ついに,Nikkor Clubに入信してしまいました。
カメラメーカーには,たいてい,その信者達を集めた「会」が存在します。たとえば,キャノンであればCanon Photo Circle,PENTAXであればPentax Family,CONTAXにはContax Clubがあります。
そして,僕はとうとう,全国のNikon信者がうずまくNikkor Clubに入信したのでした。
Nikkor Clubに入信(正しくは「入会」ですけど…)したのは,Nikonユーザーの写真が多数掲載されている会報誌を見たい,というのが第一理由です。まぁ,2番目にはカメラの修理費用が20%OFFになる,「修理割引券」が付いてくるというのもあります。
さて,「さぁ,入信するぞ!」と思い立ったので,早速,Nikonのサイト上で入信手続きをすることに。
ところが,驚いたことにネットからの入信はできないことが分かりました。サイト上にあった「お申し込み方法」によると,まず,クラブ事務局に対して入会案内を手紙で請求します。すると,案内が来るので,それに必要事項を記入した上で郵便局から送金する。
という,誘拐犯との現金引き渡しのような,ややこしい手続きが必要なことが分かりました。
すぐ横で,生協の注文をネットでやっている奥さまを尻目に,かなりめげてしまったのですが,このくらいで僕の熱い信仰心は抑えられないので,複雑なシーケンスを経て入会金を無事,犯人,いや,Nikkor Clubに送り届け,このたび,めでたく入会することができました。
さて,早速送られてきた会報誌を見ると,,,やっぱり,「Nikonを使っている人たちの写真なんだなぁ」という感じがひしひしと伝わってきます。全般的に,まじめな,落ち着いた,地味目の写真が多いです。
以前,実家で父親が入信しているCONTAX CLUBの会報誌,年鑑を見たことがあり,そのときは,あまりの美しさに愕然とした記憶があります。淡い,美しいPlannerのボケ味を生かしたポートレートや,Distagonのシャープな風景写真など,どれを見ても,市販のフォトコンテスト雑誌では見られないハイレベルな写真(当然,素人のはずなのですが…)に驚かされました。
正直に言って,Zeissのレンズと,Nikonレンズ,Canonレンズの違いは僕には分かりません。並べてみて「ほら,違うだろ?」と言われれば気が付くのかもしれませんが,実際にはとても微妙な差だと思います。
でも,レンズとしての差は微妙であっても,そのレンズやカメラに愛情を持って集まってくる信者の方々は,その微妙な差を活かして,増幅して,そのブランドの世界を築き上げているような気がします。
僕はどちらかというと,NikonよりはCanon。CanonよりはZeissのレンズの描写が好きです。いや,正確にはそのレンズを愛する信者の方々が撮った写真の方が好きです。
とはいえ,僕はすでにNikkor信者になってしまったので,これからは脇目をふりつつ,Nikkorの良さを活かして,末永~く使いこなしていきたいなぁ,と思う次第です。
ご静聴ありがとうございました。
(でも,やっぱり,Nikkorで子どもスナップって,いまいち合わない気がするなぁ…)