キャ~! あの,DerailleurHanger.comから小包よ!!
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
世の中には,2つのディレイラハンガーがある。
曲がっているディレイラハンガーと,まっすぐなディレイラハンガーだ。
曲がっている奴は何の役にも立たないが,まっすぐな奴はロードバイクの全てを司る重要なパーツ。
そして,「まっすぐな奴」がアメリカから届きました。
キャ~,うれしい~!(飛び上がるほどではないですが・・・)
長いですが,要するにこんなお話です(^^)
- 転倒・作業などで,595号のディレイラハンガーが曲がっていた模様
- 容易に入手できないので,いよいよ,禁断のDerailleurHanger.comさんにお頼み
- 取り換えてみたら,純正と同様,快調です(^^)
- 純正より頑丈であってほしいのですが・・・
ん? なんか調子が悪いぞ・・・?
今年の5月,念願の「リア30T化」を成し遂げた595号。
先日のヤビツ峠TTで,男気ある超格好いいアイテムを見せつけられてしまいました。
それによって,おいらのヒルクライム魂がメラメラと燃え上がり,さらに男気のある,秘密兵器を導入することを決意するにいたりました。
その,男気あふれるアイテムとはいったい・・・?
しかし,その直後から,どうもリア変速がパリッとしません。
ディレイラ・スプロケを交換したのですから,当然,SISのインデックス調整をし直したのですが,なかなかうまくいきません。
例えば,2速はうまく入るけど,7速は音鳴りがしたり,9速は8速と行ったり来たりになるなど,どんなに調整を重ねても,全速でスパッと変速することができませんでした。
富士ヒルやヤビツでは,ロー側(1~6くらい)が使えれば十分なので,そのように調整していましたが,7月以降,平地主体の走りをするようになると,いよいよ気になって夜も眠れない状態になってきました。
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おいらの経験上,「どんなに調整を重ねても全速でちょうど良く変速できない」という症状は,以下の2つしか考えられません。
- スプロケットが「黄金スプロケット」になっている
- ディレイラハンガーが曲がっている
スプロケットはアルテの12-30Tに更新したばかりですから,いつの間にか「黄金スプロケット」に入れ替わっていることは考えにくいです(ミステリーです)。
となると,答えは,ディレイラハンガー。
さっそく,595号の真後ろからハンガー部分を確認してみると,わずかですが,ハンガーが内側(左側)に曲がっていることが確認できました。
真ん中右寄りの,少しテカっているのがディレイラハンガー。わずかですが,左に曲がっています・・・。
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またやっちまったか・・・。
ちなみに,「黄金スプロケットってなに?」という人は,こちらの記事を参照ください(^^)
Help me! DerailleurHanger.com!!
595号は購入時から数えると,7年間で計4個のディレイラハンガーを消費してきました。
- フレームセットに付属(1個)
- フレームセット購入時に予備購入(2個)
- 昨年の「RD大破事故時(文末参照)」に追加購入(1個)
曲げの症状が軽いヤツを叩いて直す手もあるのですが,万が一,走行中に折れると大変なことになるのは経験済みなので,やはり,ちゃんとした新品を使っておきたいところ。
ライトやサイコンと同様,年々,増えていくディレイラハンガー。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
しかし,最近では,595号の(というかLOOK全般)のディレイラハンガーは入手が困難になってきていて,店頭で見かけることはまずありません。
そこで,かねてより複数の方から推奨されている,サードパーティー製のディレイラハンガーとして有名なDerailleur Hanger.comというアメリカンな通販ショップを試してみることにしました。
DerailleurHanger.com。しかし,なんとも華がないサイトです(笑)
DerailleurHanger.comのサイトでは,メーカーやモデル名,穴の数などから探すことができます。
また,すべて写真付きなので,簡単に探すことができます。
595号の場合,596と共通の“Hanger 134”というタイプで,1個$32,2個だと10%オフで$57.6でした。
日本までの送料は$16でしたので,ハンガー2個の総額は$73.6(約8,100円)。
1個あたりに割り戻すと約4,050円。
安くは,,,ないですね(^^;
はぁ・・・,今月の支払いも高いわねぇ・・・。
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交換完了! 息を吹き返しました!(^^)
DerailleurHanger.comに発注してから,自宅に届くまで約2週間。
AmazonやWiggleに慣れてしまった身からすると,「注文間違えたか?」と心配になるくらい待たされましたが,無事に届きました。
LOOKの純正品と比べると,面取り加工などが微妙~に異なりますが,機能に影響を与えるような差異は見当たりませんでした。
左が純正,右がDerailleurHanger.com製。表面加工が微妙に異なりますが,サイズ・形状は同一です。
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左が交換前(純正),右が新品。交換前は見事(?)に曲がっていますねぇ・・・(涙)
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表面には,謎の「Pilo」という刻印が・・・。また,皿ネジ2個も付いてきます。
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また,どこの会社なのか分かりませんが,表面には「Pilo」という文字が刻まれていました。
「Shiro」だったら面白かったんだけどなぁ,残念(笑)
ディレイラハンガーの交換作業自体は簡単ですから,15分もあれば完了です。
強いて言えば,オーバートルクにならないように気を付けるくらいです(^^;
(本来の役目ですが)この部分がものすご~く弱いので,気を付けましょう。
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ディレイラハンガー交換後,SISのインデックス調整をやってみると,何の苦労もなく,一発で全速ともスムーズに変速できるようになりました!!
