夜間安全のため、バスケットの後ろに反射材も付けておきました(^^) テールライトも用意しようかな・・・?
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
先週から始まった、LGS SIX号の通勤自転車化計画。
普通のなんちゃってMTBであるLGS SIX号を過酷な通勤に耐えられるように改造していきますが、その基本方針は以下の2点です。
- 大きな荷物(通勤鞄)を安全に運べる
- 駅前駐輪場でも盗まれにくい
- 真っ暗な田舎の夜道も安全に走れる
この方針に則って大改造を進めていきますが、まずは、リアキャリア・バスケットの装着からスタートです。
悩んだ割には、意外なほど簡単で拍子抜けしてしまいましたが・・・(^^)
今回はこんな記事です
- ルイガノ純正のリアキャリア(SEPARATE REAR CARRIER)を装着
- その上に、OGKの巨大バスケット(RB-037B2)を装着
- ほぼノートラブルで装着完了!
リアキャリアの選定・取付
ロードバイクの場合、リアキャリアのような装備を固定するためのフレーム側のねじ穴(通称、「ダボ穴」)が無いため、シートポストに固定したり、ダボ穴を増設するためのアダプタをクイックリリース(QR)に噛ませたりと、結構苦労します。
一方、LGS SIX号にはリアエンドとシートステイの両方にダボ穴が用意されているため、何の苦労もなく、リアキャリアを取り付けることができます。
ダボ穴には親切にボルトまで付いています(^^)
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
たまに、LGS SIXにチャイルドシートを装着している猛者(?)を見かけることもありますが、そこまでの容量・強度を求めているわけではないので、安物・華奢なもので十分です。
しかし、「リアエンド・シートステイ共にダボ穴固定」なリアキャリアは意外と選択肢が少ないことが判明(シートステイ側が「シートピン固定」となっている製品が多い)。
(こちらのサイトが分かりやすいかもです)
先は長いので、ここでうだうだ悩むより、ルイガノ純正のリアキャリア(「SEPARATE REAR CARRIER」)を購入してしまいました。あるなら最初からそうすれば・・・(笑)
こんなパッケージです。ちなみに、耐荷重は15kgと書いてあります。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
SEPARATE…の耐荷重は10kgと少し心許ないところもありますが、日々の通勤カバンはだいたい10kg前後なので、まぁ、ギリギリ大丈夫でしょう。
だけど天板(?)には耐荷重10kgとの表記が・・・?
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
取り付け可能なバイクについては、一応、販売元のアキコーポレーションによればLGS SIX号は「対応」になっています。
SEPARATE…は、名前の通り(それが売りなのかは不明)、複数のパーツに分かれて構成されていて、以下のどちらも調整可能となっています。
- リアエンドのダボに接続する足の長さ
- シートステイのダボに接続する足(手?)の長さ
こんな風につけます。
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足の長さを調節して水平を出します・・・が。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
この2つの調整機能により、「たいていのバイクには取り付けられますよ♪」というおおらかな製品です。
で、実際に取り付けてみた時の様子はこんな感じです。
説明書(←超いい加減)通りに作ってみると、かなり前傾姿勢。空力はいいか?
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二つの足の長さを調節することで、いろんなバイクに対応できるはずなのですが、LGS SIX号(フレームサイズ470mm)の場合、普通に着けると水平にならず、かなり前に傾いてしまいました。
そこで、以下の小細工をしてみました。
- 後ろ足(リアエンド用)の長さ固定用のねじを捨てる(数mmでも短くする)
- 前足(シートステイ用)の末端にあるゴムキャップを捨てる(数mmでも長くする)
この涙ぐましい努力によって、なんとか、ギリギリ許せる範囲で水平に近くなりました。
小手先の工夫で、なんとか水平に近くなりました(^^)
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
こうまでするのなら、別に、ルイガノ純正ではなくて、ミノウラあたりのごく普通のキャリアでも良かったかもですが、とりあえずリアキャリア取り付け完了です!(^^;
OGKの巨大バスケットの取り付け
リアキャリアが付いたら、いよいよ、今回の大改造工事の本丸、リアバスケットの装着です。
自転車用のリアバスケットの種類はほとんど無限にありますが、ビジネス用のバッグが収まるサイズとなると、意外と数少なかったりします。
おいらの通勤バッグは横幅が42cmほど(ACEのフレックスライト)あり、一般的なリアバスケットだと35~40cmほどなので、ギリギリ入りません。
一方、40cmを超える巨大なバスケットを装着してしまうと、通勤以外でLGS SIX号に乗りたいときには、とても邪魔になってしまいそうです。
