新たに登場した「分析」ボタンがグラフ描画への入口デス。
ちょっと告知が遅れましたが、「ヒルクライム計算機」少しだけ機能追加してみました。
必要な平均パワーを表示させた後、そのパワーの内訳をグラフで見ることができるようになりました。
グラフ画面では、タイムや体重、標高差をスライダーで動かして、その際のパワーの変化も楽しむ(?)ことができます。
たまたま、Androidでのグラフ表示とスライダーの使い方を覚えたので、楽しくて使ってみただけなのですが(^^;
パワーの内訳表示
もともと、ヒルクライム計算機では、速度や勾配、体重などから自転車走行を邪魔する、3つの抵抗力を求め、それをパワーに換算しています。
その3つの抵抗力とは、以下の通り。
- 重力抵抗
- 我らヒルクライム好きにとっての一番のお友達(敵?)
重力に逆らって坂を上る際の抵抗で、勾配や体重で決まってきます。 - 空気抵抗
- 速度や姿勢によって決まる抵抗です。
ヒルクライムは速度が低いので、小さめです。 - 転がり抵抗
- タイヤの変形などによって生じる抵抗です。
ロードバイクのタイヤは低抵抗ですが、それでも、平地走行では重力抵抗が小さいので相対的に大きくなってきます。
ヒルクライムの場合、感覚的に、重力抵抗>>空気抵抗>転がり抵抗、といった大小関係にありそうです。
で、実際にこの3つの抵抗(≒パワー)がどの程度の割合なのかを、円グラフで確認できるようになりました。
左はゴールタイム固定、右はパワー固定での、パワー成分グラフ。
- ゴールタイム固定での分析 (左グラフ)
-
タイムの横にある「分析」ボタンで表示されます。
ゴールタイムを固定したまま、体重や車重・パワー・転がり抵抗を変化させた時、パワーの各成分がどう変わるかがわかります。
- パワー固定での分析 (→グラフ)
-
平均パワーの横にある「分析」ボタンで表示されます。
パワーを固定(=成長しない)したまま、体重や転がり抵抗などから、パワーの各成分がどう変わるかが分かります。
文字で書くとわけわかんないですが、たいした機能ではないので、実際に表示してスライダをいじってみてください。リアルタイムにグラフが動いて単純に楽しいです(^^)
ためしに、勾配がキツいヒルクライム(例:暗峠、平均勾配16.6%)とユルいコース(例:風張峠、1.6%)を比較してみます。
左が暗峠、右が風張峠を想定したパワー分析。
暗峠(左)では、ほとんど全部が重力抵抗に費やされ(!)、空気抵抗や転がり抵抗はほとんどゼロであることが分かります。エアロバイクや高級タイヤの出番はないですね(^^;
風張峠(右)では、平均速度がかなり高くなるので空気抵抗と重力抵抗が拮抗している様子が分かり、エアロバイクやエアロポジションも大事になりそうです。
まぁどちらも当たり前ではあるけど、改めて数字で確認することができる楽しい機能です(^^)
まとめ
とりあえず、この2つのグラフ画面を付けたのが、今回のバージョンアップのメインです。
そのほか、こまごま修正をしていますが、ばれないようにこっそりやっております(^^;
これでほぼ完成か?と思っていますが、また何か気が付いたら修正して紹介していきましょう。
巣ごもりばかりで乗ってないのが最大の課題ですので、そろそろ、ちゃんと走りたいな・・・(^^;
久しぶりに新しいジャージも買ってみましたし(長袖だけど・・・)
しっかりと自動更新されております、ハイ。