで,上から見て「ハの字」になります。

Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8

これが完成後の状態。ちゃんと,1枚ワッシャが入っています。

これが完成後の状態。ちゃんと,1枚ワッシャが入っています。

Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8

写真撮影込みで,わずか10分ほどの作業でしたが,その効果はしっかり体感できました(^^)

実際に外を走ってみると,確かに効きが良くなりました。

次男坊も「あんまりスピード出さないからいいけど,こっちの方が効くよね」とのこと。

あんたよりスピードが出ないおいらが,DURA-ACEブレーキですいませんね,ケッ(笑)

まとめ(教訓)

機械がうまく動かないときは,必ず原因があります。

技術が高度化し,コンピュータのようなブラックボックスも介在するようになってくると,「相性かな?」みたいな安易な答えに頼りがちですが,まだまだ自転車はそこまで行っていません(そこがまた,イイんです)。

変速ができない,ブレーキが効かない。

ちゃんと原因を突き止める努力を惜しんじゃいけませんね・・・!

このワッシャ1枚でねぇ・・・

このワッシャ1枚でねぇ・・・

Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8

人から貰った自転車でも,完成車でも,自分がメンテした自転車でも,うまくいかないときは,ゼロベースでちゃんと考えないといけませんね。

おしまい(^^)

(おまけ)グレードはいったい!?

にしても,今回購入したシュー・ホルダーのグレードは,いったい何なんでしょう!?

105? DURA-ACE? だいぶ違うんですけど・・・。

105? DURA-ACE? だいぶ違うんですけど・・・。

Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8

DURA-ACEBR-9000BR-5800と色んな型式が並んでいますが,DURA-ACEのシューホルダーには見えないんですが・・・。

たぶん,BR-5800(105クラス)のホルダーに,BR-9000(DURA-ACE)と同じRC55シューがついているよ,ということなんでしょうかねぇ。

にしても,分かりにくい表記だなぁ・・・。

「DURA-ACE」「BR-9000」はどこにも使って無いんだから,反則では!?(笑)

完成車でグリスだけDURA-ACEを使って,「DURA-ACE」と表記した感じ?(そんなの無いか・・・)

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コメント

  1. 名前:Shiro 投稿日:2015/12/21(月) 20:15:28 ID:12e2136a1 返信

    コメントありがとうございます!!

    もうちょっと深く(?)考えてみたのですが,普通,キャリパーとシュー(ホルダー)が別々の状態って無いと思うんです。
    完成車でもパーツでも,両者は合体して一体物になっています。

    妹はシューの交換をするほど乗り込んでいたとは思えないので,シュー交換時のミスでは無さそう。
    PRIMAVERAはTIAGRAコンポなので,オークション等で仕入れたキャリパーをそのまま装着したのではないかと推測できます(で,もともとの出品者が間違えて付けていた)。

    完成車の中には,FDやRDなど,1部のパーツだけが上位グレードのコンポを使ったモデルがあります。
    (おいらのLGS RHC号がそうでした)

    ディレイラなら大したこと無いですが,ブレーキだと場合によっては本当に危ないですよね。

    完成車でも,オークションでも,新しい自転車・パーツが来たときは,ちゃんと組み上げられているか,チェックした方が安心ですね。

    • 名前:nagabond 投稿日:2015/12/21(月) 23:13:09 ID:5c6502184 返信

      話がまたズレてしまうのですが。

      僕がお世話になってるプロショップの店長(なかなか職人気質の方)いわく、
      「最近の上級グレードのキャリパーブレーキは剛性が高いので、基本的には
      トーインはつけずに組み付けている」
      とのことです。
      僕はBR-7800を使っていますがトーインなしでセットアップして特に問題はないと感じてます。

      剛性が低いカンチブレーキ全盛時代に、シューのセッティングを覚えた人間なので
      トーインセットアップが染みこんでますが、昨今では敢えてトーインなしというセットアップもアリだと思います。
      リムの平滑度や剛性もブレーキの効き具合に影響しますし、
      結局はライダーの感性や乗り方が決定するのだと思います。

      (shiroさんもお持ちの「MTBメンテナンス」、僕は初版を当時買いましたが、
      あれはいい本でしたね。)

      • 名前:Shiro 投稿日:2015/12/21(月) 23:35:22 ID:c98fc16cb 返信

        どんどん、ずれていきましょう!\(^o^)/

        そうそう、トーインセッティングについては、同じ意見を良く見ますね。
        何を隠そう(?)、595もあんまりトーインがついていません。
        バカみたいに頑丈なフォークにBR7900だからかと思います。

        ほとんど、ハードブレーキをしないから、というのもありますが…(^-^ゞ

        一度、スイスストップのイエローを使ったら盛大に泣いてしまって困ったこともありました。
        キャリパー、フォーク、リムなどの剛性に加えて、シューの特性にもよりそうですね(^-^)

  2. 名前:nagabond 投稿日:2015/12/21(月) 01:03:31 ID:5c6502184 返信

    ↑自己レスですが、修正させていただきます。

    ☓ カンチブレーキが仕様変更されたのですが、ブレーキレバーだけは据え置きだったために

    ◯ STIレバーが変更されて、カンチブレーキ(サードパーティ)が据え置きだったために

    でした。うろ覚えで書いてすみません。

  3. 名前:nagabond 投稿日:2015/12/20(日) 20:39:15 ID:c195c6aff 返信

    それにしても、どうしてワッシャが無かったのでしょうね?
    妹さんが外してしていた、なんて事はないですよね。
    もしかしたら出荷元が組み立てコストを下げるためにワッシャをポイしてんじゃないかと邪推して不安になりました。

    何年か前にビ◯ンキのシクロクロスであった話ですけれども。
    同一車両のモデルチェンジに伴い、コンポネートも新モデルに刷新(旧105→新ティアグラ)されてカンチブレーキが仕様変更されたのですが、ブレーキレバーだけは据え置きだったために新しいカンチブレーキとレバー比が合わない→ブレーキ効かない!という事態が発生。
    ユーザーサイドからすればオイオイな状況ですが、そのモデルが平然と市場に流れて売られていた・・という記憶があります。
    今回の記事とは些か観点がズレてるかもしれませんが、目の前にポンと出てきた車体を
    十全だと思い込むのは危険だし、個人で見識を深めていくしか安全への道はないと思いました。

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