こんな風に,内部に小さなカップを入れて,大小2部屋に分けられます。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
先日の「Coming Soon」で予告したとおり,購入はしたものの長い間未紹介だったアイテムを紹介します。
第1弾は,Eliteのツール収納用ボトル「BYASI」です。
工具などの収納場所はどこ?
パンク修理セットや工具はどこに乗せていますでしょうか?
サドルバッグや背中のポケットという選択肢もあり,多くの入門書などでもサドルバッグを紹介していますから,おいらもロードバイクに乗り始めた頃はサドルバッグ派でした。
しかし,ツールボトルを使うようになってから,ほとんどサドルバッグを使わなくなりました。
この大転換(オーバーだよ)は2009年5月にnalgeneのボトルを使い始めたのがキッカケですが,今でもほとんど思いは同じで,ツールボトルを使用する理由は以下の2つです。
- 【理由1】見栄えがすっきりする
- 乗ってしまうと自分も他人もほとんど気が付かないのですが,バイクの写真を撮ろうとすると,サドルの下の黒いバッグが重く目立ってしまいます。特に595号はインテグレーションシートポスト(ISP)なので,ISP唯一のメリットである格好良さを大きくスポイルしてしまうことは,何が何でも阻止しなければなりません(笑)
- 【理由2】バイクの重心が低くなる
- サドル部からケージ部にまで荷物を降ろすので,重心が低くなる効果があります。中身を含めたサドルバッグの重量は300gくらいもあり,かなりの重量物です。実際には「重心が下がって安定する」効果を感じることはできませんが,ダンシングで自転車を左右に振るのはとても軽くなります。
理由2はあくまでも後付けの理由であり,実際には理由1の方が支配的です(笑)
まさか,これでパンク修理セットやワイヤロックを装備しているとは思うまい。フフフ・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
本当は,超薄型形状とかで,サドル下に装着しても目立たないサドルバッグがあれば,それでもいいのですが,なかなか好みのタイプが無いのが実情です。
第3世代ツールボトル登場
第3世代,いわゆる「3G」ですが,ただ単に,おいらが3つ目のツールボトルを購入しただけです(^^)
第1世代は,アウトドア用品nalgeneのボトル。(2009年5月)
第2世代は,LOOKの自転車用ボトル。(2011年8月)
そして,今回購入したのはEliteの「BYASI」という商品で,実はおいら初めてのツール専用ボトルです。
購入動機は実に不純(?)で,他の自転車パーツを購入したときの送料無料調整用に,特に必要性も感じないまま購入してしまいました(実質200円くらいでした)。
BYASIは,nalgeneやLOOKのドリンク用ボトルと違って,専用のツールボトルということで,以下のような特徴があります。
- 【特徴1】超広口
- nalgeneもLOOKも広口の方でしたが,Eliteは全開です。ボトルの直径そのままに口が開いています。まぁ,茶筒みたいなもんです(笑)
- 【特徴2】大容量
- かなりでかいです。直径はnalgeneやLOOKと同程度ですが,背丈がかなりあります。
- 【特徴3】2室構造
- 上部に小さなカップを内蔵することで,チューブやポンプを入れる大部屋と,パッチやリンクなどを入れる小部屋の二つに仕切ることができます。
仕切り用のカップがあって,大小二部屋に分けられるのが最大の特徴であり,欠点でもあります・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
飲み口が無い分,BYASIの方が大容量になっています。
Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8
使い勝手はどうでしょう?
夏になる前にほんの少しだけ使ったのですが,夏場の595号はダブルボトル体制になるので出番が少なく,秋になってからようやくチラホラと使い始めました。
合計で10回くらい使ってみての感想は以下のとおりです。
とても汚れやすい・・・
ボトル表面が艶消しのザラザラした加工になっています。
このせいか,ケージに1回装着しただけで,黒く汚れてしまいます。
しかも,かなりしぶとい汚れになってしまうので,数回使うと真っ黒けになってしまうかもしれません。
どういう意図があるのか,とにかくやたらと汚れやすいのです・・・。
そこで,明らかに過保護ではありますが,汚れを防ぐために,いつもの万能「3M表面保護テープ」を巻きつけています。
テープで全体をカバーした状態のBYASI。こんなことしている人って居るのか!?
