スタート直前,待機する595号。自転車は万全だけど,運転手のテンションが緩みっぱなし。しっかりせい!(^^)
Sony DSC-TX10 + Carl Zeiss Vario-Tessar
富士ヒルクライム参戦記の2回目は,レース直前までを紹介します。
ある意味,本番レースより忙しく,不安がいっぱいな当日朝の諸手続き。
来年の自分のためにも,今年の様子を残しておきたいと思います。
なぜ大会当日の朝は忙しいのか?
富士ヒルクライムの大会当日朝はとても忙しいです。
なぜ忙しいのか,改めて,当日朝にやるべきことをリストアップしてみました。
- 起きる(笑)
- 着替え・食事
- 大会指定の駐車場に行く
- 自転車を組み立てる
- 大会会場に行く
- 下山用品を五合目荷物回収場所に出す
- アップする
- 最後の軽量化(笑)をする
- アップ用に着ていたウェアなどを大会本部に預ける
だいたい,これくらいのことを朝6時半くらいまでに完了させる必要があります。
2年前のFHCは勝手が分からず,本当にてんてこまいでしたが,今年はと~っても余裕で臨むことができましたので,その勝因(?)をメモっておきます。
自転車は預けませんでした
2年前の参加では自転車を前日に大会会場(体育館)に預けました。
家族連れでもあったので,当日朝に自転車を組み立てたりするのに手間取りそうだったので,完成状態で会場に置いてあったほうが気が楽,という判断でした。
これは2年前のときの自転車預かりの様子。今年もこんな感じでした。
RICOH GX100
また,駐車場が会場に近いドギーパークだったせいもあり,家族と早朝ハイキングの気分で,森の中を歩いて会場に向かった記憶があります(ロードシューズは歩きにくかったけど・・・)
今年は,駐車場を富士急ハイランドにしたため,歩いていける距離ではなくなったので,自転車は会場に預けないことにしました。
当日朝に駐車場(富士急ハイランド)で組み立てて,そこからアップをかねて,会場まで走ることにしたのでした。
Noguさん夫妻も同じく富士急でしたが,前日に預けて,当日はシャトルバスで会場に向かいました。こんな手もあるんですね。
先に下山用品を預けてしまう!
一緒に参戦したMATSUさんの提案で,駐車場に向かう前に,最初に大会会場に寄って下山用品を預けてしまうことにしました。
おいらは2年前のFHCの時は,下山用品の出発時刻(6時15分)ギリギリに滑り込みセーフで預けることになってしまい,本当に冷や汗ものでした。
そこで,コロンブスの卵的発想ですが,先に荷物を預けてしまえばいいのでは?ということになり,やってみたのですが,大正解でした(^^)
預けるのがすごく楽ちん
早朝(5時でした)の会場周辺はまだ混雑していませんから,下山用品の集積場所のすぐ横に車を路駐できます。
早朝の会場はガラガラです。スタート地点で記念写真を撮るのも吉です(^^)
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ひょいと降りて,ひょいと預けて,完了です。楽ちん~!!
重たい下山用品を背負って歩いた2年前とは大違いです。
会場に向かうのもすごく楽ちん
荷物を預けた後,指定駐車場(今回は富士急ハイランド)まで行って自転車を組み立てます。
それから会場に向かうのですが,もう,懸案の下山用品預けは完了していますから,時間的にすご~く余裕があります。
下山用品の締め切り(6時15分)は遅れるとアウト(自分で背負って上る)ですが,選手整列は特に何もしなくていいので,自分のスタートまでに到着すればOKです。
極端に言えば,最終組(8000番台,7時35分)までに行けばいいことになります。
今回は,それでも6時には会場に着いていましたが,周囲の(荷物を背負った)人たちは,みんな,「間に合わない~」と焦って走っていました。
みんな,下山用品を背負って,焦って会場に向かっていました。
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下山用品は先に預けるに限ります(^^)
近くの未舗装より,遠くの舗装駐車場
前回紹介したとおり,本当は会場近くの「霊園」が指定されていました。
会場までの距離は近いのですが,途中の道が一部未舗装なのが難点。
どうするのか悩んでいたのですが,MATSUさんと同乗してきたSHIGEさんから,「富士急ハイランド」の駐車場を譲ってもらうことにしました。
前夜の宴会でもさんざん悩んでいたのですが,富士急にして大正解でした。MATSUさん,SHIGEさん,ありがとう~!
駐車場が舗装されているので準備が楽ちん!