そこで、いろいろ探してみた結果、OGK社の「着脱籐風スライドうしろバスケット」(RB-037B2)という商品がおいらのニーズに合っていそうなことが分かりました。
- サイズがちょうどいい:RB-037B2は全長が伸縮しますが、伸びた状態で42cmになるのでおいらの通勤カバンとジャストサイズになります
- ワンタッチで着脱可能:着脱用の「ベース(台座)」の上に装着する形になっていて、ワンタッチでベースとから取り外すことができます
- 見た目が相当にダサい:どう見ても「買い物かご」なデザインなので、装着するとどんな自転車も超ダサくなる
左がカゴ本体、右が取り付け台座です。
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項目 | スペック | 備考 |
---|---|---|
商品名 | 着脱籐風スライドうしろバスケット | 台座と着脱できる、長さが伸縮するのが特徴 |
メーカー | OGK | |
型番 | RB-037B2 | |
サイズ(縮めたとき、cm) | 幅27×高さ27×長さ35 | |
サイズ(伸ばしたとき、cm) | 幅27×高さ27×長さ42 | 長さ42cmは、おいらの鞄とジャストサイズ! |
材質 | プラスチック | 普通の買い物カゴです |
重量 | 2.1kg | 台座込み |
サイズもちょうどいいですし、なにより、着脱可能なのが素晴らしいです。
着脱用の台座の分だけ重量は増えますが、そもそも、ダイエットを兼ねての通勤自転車化ですから、重ければ重いほどいいということで、この点でも高く評価できます(^^)
また、3点目の「見た目が超ダサくなる」というのは、通常であれば欠点かと思いますが、通勤自転車にとって「盗む気が失せるほどダサい見た目」というのは利点になるかと思います(笑)
RB-037B2の取り付けは超簡単で、台座をキャリアの上に乗せ、ベースと固定用の金具をボルトで繋いで挟むだけです。
キャリアによってはボルトがうまく通らない可能性もないではないですが、金具のネジ穴数はかなりあるので、相当に対応幅はあると思います。
字で書くとわかりにくいですが、写真だとこの通り、よくある固定方法ですね。
鉄板を挟み、ものすごい数のボルトで固定です。重量増加万歳(^^)
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バスケットをベースに載せるのも簡単で、溝に合わせて載せたらロックハンドルを押すだけです。
また、バスケット自体は前述の通り、長短2種類の長さで固定することができます。
バスケットを短くした状態(35cm)。カバンは入らないです。
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長くした状態(42cm)。通勤カバンがぴったり収納できます!
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ただ難点もありました。
リアキャリアの形状・取り付け位置にもよると思うのですが、おいらの場合、バスケットの前面がサドルと干渉してしまうことが判明しました。
リアキャリア・バスケットはこれ以上後方に設置することができないため、やむなく、サドルを高くすることでギリギリ回避しました。
サドルを少し高くして、なんとか回避(まだめり込んでるけど許す)
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
もともと低めだったのですが、この改造により、とてつもな攻撃的な(?)サドルセッティングになりました。
ものすごく攻撃的なサドルセッティングです(笑) ロングライドは不可ですな・・・
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キャリア・バスケットのまとめ
キャリアだけならまだしも、バスケットまで装着したLGS SIX号は、登場当初の「女子ウケする街乗りクロスバイク」というコンセプト(?)から大きく逸脱し、「巨大荷物を運べるおっさん自転車」になってしまいました(笑)
しかし、バスケットを外せば、華奢なキャリアだけになりますので、なんとか、ギリギリクロスバイク風です。
バスケットを外せば、爽やかな(?)クロスバイクです。
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また、本来のRB-037B2の使い方としては、自転車から外してスーパーでの買い物で使い、そのまま自転車に装着して持ち帰るという使い方を想定しているようです。
おいらのように通勤カバンを入れる人は少ないとは思いますが、そういう、「お買い物用自転車」としても活躍できそうです(^^)
次回の、LGS SIX号通勤自転車化シリーズは、激増したバイク重量を支える、ダブルセンタースタンドの取付工事を紹介する予定です。
つづく・・・。
次回の主役。なぜか、セクシーに見える・・・?
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
こんばんは。
トップチューブとシートステーが一直線になってるこのフレームだと、前足のステーが届きにくいですね。
grungeのキャリアダボ付シートクランプを使うと、もう少し前足ステーに余裕が出てキャリアが水平になるのでは?
冬は雪上仕様のピンスパイクタイヤを装着するのでしょうか。
先行きが楽しみです。(ブログネタ的な意味で)