富士ヒルクライム準備(その1:目標設定&ラップタイム表作成)

スバルライン名物(?),「合目」の看板。やっぱり,ここでタイムを確認したい!(^^)

スバルライン名物(?),「合目」の看板。やっぱり,ここでタイムを確認したい!(^^)

Sony DSC-TX10 + Carl Zeiss Vario-Tessar

先日の試走では,「一定ペースのラップ表」を作ってステムに貼っていました。

これについては,前回記事も白状したとおり,単純に「目標タイム÷距離」で作っただけなので,勾配の変化があるヒルクライムにはあまり適さない表でありました。

スバルラインは最後の2kmくらいが平坦に近いので,べらぼうにタイムを稼ぐことができます。なので,一定ペースのラップ表にしてしまうと,4合目くらいまではずっと「やばい,遅れ気味だ!」ということになって焦ってしまいます。

もっと,実際のコースにあわせたラップ表を作ってみることにしました。うまく行くかな~(^^)




はじめに

よく考えたら,目標タイムを定めないと,ラップ表も作れたもんではありません。

試走に行くまでは,「自転車もホイールもカーボン化したんだから,軽く1時間15分くらいいくんでは?♪」と淡い期待を抱いていたのですが,「淡い期待」の定番の結果通り,見事に裏切られました。

わりと限界までがんばったつもりですが,それでも,タイムは1時間28分40秒。1時間15分なんて別の惑星での話です。

というわけで,謙虚に自分を見つめ直し(笑),本年のFHCの目標タイムは,

1時間25分(あぁ,言っちゃったよ・・・)

としてみました。

これでも,十分すぎるくらい高い目標ですが,これくらいは出せないと,LOOK号がかわいそうです。コフィディスの選手が乗ったら,1時間を余裕で切るんでしょうから・・・。

困ったことが!

ラップ表を作るには,目安となる距離と通過タイムを決める必要があります。

が,ここにFHCの特殊性が作業を難航させます(だんだん,表現オーバーになってきたな・・・)

普通に,「5km」や「10km」などのキリのいい数字だけで作ってもいいのですが,スバルラインでは「一合目」「二合目」・・・「五合目」という,とても分かりやすい目標(看板が立っています)があるので,この通過タイムも書き込みたいところ。

ここは2合目。やっぱり,目立つからタイムを見たくなるよね(^^)

ここは2合目。やっぱり,目立つからタイムを見たくなるよね(^^)

Sony DSC-TX10 + Carl Zeiss Vario-Tessar

しかし,先日の試走では,横着をして1kmごとのオートラップにしてしまったので,各合目の通過タイムは計測できていません。

どうやって,この「測っていないタイム」を推測するかが,捜査のカギになってきました。

近似式で強引に求めてみる

手元にあるのは,1kmごとの通過タイムが24個。

求めたいのは,中途半端な位置(たとえば,一合目は5.6km地点,二合目は9.0km)。

まず思いついたのは,Excelの近似式で求めてしまうこと。

さっそく,横軸にラップ番号,縦軸にラップタイムをプロットし,多項式(6次元)で近似してみます。

ラップタイム(黒線)を多項式(赤線)で近似してみる。だめじゃ~

ラップタイム(黒線)を多項式(赤線)で近似してみる。だめじゃ~

だめじゃん・・・。

よく考えたら当たり前です。まったくの離散値である,24個の計測値を近似しようと思うのなら,24次元の多項式が必要です。

というか,離散値である1kmごとの通過タイムから,その間の通過タイムを出すこと自体が無理です(1kmの中でどう変化しているかが分からない)。

捜査は暗礁に乗り上げ,迷宮入りしてしまう恐れが出てきました。

GPS付きサイコンならではの解決法

振り出しに戻ってよく考えてみると,おいらが知りたいのは,犯人が一合目を通過した時刻,二合目を通過した時刻,・・・です。

で,おいらが使っているサイコンEdge705は,GPS機能付き(というか,GPSにサイコンが付いている)です。

となれば,答えは超簡単。

GPSのログを参照して,犯人が各合目を通過した時刻を見ればいいだけです。

GARMIN純正のソフト「Training Center」には,GPSを活用する機能はろくに付いていないのですが,同社の公式サイトにあるウェブサービス「GARMIN Connect」では,走行軌跡をGoogleMap上に表示してくれる機能があります(他にも,Zone Five Software社の「SportTracks」も超オススメ)。

これで,各合目を通過した時刻を調べればいいのです。

GARMIN Connectで走行地点と通過タイムをチェック中。なかなか使えるぞな。

GARMIN Connectで走行地点と通過タイムをチェック中。なかなか使えるぞな。

計測ポイント(料金所手前の信号)から,各合目までの距離はFHCの案内やfunride誌に載っていますので,それを元に通過タイムを拾ってみました。

ポイント 距離(km) タイム
一合目 5.6 0:20:52
二合目 9.0 0:33:20
三合目 12.8 0:47:38
四合目 17.8 1:06:42
五合目 24.0 1:28:41

これで,目的であった,「各合目の通過タイム」が出せました!

って,超簡単じゃん・・・。

完成!

GARMIN Connectのおかげで,各合目の通過タイムがわかりました。

5kmや10kmなどの区切りのタイムはもともとわかっていますから,これで,材料はそろいました。

あとは,目標タイム1時間25分(5100秒)と試走タイム1時間28分40秒(5320秒)の比から,各ポイントの通過タイムを出してあげればOKです。

で,できあがったのがコレ。

ポイント 距離(km) タイム
5km 5.0 0:17:58
一合目 5.6 0:20:00
二合目 9.0 0:31:57
10km 10.0 0:35:17
三合目 12.8 0:45:40
15km 15.0 0:53:35
四合目 17.8 1:03:57
20km 20.0 1:12:07
五合目 24.0 1:25:01

いやぁ,苦労しました(?)。

さらなる補正

普通の人が使うには,上の表で十分です。

が,おいらの場合は,これで安心してはいけません。あやうく犯人に騙されてしまうところでした。

本ブログ内の紹介記事へ前回記事で白状しましたが,試走の時はタイヤ周長を誤って設定(正:2086mm,誤:2096mm)していました。

バーチャルトレーナーを使うために,本番もこの誤った設定で臨む必要があるため,距離の補正をする必要があります。

5kmや10kmなどの,Edge705の距離に基づいて計測したタイムは,この数字(2086÷2096)で補正します。

一方,「各合目」の距離・通過タイムは,GPS記録から作っているので補正の必要はありません。

で,今度こそできあがったのが,このラップタイム表。

ポイント 距離(km) タイム
5km 5.0 0:18:04
一合目 5.6 0:20:20
二合目 9.0 0:31:57
10km 10.0 0:35:27
三合目 12.8 0:45:40
15km 15.0 0:53:51
四合目 17.8 1:03:57
20km 20.0 1:12:27
五合目 24.0 1:25:01

予想外に莫大な労力を使ってしまいましたが,なんとか,ラップタイム表が完成です!

いやはや,苦労させおって・・・(笑)

これだけ苦労して作った割には,おそらく,本番ではほとんど出番は無いと思われます(えっ!)

バーチャルトレーナー機能の方がより確実です(すべての地点の通過タイムが連続値で入っている!)。

しかも,作るのにこんなに苦労してしまうと,実は貼って使う前に,ほぼ暗記できてしまいます。

カンニングペーパーの作成に夢中になりすぎて,その内容を暗記してしまう,バカ学生のようなものです。

あぁ,疲れた・・・。

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