2年前の参戦では,ドギーバークの一番奥の砂利駐車場でした。
足下が砂利や土の場合,しかも,今回のように前日に雨が降っていた場合には,自転車の組立や道路までの運搬がとても面倒になります。
これは2年前の,ドギーパーク駐車場。ず~っと砂利道が続きます。
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8
駐車場が舗装されていれば,何の苦もなく準備にいそしむことができます。
会場までの上り坂は「アップ」にちょうどいい♪
富士急ハイランドから会場までは,緩い上り坂が続きます。
これにより,「走る前に疲れてしまうのでは・・・」と気になっていたのですが,まったくの杞憂です。
富士急から会場までは,たったの4km弱しかありません。これから,24kmを走ろうとしている人たちにとって,ほんのアップにすぎません(ていうか,足りないくらい)。
一緒に参戦した,MATSUさんとSHIGEさんと会場に向かいます。とても気持ちのいい,アップになりました。
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たぶん,富士急が一番遠い駐車場だと思いますが,自転車に乗っていく限り,まったく問題ない距離だと思います。遠回りして10kmくらい走るとなおいいかもです。
大会事務局での荷物預かりサービス
あんまり宣伝されていないせいか,利用が少ないみたいですが,富士ヒルクライムでは大会事務局にも荷物を預けることができます。
五合目まで持っていってくれる,下山用品預かりとは違い,ホテルのフロントのように,その場(会場)に預かってくれるだけのサービスです。
そんなサービスが何の役に立つのかというと,いろんな小物をスタート直前まで持っていることができるのです。
今回のおいらは,こんなものを預けました。
- ウィンドブレーカー:せっかく,坂を上って体を温めてきたので,冷えないようにウィンドブレーカーを着ていました。
- ジェル系食料:おいらは走る前に食べると戻してしまったりするので,この日もジェル系食料(アミノバイタルやウィダー)を食べていました。
- ガングリオン対策用カイロ:大会4日前に発見した,ガングリオン秘孔をスタート直前までオイルカイロで温めていました。
こんな,レース直前までちょっと使いたいものを,手元に置いておくことができます。
会場での預かりは,全員がスタートした後まで受け付けていますから,利用しない手はないです。
一応,ゼッケン番号の荷札で照合してくれますが,貴重品は預けない方が無難かな・・・?
最後の軽量化(笑)
富士ヒルクライムを紹介する雑誌記事等で,女性ライダーのインタビューや写真が多数載っているのを見て騙されてはいけません。
基本的に,富士ヒルクライムは「坂バカオヤジの集まり」です(笑)
それでは紙面がうっとうしくなるので,あえて女性ライダーの登場比率を高めているだけで,会場は,どこを見てもおっさんだらけです。
実にカラフルなおっさん達の集会です(笑)
実際は,右下がトイレの行列であり,手前が女子の列ですが,男子の列は無限に続きます。
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そのため,レーススタート前の「軽量化」では,男トイレだけが,べらぼうな列になります。
どこの観光地でも見かける,「気の遠くなるくらい長い女性用トイレの列」の男バージョンを見ることができる貴重な体験です。
しかし,並んでいる本人たちは一刻を争う場合もあり,貴重な体験を感じている余裕はありません。
そんなときは,ちょっと歩きますが,自転車預かり所になっている,体育館の中のトイレが穴場です。
今回は1Fトイレを利用しましたが,さらに奥の(2F?)のトイレは,さらに穴場のようですので,是非,緊急時にはこちらをご活用ください~!
いよいよスタートだ!
かなり余裕をかましていたせいか,アスリートクラスがスタートする段階になっても,ぜんぜん緊張感がありませんでした。
Noguさんや,しらかっぱさんと,「まずいよねぇ,そろそろスタートじゃん」とか言いながら,手元の心拍計を見ると76bpmの表示が。
自分のスタートまであと10分にして,この低心拍。もっとテンションを上げろ~!(笑)
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スタートまで10分になっているのに,こののんびりぶりやいかに!?
会場には,もうちょっと時間に余裕が無い状態で到着して,心臓がバクバクしているくらいの方がちょうどよかったりして(笑)
妙~にテンションが低いですが,いよいよ,次回はレース本番編です~!
これを撮りたいために,わざわざ最後尾に回るのもどうしたもんだか・・・。テンション上げろ~!
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>しらかっぱさん
すんごい,軽量化の列ですよね。
体育館のトイレは穴場ですが,今年は1Fはちょっと混んでいました。
それでも,5分くらいで入れたので,会場のトイレよりは全然いいと思います。
あんまり宣伝すると,マズイかもですね。