すごいの、来たよ!(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
11月に始めた自転車通勤。
といっても、家から最寄り駅までのたった2kmなので、「ジテツウ」というにはほど遠いのですが、それでも毎朝、毎晩、楽しくLGS SIX号に乗っています。
しかし、まもなく、ここ福島は雪に深く閉ざされ、春が来るまで自転車に乗ることはできなくなってしまいます(←多少、誇張あり)
そこで、どんな雪でも氷でも楽しく走れる、秘密兵器の登場です!(^^)
ようするにこんなお話
- 雪が積もるとジテツウができない
- LGS SIX号用の冬タイヤを探す
- ライトなスパイクタイヤに決定!
- 低圧ではスパイク、高圧では普通のタイヤになる(はず)
豪雪地帯(ではないけど)における冬のジテツウ対策
福島の会津地方は猛烈に雪が降りますが、単身赴任先は福島市内なので、そんなに猛烈に雪が降るわけではありません。
それでも一冬に数回はドカ雪が降り、しばらくの間道路に雪が残る状態になります。
駅から最寄り駅まではたった2kmしかないのですが、巨大な荷物(とカゴ)を装着したLGS SIX号で転倒すると、かなりのダメージを負いそうなので、なんとか対策したいところです。
11月ごろから悩み続けていたのですが、主な対策案は以下の4つ。
- ただ慎重に走る
- 雪用タイヤ(IRC社「ささら」など)に換装する
- 軽いスパイクタイヤ(シュワルベ社「マラソンウィンタースパイク」)に換装する
- ごついスパイクタイヤ(シュワルベ社「アイススパイカープロ」)に換装する
もたもたしていると豪雪が始まるので、上記4案について、費用・効果などを比較してみました。
対策案 | アイテム | 費用 | 凍結道 | 積雪道 | ドライ路面 |
---|---|---|---|---|---|
【案1】 慎重に走る |
何も買わない | 0円 | たぶん転ぶ | たぶん転ぶ | 快適 |
【案2】 冬用タイヤ |
IRC ささら |
5500円 (2本) |
効果無さそう | そこそこ大丈夫そう | 快適 |
【案3】 軽スパイクタイヤ |
シュワルベ マラソンウィンタースパイク |
5000円 (1本) |
スパイクが活きる | そこそこ大丈夫そう | エアを高めに入れれば快適 |
【案4】 重スパイクタイヤ |
シュワルベ アイススパイカープロ |
8500円 (1本) |
スパイクが活きる | ブロックパターンが強そう | スパイクが取れるかも |
当初は、IRCの「ささら」という冬用タイヤを考えました。
普通のタイヤより滑りにくいコンパウンドとブロックパターンことなのですが、凍った道での効果は薄そうなので、あきらめました。
いっそ、超ごっついタイヤということで、シュワルベの「アイススパイカープロ」というものすごくごついスパイクタイヤも候補になったのですが、あまりにごっつ過ぎて、雪が降っていない時には走れそうにないので、こちらも断念。
結局、両者の中間くらい(?)のシュワルベの「マラソンウィンタースパイク」というスパイクタイヤにしてみました。
Shiro家初のスパイクタイヤ登場!
マラソンウィンタースパイクには、20インチ、26インチ、29インチ、700cなど様々なサイズがあります(シュワルベ社)
LGS SIX号は26インチですが、このサイズだと、幅1.75インチと2.0インチの2種類がラインナップされているようです。
LGS SIX号は2012年のフロント大破事件で、フロントだけ1.25インチの細いタイヤですが、もともと前後とも1.9インチ幅のタイヤが標準(完成車)ですから、「まぁ、2.0インチでも履けるべ」と考え、2.0インチ(26×2.0インチ、ETRTO:50-559)にしてみました。
左が元タイヤ(1.25インチ)、右がマラソンウィンタースパイクの2.0インチ。すごい差だ・・・。
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「マラソンウィンタースパイク」の主なスペックは以下の通りです。
項目 | スペック | 備考 |
---|---|---|
商品名 | シュワルベ 「マラソンウィンタースパイク」 |
|
サイズ | 26×2.0インチ (ETRTO50-559) |
|
スパイク | 200個、タングステン鋼 | |
適正圧力 | 2.5~5.0 Bar | 低圧ではスパイクが全部効き、 高圧ではスパイクが効かなくなります |
重量 | 1150g | 1本あたりです!(驚) |
このタイヤの特徴はもちろん「スパイク」ですが、写真を見ると分かる通り、トレッド綿のセンターにはスパイクは無く、センターから左右にずれた位置に配置されています。
センター部分にはスパイクが無いため、高圧にするとスパイク無しの走りになるようです。
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この配置により、低圧(最低2.5bar)時にはフルにスパイクが効き、高圧(最高5bar)時にはスパイクが効かなくなるため、雪道でない場合にも(ある程度)快適に走ることができるそうです。
上に書いた通り、ひと冬に数回はドカ雪が降りますが、それ以外の日は基本ドライな路面ですから、普段は高圧にしておいて、雪が降ったら圧を抜けばスパイクタイヤになる、というのは、まるでLGS SIX号でのジテツウのために開発されたのでは?という都合よさです。
LGS SIX号への装着はビードもきつくなく、前後とも交換するのに30分もかからない簡単さでした。
スパイクは鋭く角張っているので、作業は軍手が必須です。
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せっかくなので、チューブとリムテープも用意しました(9年にして初交換・・・)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
例の、タイヤ交換5時間事件がウソのような簡単さです(笑)
標準(1.75インチ)より若干大きいことで、フレームのクリアランス等も気になりましたが、全く問題ありませんでした(^^)
太くなりましたが、無事に収まりました(^^)
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リアもOK。
キャリアを付け、かごを載せ、スパイクタイヤ。別バイクである・・・。
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さっそくドカ雪!(^^)
マラソンウィンタースパイクを装着した翌日、さっそく、ドカ雪になりました!!(^^)
まるで、マラソンウィンタースパイクのために降ってくれたかのような、タイミングのよさです。
しかし・・・、いくらなんでもガンガン雪が降りすぎ、路面はまだしも、カラダが雪まみれになってしまい、とても自転車通勤できる状況じゃありません・・・(>_<)
積雪は嬉しいんだけど、降りすぎ! 前が見えん!
SHART Aquos mini
やむなく、実家のクルマで送ってもらうことになり、スパイクタイヤデビューは年明けまで見送られることになってしまいました。
つづく(^^)
(おまけ)
悔しいので、家の周りだけちょっと走った感じでは、なかなかいいグリップでした。
来週からのジテツウ再開で期待が高まります(^^)
ポンチョも買おうかな?
ご無沙汰です!以前26インチMTBにアイススパイカープロを履かせて通勤に使っていました。凍結路面最強のタイヤです。なんせスタッドレスの四輪よりもブレーキが効きます。なのでへたすりゃ追突されます(>_<) 早朝に圧雪凍結路面を走ってるとその無敵感にテンションアップ。弱点は重い走らない舗装路では最悪です。油断してるとママチャリ高校生に抜かれます。マラソンウィンタースパイクはベストな選択のような気がします。