ロードバイクと言えば、レース機材。
レース機材に乗るなら、ぴちぴちジャージにもっこりレーパンでインターバルトレーニング。
そういう、レース偏重の自転車業界に一石を投じ、「もっといろんな楽しみ方ができるんだよ!」「軽くするだけが自転車じゃないよ!」というようなことを訴える、素晴らしい良書。
ということらしいのですが、あんまり楽しくない本でしたなぁ・・・。
一理あるといえばあるんだけどねぇ・・・
随所の書評などで絶賛されているのですが、確かに、一理はあるかなぁという気はします。
最近ではほとんど読みませんが自転車雑誌の大部分は、ロードバイク&競技志向主眼に書かれていて、まぁ、ワンパターン感は強いものはあります。
新機材、ペダリング、パワートレーニング、ヒルクライム、まぁ、そんなところですよね。
夜な夜な、パンツ一丁でこれをやっている、というのも確かに異常ではありますけどね・・・(笑)
本書ではそういう、競技志向のロードバイクを批判しているのですが、その批判の仕方が、ちと極端なんです。
新しい機材は全くの無駄、バイクはキレイにする必要なんてない、プロと同じフォームはNG、ギアは8段でいい、グローブはいらない、などなど。
どれも一理あるような話ではあるのですが、その書き方が、「みんな、自転車業界に騙されているんだゼ。俺は知ってるけどネ」というところが、ちょっと、というかだいぶイヤな感じ。
ロードバイクなんだからレース機材は当たり前です。
「レース機材だけど、こういう遊び方もあるんだよ。試してみてね!」だったらいいのですが、全否定されると、どうも素直には受け入れにくい気が・・・。
筆者全否定のロードバイクですが、手軽に冒険できる、素晴らしい乗り物だと思うんだけどなぁ・・・。
写真は去年の裏ヤビツ。今週末行ってこようかな?(^^)
SONY α7II + Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA
ただ、Amazonの書評では非常に高評価だったりするので、逆の見方をすれば、それだけ現状のレース機材一辺倒の業界に不満を持つ人が多いことの表れかもしれないですね。
でもでも、そもそもがレース機材なんだから、「より速く、より遠くへ」という使い方が標準であり、「ロードバイク買って速く走りたい」という人をアホ呼ばわりすることはないと思うんだけどなぁ。
ロードバイク以外にいろんなバイクだってあるんだしねぇ・・・。
結局、半分くらいまで読んでおしまい。即時BookOff送りです。む、無念。
おしまい(^^;
(参考)読み始めたときの感想(2018年9月17日)
スポーツバイクと言えば、ロードバイク。
ロードバイクと言えば、レース。
レースと言えば、ぴちぴちジャージにもっこりレーパン。
・・・という、レース偏重の自転車業界に一石を投じる良書・・・らしい。
随所で絶賛されている本書ですが、半分くらい読んでみて、今のところ、あんまり面白くないカモです(--;)
というか、積極的につまんないです。
「高いバイクに、格好いいウェア、そんなのはみんなメーカーや雑誌に騙されているんだゼ!」というスタンスで書かれているのですが、どうなんもんでしょうねぇ。
そんな得意げに言われなくても、みんな自分がフルームやトーマス、サガンじゃないことくらい分かっていますし(笑)、でも、憧れるのもしょうがないでしょう。
CPF2016での有名選手(笑) 遅いし転ぶけど、気分はTDFなんです。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
で、幸いにも、世界最高レベルの選手たちと同じ機材、同じ格好ができるのも、ロードバイクの楽しみの一つではないかと(F1じゃ、簡単には真似できないですよね)
確かに、ロングライドやご近所散歩、いろんな走り方、自転車ライフがありますから、レース一辺倒に偏重というのはどうかと思いますが、レース全面否定もそれまた偏向のような気もするんだけどなぁ・・・。
残り半分。
最後まで読み続けられるか、忍耐力が試されています。
ロードバイクをレース機材と考えた場合、チンガードが無いSG規格にも満たないヘルメット、なんのガードもなく落車すれば破れるだけのウェア、これで安全を担保してるように見せかけている(=恐ろしく不安全なことを隠している)自転車業界に一石は投じているのかも?w
モーターサイクル乗りでもある私からすると細く高圧なタイヤでサスペンション機構もなく制動力の低いリムブレーキで、貧弱なヘルメットとウェアで高速ダウンヒルをする(一部の)ロードバイク乗りの方の無謀さは今は絶滅した昔の峠の走り屋と同じ道をたどっているように見えます。
まわりのロードバイク乗りでも競技志向が高いほど落車でのダメージが大きく社会復帰に時間がかかっていますし、かつてのモーターサイクル走り屋のようにロードバイク乗りも過渡期にきているのかもしれません。