やっぱり,不調の原因はディレイラハンガーだったんだ~(^^)
あまりにうれしくて,すぐに外を走ってみましたが,結果は同じ。とてもスムーズ,ストレスフリーな変速です。
一時期は,「やっぱり,アルテじゃだめなのかなぁ」と疑いかけたこともありましたが,そんなことはありませんでした。
一応,DerailleurHanger.com(というかPilo社?)の予備は1個ありますし,その気になれば10個くらい大人買いもできそうですので,これからは,ディレイラハンガーを気にすることなく,ガンガンとコーナーを攻めていきましょう。
無理ですけど・・・(^^;
大事に走ります。
おしまい。
【長いオマケ】いったい,いつ曲げてしまったのか・・・?
前回,ディレイラハンガーを交換したのは,昨年の「衝撃のRD大破事件」の時です。
「プーリーを頼んだらシューが来た」という珍事も起きたりして,もはや,サグラダ・ファミリア(または横浜駅)のように,永遠に完成しないと思えた595号のリアディレイラ周り。
プーリーの到着を待っているとさらに遅くなるので,とりあえず,現行のプーリー(歯が1枚欠けている)を流用し,それ以外の部分を完成させることにしました。
最大の課題は,一度もやったことがない「B軸一式の交換」を無事にできるか,でした。
あんまり無事ではないですが,なんとか,無事に作業終了することができました(日本語変?)
それ以降で,ディレイラハンガーを曲げてしまうような事件は,,,なんとなく,思い当たるフシはあります。
一つは,昨年3月のサイクルチャレンジカップ藤沢(CCCF)での落車。
すでに速報で紹介した通り,3月6日(日)に開催されたチャレンジサイクルカップ藤沢(CCCF)を無事に完走してきました。
大会事務局のポカ(ゴール手前で,なぜかチップ回収!)で最終周回が無効になるというトラブルがありましたが,おいら個人にも色々あったようです。
レース結果のほうはまだ整理ができていないので,まずはCCCF2015(2016じゃないんです)での各種出来事を動画で紹介しましょう。
転倒方向は左側だったので,人間も車体もほぼ無傷ですぐに走り出せていましたが,ひょっとすると・・・?という気はします。
もう一つは,今回の30T化作業。
ディレイラを30T対応にするため,RD7900→RD6700Aに交換したのですが,RD6700Aをハンガーに取り付ける際,バカみたいに締め付けすぎていました。
しかも,アーレンキーを「時計方向に回す」ではなく,「やみくもに下向きに馬鹿力」という形で締めてしまっていました。
確たる証拠はありませんが,この2回の攻撃(?)によって,もともと脆弱な595号のハンガーは逝ってしまったのではないかと推測しています・・・。
重ね重ね,ハンガーは大事にしないといけないですなぁ・・・
むむむ、ワタシも何度調整しても変速が今ひとつ決まらないんですよね(- -;)
腕がないから限界なのかなぁと思ってましたが、明日念のためハンガー見てみます…