PRIMAVERA号嫁入り準備作業(その2:タイヤ交換)

見るからにごっつい、Vittoria RUBINO PRO ENDURANCE。

見るからにごっつい、Vittoria RUBINO PRO ENDURANCE。

SONY α7II + TAMRON 17-50mm F2.8

PRIMAVERA号嫁入り準備作業、第2回目はタイヤ&チューブの超頑丈化作業です。

多少(では無い気もするが)の重量増加には目をつむり、とにかく頑丈にしていこう!(^^)

要するにこんなお話です

  • PRIMAVERA号のタイヤを超頑丈タイプに交換
  • 頑丈なだけあって、ホイールへの装着は超大変
  • タイヤペンチで一発解決(無かったらたぶん無理)
  • 走ってみると意外と快適(平地限定)



PRIMAVERA号の現状確認

まずは、現状のPRIMAVERA号のタイヤ現状を確認してみましょう。

なんと、13年前のタイヤがそのまま・・・!!

なんと、13年前のタイヤがそのまま・・・!!

SONY α7II + TAMRON 17-50mm F2.8

驚いたことに、自分が2007年に購入したMAXXISのタイヤ(RE-FUSE)がまだ付いていました・・・!

状況を整理すると、

  • 【2007年】 ルイガノRHC号用にEASTONホイールを購入し、タイヤも付いてきた
  • 【2009年】 EASTONをタイヤごと妹に譲る。妹は自分で買ったPRIMAVERA号で使う
  • 【2015年】 PRIMAVERA号が、我が家に戻ってきた

という経緯で、2007年から今(2020年)まで一度もタイヤ交換しなかったようで、なんと13年も同じタイヤが付いていた模様。

13年も使っていたら、こうなりますがな・・・。

亀裂が・・・! 交換してよかった。

亀裂が・・・! 交換してよかった。

SONY α7II + TAMRON 17-50mm F2.8

超頑丈タイヤ、Vittoria 『RUBINO PRO ENDURANCE』!

長男は、自転車&写真サークルに入ってサイクリングに出かけたいとのことなので、レーススペックの軽量タイヤは不要であり、それよりも頑丈さが大事。

そこで、先日、次男坊号用にVittoriaのチューブレスタイヤを購入した際に、同じVittoriaの超頑丈タイヤ、「RUBINO PRO ENDURANCE」を購入。

2本セットで6000円でした。

2本セットで6000円でした。

SONY α7II + TAMRON 17-50mm F2.8

見るからに頑丈そうで、重量を完全無視したような造りが素晴らしい。

お値段は2本で6000円(@PBK)と軽めですが、重量は驚異の400g(←1本です)。

1本で約400g!! すごいな・・・。

1本で約400g!! すごいな・・・。

SONY α7II + TAMRON 17-50mm F2.8

チューブは「あさひ」のスタンダードモデルを用意しましたが、こちらも定番のPanaracer R’Airの2倍近い100gほどあり、両者を足し合わせると500gというヘビー級です。

超頑丈タイヤは超嵌めにくい!!

超頑丈タイヤRUBINO PRO ENDURANCE(以下、RUBINO)ですが、取り付けは超大変でした。

ビードもトレッドも、何もかもが、とにかく世界一の固さです(当社比)

最初に片側のビードを嵌めて、チューブを入れ、もう片側のビードを嵌める時になってキツくなるのはよくあること。

RUBINOの場合、最初のビードを嵌めるところから固くてできません。

しかし、我が家にはタイヤ作業の最終兵器、タイヤインストール(タイヤペンチ)がありますので、無事に最初のビードを装着できました。

チューブを入れた後、反対側のビードを嵌めていこうとしたのですが、トレッド面が猛烈な力で広がってしまい、最初から1mmも前に進むことができません。

手を離すと、すぐに完全に開いてしまい、U字型になってくれません・・・。

手を離すと、すぐに完全に開いてしまい、U字型になってくれません・・・。

SONY α7II + TAMRON 17-50mm F2.8

こうしないと、すぐに開いて飛び出してしまいます。

こうしないと、すぐに開いて飛び出してしまいます。

SONY α7II + TAMRON 17-50mm F2.8

しょうがないので、クランプ数本で固定しながら徐々に嵌めていくことで、なんとか作業が進み始めました(こんな作業、初めてです・・・)

予想通り、最後の15cmくらいからは人力では全く嵌らなくなりますので、再度、タイヤペンチさまにご登場いただき、数発お見舞いすることで無事に装着完了。

こんなの、タイヤペンチが無かったら絶対無理やん!(と思う・・・)

もちろん、最後はタイヤペンチさまの登場です。

もちろん、最後はタイヤペンチさまの登場です。

SONY α7II + TAMRON 17-50mm F2.8

まとめ

かなり重量級のタイヤになってしまったけど、Vittoriaが「舗装路から未舗装路まで、非常に高い耐パンク性を誇ります。」と書いているくらいですから、まずノートラブルで走れるでしょう。

見た目はすっかりママチャリタイヤですが、ちゃんと走ります。

見た目はすっかりママチャリタイヤですが、ちゃんと走ります。

SONY α7II + TAMRON 17-50mm F2.8

実際に走ってみた感じ(平地ですが)は、極端に重さは感じませんが、ものすごいグリップ感はありますので、耐パンク性能とあいまって楽しいご近所サイクリングを楽しんでいただければと思います。

