雨でバスを待つ間,駅の書店で自転車雑誌でも読もうかと思ったのですが,『Cycle Sports』誌がなかなか見つかりません。
すでに『Funride』が休刊となっているのは知ってましたが,『Cycle Sports』まで・・・。
と思ったら,予想を裏切る表紙で並んでいました!(^^)
どうした,Cycle Sports!
今までの自転車雑誌といえば,今中大介氏や竹谷賢治氏などのオッサン(親しみをこめて,ね)や編集部のオッサンが飾ることが多かった気がします。
もちろん,素敵なオネエサンが登場することも多いのですが,それでも,基本的には「自転車に乗るスタイル」で登場していました。
が,いきなりの水着オネエサン。
自動二輪系の雑誌ではよく見かけるパターンなので,いつものように「バイク違い」で書棚を間違えたのかと思いましたが,そうではなくて,本当に『Cycle Sports』誌の10月号でした。
ちょっと周囲の目線を気にしつつ手にした誌面は,「最新機材」「ツール・ド・フランス」と,それらを合体させた「ツールドフランスで使われた最新機材」など,いつもと変わらないコンテンツ。
しかし,趣がだいぶ異なるのが「世界一優しい」と銘打ったパンク修理講座。
中身は普通のパンク修理テクニックですが,全編にわたって,表紙の水着オネエサンがバイクにまたがったり,ホイールを外したり,ポンピングしたりしています。
まぁ,悪くは無いんですが,電車内や家庭内ではちと読みづらいですよね(じゃ,どこで読むねん?風呂?)
大丈夫かなぁ,Cycle Sports・・・?
ネット上でも賛否両論となっている,『Cycle Sports 10月号』。
- オッサン層のハートを確実に掴む!
- せっかく増えてきた女性ライダー層が遠のく!
- 逆に,水着女性でもパンク修理できる,と敷居が下がる! などなど・・・
でも,個人的には,まず買わないなぁ・・・。
水着オネエサンを見たいならカメラ雑誌の方がよっぽど多いですし(笑),かえって,恥ずかしくて買いにくくなるオッサンやオニイサンも多いのではないかと思います。
まぁ,表紙だけなら水着オネエサンだろうが,関取だろうが,誰を使ってもいいとは思うのですが,パンク修理を水着オネエサンがやっているのは,いくらなんでも読む気がうせてしまうなぁ。
そもそも,おいらの豊富な(笑)パンク経験によると,パンク修理とはそんなに甘いもんではないのです。
例えば,2008年の夏,土砂降りの「道志みち」でパンクしたときには,雨と路面オイルでぐちゃぐちゃになったタイヤを外すことができず,日没を目前にしつつも修理に1時間もかかってしまう事態になりました。
もちろん,修理をしている間はずっと土砂降りですから,おいらはずぶ濡れでした・・・(涙)
これが,真にパンクと戦った者の手である(笑)
RICOH GX100
いや待てよ?
土砂降りで,ずぶ濡れだからこそ,水着が最適なのかもしれない!(アホな・・・)
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冗談はさておき,いよいよ最終兵器を出してきた『Cycle Sports』誌。
来月号に付いてくる付録まで大きく宣伝するなど(今月号には付いていないのに),なんか先行きに不安があります。
めったに読まない自転車雑誌ですが,それでも,御三家の3冊(B誌,F誌とともに)は毎月出ていて欲しかったんだけどなぁ・・・。
ちと応援しつつも,やっぱり買わないでバスに乗って帰るおいらでした。
9月号では・・・?