いよいよ、スパイクタイヤの本領発揮! 楽しい~(^^)
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
昨年末に勢い込んで装着したものの、年が明けたら暖かい日が続いたせいで全く出番のなかったスパイクタイヤ、シュワルベ『マラソン・ウィンター・スパイク』。
スパイクピン、大きいブロックパターン、激重い(1kg)、極太(2インチ)の4重苦によって、苦行のような走り(負荷装置?)となっていましたが、いよいよ本領を発揮する時が来ました!
1月22日から降り始めた雪は、福島中通り地域でも30cm近くも降り積もってくれました。
いよいよ、楽しい、折衷雪中ライドです(^^)
予想以上に楽しい雪中ライド!(^^)
22日は首都圏も久しぶりのドカ雪だったようですが、こちら福島では少ないところで10cmくらい、多いところで30cmくらいの積雪でした。
雪が降り始めた福島駅。もっと降って~(^^)
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ただ、翌日は一気に暖かくなったせいで大部分の雪は融けてしまいました。
しかし、その翌日からかなり冷え込んだおかげで、朝の路面は見事なアイスバーンとなり、ここ数日で様々な路面状況に遭遇することができました。
ここの場面だと、道の左側はとても走りやすく、逆に右側はとても走りにくいです。
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LGS SIX号の通勤路だと、だいたい、以下の5種類の路面状況に分けられます。
- ほぼ新雪の場所(だいたい15cm)
- クルマによって踏み固められている場所
- 踏み固められすぎてアイスバーンになっている場所
- 融けかけている場所
- ドライ路面
それぞれ、得手不得手はあるのですが、総じて雪中ライドは楽しいです(^^)
以下、それぞれの路面ごとの状況を紹介します。
【1】新雪の場所→マズマズ
新雪の場合、10cmくらいまでなら問題なく走れます。
このくらいだと、かなり走りやすいです。
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深すぎると漕ぎが重くなりすぎます。
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それを超えるような深さになると、ペダルも雪に埋もれるので漕ぐこと自体が大変ですし、立ち止まると着地した足が悲しいことになります。
遊びで走るならいいのですが、通勤だと、新雪は10cmくらまでかな?という感じです。
また、リムに雪が付くと、Vブレーキは効きがすごく悪くなるので要注意です。
Vブレーキが効きにくなるのが難点。ディスク化したいな・・・。
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【2】車で踏み固められた場所→最高です(^^)
クルマによって固く踏み固められた雪の上を走るのは、非常に快適です。
ドライ路面で感じていた、スパイク&ブロックパターンによる走りの重さは一掃され、非常に快適に軽く進みますし、かなり強くブレーキングしても滑ることはありません。
クルマに踏み固められてカチカチの路面。最高に走りやすいです(^^)
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【3】アイスバーン状の路面→問題ないけど怖い(^^;
スパイクピンがガッチリ効くので、アイスバーンでも滑ることは全くありませんでした。
少し心配だったのでエアを低めにしたため、4列すべてのスパイクピンが効くようになり、フルブレーキでもほとんど滑りません。
カッチカチのアイスバーン。全く滑らないです。
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ただ、ツルツル路面を見るとどうしても怖くて、オドオドしながらの走りになってしまい、精神衛生上はあまりよくありません。慣れの問題だとは思うのですが・・・。
また、自転車から降りたとたんに靴が滑ってしまい、「自転車に乗っているほうが安全」という不思議な状態になります(^^;
近づくとこんな路面ですが、どんとこいです(でも、なんか怖い)
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【4】融けかけた雪→最悪です
大雪が降った翌日に天気が良かったりすると、5cmくらいの厚みがありながら、フニャフニャに柔らかい雪の路面(固いシャーベット状、とでも言うのかな)になります。
この上を走るのは、かなり面倒です。
この状態です。踏むと崩れるので、その都度、ハンドルを取られて大変です。
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クルマと違ってタイヤは細い(極太といっても2インチです)ので、前輪が雪に乗ったとたん、グシャッと崩れてしまいます。
その都度、左右に激しくハンドルを取られるので、まっすぐ走るのがかなり大変で、なんども足をつくことになりました。
もっと融けていればいいのですが、融けかけている雪が一番走りにくいことがわかりました。
ここまで融けて、積雪も薄くなっていると平気です。
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【5】ドライ路面→とにかく重い!!
これは予想外でした。
シュワルベ社のHPでは、「トレッドのセンターにはスパイクがないので、高圧にすればドライ路面も快適です♪」といったことが書かれていたのですが、だまされました。
高圧といってもMTB用タイヤですから、最高でも5.0気圧までしか入りません。
(ロードに比べて)こんなに低い圧で、タイヤがほとんど変形しないなんてことはなく、ちゃんと(?)センター脇のスパイクピンが路面にあたり、ガリガリ鳴り続けます。
LGS SIX号にパワーメーターは付けていませんが、感覚的には1.5倍くらい漕ぎが重たくなった感じで、多数のママチャリ(高校生ですが)に追い抜かれてしまう体たらくぶりでした。
やっぱり、スパイクは雪上を走ってなんぼですね(^^)
まとめ
スパイクタイヤを付けたとたんに晴れの日が続き、ションボリしていたのですが、1月後半から遅れを取り戻す(?)かのように、ガンガン雪が降ってくれています。
全国的に強力な寒波が到来しているようで、まだまだ大雪が期待できます。
大人になってから、雪が降ると通勤が大変で憂鬱でしたが、雪上走行の楽しさを知ってからは、毎日の通勤が楽しくてしょうがないです。
ご近所さんからは怪しまれていますが・・・(^^;
仕事で出歩くのは、結構大変なんですけどね・・・。
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ただ、いろいろ注意も必要です。
- スパイクを過信しない(限界はあり、いつかはすべる)
- 自分以外の乗り物に気を付ける(他者が滑ってくる可能性がある)
- 吹雪は視界が悪いので気を付ける(つば付き帽子がおススメ)
- 自転車を降りた後に転びやすい
- サドルやハンドルなど、バイクに積もった雪の排除が大変
- ポンチョを着ると楽です
フル装備のウェア(つば付き帽子、冬グローブ、ポンチョ、スノーブーツ)で走ると本当に楽しいのですが、逆に、ちゃんとしていないと寒かったり、視界が悪かったり、いくらグリップが良くても他の原因で大変そう。
タイヤだけじゃなく、装備万端で臨みましょう。
さ、明日も朝から楽しいライドだ!(^^)
タイヤだけじゃなく、前後ライトなど、装備を完璧にね!(しかし、ものすごい明るさ・・・)
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LGS SIX号以外、全部倒れている。勘弁してくり~
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屋根なし駐輪場なので、ここから乗れるようにするまでが一苦労。
タオルが必須です(^^)
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私の周りには、降りた時にサドルにコンビニ袋を被せておいて、乗る時には外したコンビニ袋に荷物を入れてカゴに入れて帰るか、逆に濡れたサドルにコンビニ袋を被せて乗る人もいますね
私は天気が悪い時は乗りませんが…