Shiro家三代目デジタル一眼,SONY NEX5-N登場!
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
すでに薄々気が付いている方も多いかと思いますが,1月より,ミラーレス一眼(CIPAでは「ノンフレックス」と呼ぶそうですが,格好悪ぅ~)であるSONY NEX-5Nを使っています。
まだ使い始めて2ヶ月ということで,良さも悪さも十分わかっていませんが,今回から,購入・気に入っている点・不満な点の3回に分けて紹介します~
Shiro家第3世代デジタル一眼への道
おいらがデジタル一眼の世界に足を踏み入れたのは,2004年のNikon D70からです。
それ以前は,CONTAXの167MTというフィルム一眼のほか,いくつかのコンパクトデジカメを使っていたのですが,D70が初めて20万円を切る価格で登場したことで,「もうこれ以上安くはなるまい。買い時じゃ!」とツマを拝み倒して購入しました。
が,ご存知のとおり,そこから今に至るまでデジタル一眼の価格はどんどん安くなってきてしまい,次に2009年に購入したShiro家2代目デジタル一眼,Nikon D90はついに10万円を切っていました。
だた,どちらも標準レンズ込みの重量はほぼ1kgに達してしまうのが難点でした。
一眼レフとしてはごく標準的な重量ですが,自転車ツーリングに持っていくのは勇気と忍耐が要る重量です(フレーム重量とほぼ同じですから・・・)。
そこで,昨年あたりから急速に流行りだしたミラーレス一眼の登場となるのでありました。
Shiro家初ミラーレス一眼「SONY NEX-5N」登場
2011年はミラーレス一眼が大流行した年でした。
単に一眼レフが振るわなかっただけでは?という見方もありますが,OLYMPUS,Nikon,SONY,PENTAXなどなど,CANON以外の主要カメラメーカーから多数の機種がリリースされました。
数あるミラーレス一眼からSONY NEX-5Nを選んだわけですが,その理由はほぼひとつだけです。
撮像素子だけで決めてしまったので,今頃調べていますが,一応,スペックはこんな感じです。
項目 | 仕様 |
---|---|
撮像素子 | Exmore APS HD CMOS |
画素数 | 1620万 |
ゴミ取り | 超音波振動 |
AF | コントラスト検出,25点 |
背面液晶 | 3.0型,タッチパネル,可動(上85度,下45度) |
シャッター | 電子先幕シャッター +縦走りフォーカルプレーン |
手振れ補正 | なし |
フラッシュ | なし(外付けのGN7フラッシュ) |
連写速度 | 3枚/秒 10枚/秒(AF固定) |
重量 | 269g(電池込み) |
【理由1】大型撮像素子を採用していること
一般的に,ミラーレス一眼は,ミラー有りの一眼レフに比べてとてもコンパクト。一番の理由は,カメラ内の大規模構造物である「ミラー」がないからですが,小さな撮像素子が使われているのも,ひとつの要因です。
撮像素子を小さくするということは,レンズの直径(≒マウント径)も長さも小さくすることができますから,驚くくらい小さいカメラを作ることができます(PENTAX QやNikon 1など)。
しかし,撮像素子を小さくするといろんな課題が出てきます。
- 撮像感度が低くなり,暗い場面に弱い,ノイズが増える
- 被写界深度が深くなる(ボケなくなる)
- 絞って撮影したときの回折現象が目立つようになる
最近のノイズリダクション技術の進化により,1の課題はほぼ解決しつつあります(少なくともメーカーはそう主張します)。
ただ,2はどうにもならないです(たぶん)。
同じ条件(被写体までの距離,絞り等)で撮れば,大きい撮像素子の方が美しくボケてくれるのは,技術うんぬんではなく,光学現象なのでどうにもなりません。
フォトポタ日記の写真を見れば一目瞭然ですが,おいらが一眼レフを使っている最大の理由は「きれいなボケを得たいから」に尽きます。せっかく,コンデジよりも重く大きいカメラを使うのであれば,「大型撮像素子」は必須条件でした。
一般的なデジタル一眼レフの撮像素子を,そのままコンパクトカメラに押し込んだ感じです。
SONYのサイトから借用(^^)
実物はこんな感じ。でか~
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
この時点で,たった,これだけの条件で,大型撮像素子(といってもAPS-Cサイズだけど)を搭載するNEXシリーズに自動的に決まってしまいました(笑)
【理由2】ボディが超小型であること
ほとんど,撮像素子だけで決めてしまったのですが,一応はいろいろ調べたり実際に触りましたので他の理由もあります(^^)
そもそも,デジタル一眼レフの大きさに疲れてのミラーレス購入ですから,NEX-5Nの小ささにも惹かれました。
手持ちのNikon D90も大きなカメラではないのですが,並べてみるとその差は歴然です。
D90とNEX-5N。このコンパクトさはすごい!
