こちらは本家。きっちり、「ゼッタイ」と言い切ってます。
日々、新しい日本語の未来を切り開く、我らサラリーマンたち。
先日受信した、社内会議への出席可否確認メールの一文がすごかったです・・・。
奥ゆかしい、サラリーマン語の世界
会議の趣旨や開催時間、場所等がダラダラと書かれた長~いメールの末尾には、こんな一文が。
「お忙しいところ申し訳ありませんが、原則、必須参加でお願いいたします」 (太字は筆者による)
う~む、すごい。
原則&必須。
「ダメ。ゼッタイ。原則」みたいな感じでしょうか?
絶対に出席させたいんだけど、「絶対出ろよ」と書くと角が立ってしまう。
かといって、「出ても出なくてもいいよ」だと、そもそも誰も出たくない会議なので、全員欠席になってしまう。
そんなジレンマに陥った事務局が苦心の末に編み出した必殺技が、「原則、必須参加」という素晴らしいフレーズ。
この一文を読んで、「出なくてもいいのか、出なきゃいけないのか、どっちやねん?」と思うようでは、まだまだサラリーマン修業が足りない。
そもそも「会議出席確認」メールへの返事は「ハイ」か「イエス」しかないのである。
「絶対出ろよ」の5文字でいいのに、33文字も使う、心の余裕。
サラリーマンを20年もやっていると、自然と身に付く、謎のサラリーマン語。
入社3年もすれば、上司から「別に、君を責めているわけではないんだよ」と言われたら、「全部お前のせいだからな!」という意味であることは、直感的にわかるようになるでしょう。
「別に、君を責めているわけじゃないんだよ」の図。
さすがに分かるか・・・(笑)
「別に俺の意見はいいんだけど、みんなはどうだい?」は「黙って俺の言うことをきけ」の高度な婉曲表現。
GabaやBerlitzでは学ぶことができない(いや、内部では使っているのかも)、素晴らしき、日本のサラリーマン文化でございます。
奥が深いですなぁ、原則。
Shiroさん:
いやー、日本語って面倒くさいですねぇ。
昔からの習慣で、ストレートに言わない、回りくどい、含みを持たせる、言いたい事に気が付けよ、なんでしょう。
気が付いていないだけで自分でもそうしているのかもしれません、気を付けようっと。