ちょうど帰省していた長男坊と一緒に50kmくらい走ってみましたが、本人も重さは全く気にならなかったようです(オール平地ですが、笑)

ただ、万一パンクしてしまった場合は、クランプやタイヤペンチが無いと修理できないとなるとこれまた問題なので、長男に引き渡す前に、勉強もかねて着脱作業を長男にやらせてみました。

すると、最初の装着作業では本当に大変だったのに、2回目は変な「クセ」が取れたのか、とてもすんなり作業が進み、ラスト15cmのビードのはめ込みも、タイヤレバー・タイヤペンチを使うことなく、すべて素手で作業を終えることができました。

最初は大変だけど、手なずけてしまえば素直な(?)タイヤのようです(^^)

次回、嫁入り準備作業の第3回目はペダルなどの小物編を予定しています。

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コメント

  1. 名前:sramred 投稿日:2020/03/03(火) 21:11:33 ID:623cdb08a 返信

    タイヤペンチ登場の記事に触発されて
    ペンチ型タイヤレバー …①
    なるものを購入し、本日使用したら非常に快適でした♪

    他に、
    ミッシングリンク外し機能が付いているタイヤレバー …②
    パンク修理セットに付いてきた普通のタイヤレバー …③
    と、何やら単調増加関数の様相を呈しておりますw

    ちなみに商品は
    ①:MagicOne(マジックワン) MAGIC LEVER ツール ブラック MG-M LEVER
    ②:SUPER B(スーパービー) 5579 ペンチ型タイヤレバー 5579」
    です。

    普通のタイヤレバーはもう使わないかなぁ…

    • 名前:Shiro 投稿日:2020/03/03(火) 23:28:34 ID:f2649b14d 返信

      タイヤペンチ、素晴らしいですよね。
      もう二度と戻れないです(笑)

      そう、なんだか不思議な形のタイヤレバー増えてきましたね。
      タイヤキーなんて奴もありますね。

      自分はもうタイヤペンチ一筋です。
      ロングツーリングなら、持っていきます!(^^)

  2. 名前:Nogu 投稿日:2020/03/03(火) 11:20:13 ID:f4b8592d9 返信

    こちらへのコメントは久しぶりです
    途中迄読んだところで「これパンクしたら長男君どーするの」と思ったら、さすがですね、予行練習させていたとは。
    強敵のタイヤも一度癖つければ2回目は案外やり易いですからね

    これがリム形状に難ありのホイールだとなかなか苦労がたえないから困ります
    初めて追加購入したゾンダがそれです

    長男君となら一緒に走りたいな
    (次男君は強くなりすぎ)

    • 名前:Shiro 投稿日:2020/03/03(火) 19:16:20 ID:922bc1dea 返信

      お久しぶりです~(?)

      そう、自分も最初は「これだけ頑丈なら大丈夫だろう♪」と思ったのですが、途中から、「出先じゃ直せないぞ・・・」と思い始めました。

      予行演習(by 長男)やってみてよかったですよ。
      本人も初パンク修理体験ですし、自分は「頑丈なタイヤも2度目は大丈夫」ということがわかりましたし。

      ゾンダは癖があるリムなのですね。もしかして、兄弟のシャマルもか!?

      長男は長距離系なので持久力はありますが、登りは父より少し早い程度です。。。
      次男坊は、もう別世界の人なので諦めました。

  3. 名前:Osamu 投稿日:2020/03/02(月) 09:46:36 ID:2432fd9f1 返信

    こんにちは。7枚目の画像のクランプはどのようなものでしょうか?
    コンチネンタルのGP5000TLが嵌めたそばから外れていって大変苦労したので、
    次回はこれを使ってみたいです。

    • 名前:Shiro 投稿日:2020/03/02(月) 20:23:01 ID:b57f64ae2 返信

      コメントありがとうございます~

      コンチネンタルも大変なのですね、実は狙っているのですが・・・(^^)

      で、使っているクランプは、正式には「バークランプ」と呼ばれるようです。
      過去にちょいちょい登場していますが、最近だとこの記事かと。
      http://fotopota.sakuraweb.com/archives/2018/09/post-20556.html

      ハンドルレバーを軽く握るだけでグイグイ締め付けてくれ、とても便利です。
      お値段も1本200~300円くらいなので、4本持っています。

      自転車作業でもいろんな場面で使えますので、おススメです~(^^)

      • 名前:Osamu 投稿日:2020/03/03(火) 10:52:41 ID:148ede87c 返信

        ありがとうございます!
        早速かごに入れておいたので後で何かと一緒にポチります。
        Shiroさんはブリーディングも自分でされるんですね。
        来るディスクロード時代に備えて準備は万端ですね!
        私は一昨年からディスクロードに乗っているんですが、
        油圧ブレーキはハードルが高く感じるので未だにショップ任せです。
        (;´∀`)

        • 名前:Shiro 投稿日:2020/03/03(火) 19:13:08 ID:922bc1dea 返信

          バークランプ、自転車に限らずいろんな作業で使えますので便利ですよ~

          ブリーディングはミニベロが油圧ディスクなのでやむを得ずやりましたが、正直言って、二度とやりたくないです(笑)
          「油を注いでこぼしながら蓋をする」という原始的な作業でしたが、家の中がドロドロで怒られました。

          でも、ショップでやっていただける前提ですが、自分のロードにもほしいなぁ、と思うことはちょいちょいあります。

          なんせ、ヒルクライムの後にはダウンヒルが待っていますから・・・。

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