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D
上から見ても小さか~
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D
左から,SONY DSC-TX10,NEX-5N,RICOH GX100。ほぼコンデジ的なサイズです。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
この季節だと,ズームレンズ(18-55mm)を付けてもコートのポケットに入りますし,パンケーキレンズ(16mm)ならジャージのポケットにも入ります(背中が痛いのでバックパックに入れてますが。笑)
重量もかなり軽く,レンズ,バッテリーなど全部込みで,デジタル一眼レフD90の半分以下の重量です。これなら,ツーリングの荷物に一つ追加しても気になりません(^^)
Shiro家主要カメラの重量比較。NEX-5NはD90の半分以下で,むしろ,コンデジのGX100に近い重量です。
【理由3】背面液晶画面が使いやすい
NEX-5Nは背面液晶画面が上下可動式(上85度,下45度),チルトできるようになっています。
ハイアングルで使うことはあまりないのですが,ローアングルで撮るのは大好きなので,ほとんどいつも上85度に固定して使っています(笑)
昔,CANONのPowerShot G5を使っていた時もそうですが,前を向いて撮るよりも,中判カメラのように下を向いて撮るのが好きだからです。
背面液晶はいつもチルトさせています(笑)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
下向きにもチルトできますが,あまり使っていません。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
また,背面液晶画面はタッチパネルになっています。
ミラーレス一眼のオートフォーカス(AF)はコントラスト方式が基本ですから,原理的には測距ポイントは画面内のどこにでも自由に設定できます。
測距ポイントを十字キーで設定するのはちょっと面倒くさいのですが,タッチパネルなら,ピントを合わせたいところを指でちょんとつつけばOKです。
あまり宣伝されていない気がしますが,再生モードではフリック操作できますし,タッチパネルの操作性はなかなか良好です。
チルト可能&タッチパネルという機種は意外と少なかったりします。
【理由4】豊富なマウントアダプターで各種レンズが使える
NEXシリーズはフランジバック(レンズ後端~撮像素子)が僅か18mmしかないため,マウントアダプターを使うことで,実に多くのレンズを強引に装着することができます。
残念ながら,現時点ではNEX用のレンズはラインナップが非常に貧弱ですが,マウントアダプター経由で手持ちのNikkorレンズを使いまわせば,それなりに遊べます。
(というか,今ではNikkor 35mmF2が主力になっていますが・・・)
Nikkor 35mm F2Dを装着してみました。そんなに巨大じゃないし,すごく使いやすい(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
これはやりすぎ(笑) Zoom Nikkor 24-120mmを装着してみましたが,カメラ本体はほとんど「キャップ」みたいなサイズです・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
以上,NEX-5Nを購入するに当たっての気に入った点を紹介しました。
次回は,実際に使ってみての感想(良い点)を,その次は不満な点を紹介予定です。
第1回目はこれでおしまい。肝心の写真はまた次回に~!
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
>まきおさん
おぉ,超お久しぶりです(^^)
NEX。
オモチャだけど,十分,楽しめるオモチャです。
レンズがど~しようもないのが欠点ですが・・・。
Canonはどういうものを用意しているんでしょうね!
フルサイズとか(笑)