SONY NEX-5N + Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA
2室構造はあまり恩恵無し・・・
前述のとおり,BYASIは大部屋と小部屋に分けることができるのですが,おいらの使っている携帯ポンプ,「TOPEAK マイクロロケット」は大部屋部分に収納することができません。
仕切らなければ,余裕で入るのですが・・・。
Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8
最初の頃は,仕切りのカップを外して全用品をごちゃ~っと入れていましたが,最近ではポンプを諦めてCO2ボンベを入れることにして,本来の2室運用にしています。
内訳は,大部屋にチューブ・ボンベ・タイヤレバーなどの大物,小部屋にツール・チェーンリンク・ワイヤロックなどを入れるようにしています。
下の大部屋には,ボンベ×2,チューブ,タイヤレバーが余裕で入ります。
(写真には石鹸水までありますが,最近は持ち歩きません)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
上部の小部屋には,手袋,お手拭,マルチツール,バルブエクステンダ,バルブコア回し,チェーンリンク,英仏変換アダプタ。これに,Cropsの軽量ワイヤロックも入れています。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
しかし,そもそも「マイクロロケット」は名前のとおり,かなりコンパクトなポンプです。
このポンプが入らないような2室構造って,あまり意味が無いような気がしないでもないです。
(あ,ポンプはフレームに装着するのかな? それもイヤなんだけど・・・)
出し入れは超楽ちん
なんだか不満ばかりですが,ツール収納の専用品だけあって使いやすい点もあります。
前述のとおり,茶筒みたいな構造で入口が絞られていませんから,蓋を開ければ即内部にアクセスしてモノを引っ張り出すことができます。
普段,上部の小部屋にワイヤロックを入れているのですが,いちいちBYASIをケージから外すことなく,蓋を開ければすぐにロックを出し入れできるので,
これはなかなか便利です(^^)
見栄えはニュートラル?
購入直後は,白地に赤という配色が結構気に入ったのですが,実際にバイクに装着してみると,赤の部分の主張が弱く,「なんとなく白っぽいものを積んでいます」という程度にしか見えません。
白黒ハッキリしているLOOKボトルや,意外性のある透明ブルーのnalgeneの方が目立っていい感じです。
赤の主張が弱く,イマイチ,アクセントにならないかんじです・・・。
SONY NEX-5N + Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA
まとめ
まぁ,購入の動機からして不純でしたから,使用感もイマイチな感じになってしまいました(^^;)
ただ,「やたらと容量がでかい」「鍵の出し入れが簡単」というメリットは確かにありますので,少しでも背中の重量物を減らしたいロングライドなんかでは,重宝するかもしれません。
サイズがでかいので,輪行時のディレイラ保護金具やマルチツールなど,重量があるものを入れておくのが正しい使い方かもしれません。
最後に,第1世代nalgene,第2世代LOOK,第3世代Eliteの比較表をまとめておきます。
ボトル | nalgene | LOOK | Elite |
---|---|---|---|
容量(cc) | 500 | 600 | 670 |
内径(mm) | 43.5 | 47.8 | 61.8 |
見栄え | ○ | ◎ | △ |
出し入れし易さ | △ | △ | ◎ |
汚れにくさ | ◎ | ○ | × |
この秋は,肋骨負傷事件と,そろそろ始まりだしたガングリオン痛のおかげで,秋のロングツーリングはとても無理そう(涙)
たぶん,来週からは普通にLOOKのボトルを装着しているかと思いま~す(^^)
おしまい。
>ケンゾーサンさん
こんばんは~
いや~,でかいですねぇ!
1.6リットル。
おいら的には,最新カーボンバイクというより,
クロモリランドナーとかいいんじゃないかな~。
いつか欲しいなぁ,ランドナ~
10年後かな・・・?