バンザーイ! これで,心拍計ベルト生活をお別れだ~!
Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8
今月の初めに,またも心拍計ベルトが断線してしまった悲しい出来事を紹介しました。
その記事の中では,いかに,おいらが心拍計ベルトに対して強い不満を持っているかを切実(?)に語っていました。
でも,もう大丈夫(たぶん)
ついに,心拍計ベルトフリーな自転車人生に向けて一歩を踏み出しました。
気に入った点(心拍計機能限定)
- 心拍計ベルトが不要になる!
- 計測精度は十分
- 安静時心拍が分かる
イマイチな点(心拍計機能限定)
- 心拍計伝送モードでは各種操作・表示が一切できない
- 万歩計・階段数などの「キリ番」で数秒,計測が止まる
心拍計ベルト生活の不満
心拍計ベルトに対する不満を書き出すと,それだけで本が書けるほどなので,詳しくは前回記事を参照していただくとして,簡単に箇条書きにすると,この5つ。
- 装着時に冷たい(特に冬)
- 走行時にずり落ちてくる
- ずり落ちないくらい強く巻くと痛い
- 大事に使ってもすぐに断線する
- 装着前にウェアを着込むと全部やり直し
この5つの不満点に対し,世界中(?)のフォトポタ日記の読者の皆様から,「vivosmart HRイイよ!」という声をいただいていました。
さて,はたしてそんなにうまくいくのでしょうか・・・?
光学式心拍計付き活動量計,GARMIN vivosmart HR登場!
上記の5つの不満点を一気に解消できるとして,世界中が注目している(?)デバイスが,GARMINのvivosmart HRという腕時計型の活動量計(アクティビティトラッカー)です。
vivosmart HR登場! 正確には,日本語版の「J」です。
Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8
GARMINやPOLARを含む多くのメーカーから活動量計は出ていますが,vivosmart HRは高輝度のLEDで心拍(正確には脈拍ですが)を計測する,光学式心拍計を装備しています。
さらに,ここまでできるデバイスは少ないのですが,ANT+通信によってEdgeなどのサイコンへ心拍データをリアルタイム送信することができます。
これによって,あの忌々しい心拍計ベルトを金輪際使う必要が無くなるのです!
vivosmart HRの背面。高輝度なLEDとセンサーによって,脈拍を測ります。
Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8
おいらとしては,この「光学式心拍計」と「ANT+通信」の2つがあれば十分なのですが,一応,活動量計ということで,こんなデータも表示することがでいます。
- 歩数(要するに万歩計)
- 移動距離(GPSは無いので歩数から算出)
- 消費カロリー
- 階段上昇数(何フロア上がったか)
- 時計(^^)
その他,スマートフォンとBluetooth連係して,こんなオマケ機能もあります。
- スマホの通知機能(メール・SNS・電話等の着信,簡単な内容確認)
- スマホの音楽操作
- 現在地の天気(意味あるのか・・・?)
なんだか,心拍計機能以外の方が多い気もしますが・・・(^^;
vivosmart HR,ショートレポート(心拍計機能編)
vivosmart HRを使い始めてまだ半月なのですが,人気商品でもあり,気になる人も多いかと思いますので,とりあえずのショートレポートをお届けします。
といっても機能があまりに多いので,とりあえず,今回は目玉機能の光学心拍計に絞って紹介しましょう。
心拍計ベルトの代用としては?
心拍計ベルトの代用としてのvivosmart HRは大満足,100点満点です。
今まで抱えていた5つの不満(冷たい・落ちる・痛い・切れる・装着忘れ)は本当に全部解消できます。
もともとが腕時計型の活動量計ですから,基本的に一日中つけっぱなしにしているので,ウェアを着替えて自転車に乗るだけです(^^)
腕に着けているだけで,ちゃんと心拍が計測できる幸せ(^^)
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
日々のローラー台練習でも,心拍計ベルトを探すことも,上半身裸になってからベルトをする必要もなく,ひと手間もふた手間も省けます。
心拍の計測精度は?
肝心の計測精度については,心拍(心拍計ベルト)と脈拍(vivosmart HR)という違いがあるのですが,普通に運動強度の目安として使うのであれば大きな問題は無いと思います。
検証のため,以下の組み合わせで計測精度の比較もしてみましたが,両者の差はこんなもんです。
- Edge810 + vivosmart HR (青い線)
- Edge705 + 心拍計ベルト (赤い線)
Edge810はvivosmart HRから,Edge705は心拍計ベルトから情報が伝送されています。凄いもんですねぇ・・・。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
青い線がvivosmart HR,赤い線が心拍計ベルトです。
vivosmart HRが何度かデータ欠落しているのは,おそらく,万歩計機能や階段上昇数カウント機能で,キリ番(例:10階)となった瞬間に画面出てくる「花火」の処理で中断されているからだと思われます(そっちが優先・・・?)
これについては,代理店のiiyo.netで,今後のファームアップなどで改善するようなことを書いてありましたので気長に待ちましょう。
これが,階段10階などのキリ番で打ち上げられる花火。うれしいけど,計測が止まるのはちょっと問題・・・!?
Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8
いずれにせよ,「心拍計ベルトの代用品」としての使い方は,おいらは大満足です(^^)
ちなみに,おいらが使うXPERIAはANT+通信ができるので,スマホ画面にもリアルタイムに心拍表示することもできます。まったく利用価値はありませんが・・・。
安静時心拍を簡単に計測できる
心拍トレーニングを行う際には,まずは,安静時心拍を知る必要があります。
一番簡単なのは,朝起きがけに心拍を測定すればいいのですが,早朝に冷たい心拍計ベルトを装着したら,おいらなんて心臓発作でコロリといってしまいそうです。
ところが,vivosmart HRには自動で安静時心拍を計測してくれる機能があるので,腕につけているだけです。
しかし,我ながら,安静時心拍が低すぎる・・・。そのうち止まるのでは・・・?
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
トレーニング本によっては,「安静時心拍がわからないときは,便宜的に50bpmを使えばよろしい」なんて書いてあることもありますが,実際に測ってみると,全然違ったりします。
日々の体調や気候によっても違うみたいですが,おいらの場合,一番高くて55bpmくらい,低い時には39bpmなんて日もありました。
心拍計伝送モード中はほかの操作は一切できない
vivosmart HRを心拍計伝送モードに切り替えると,画面は心拍表示に固定され,各種データ(万歩計や天気,時計など全部)は一切見ることができなくなります。
心拍計伝送モードでは,画面はこれに固定され,各種計測値は確認できなくなります。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
まぁ,自転車乗りながら万歩計やら天気やら見る必要はないのですが,せっかくの腕時計型なのですから,時計くらいは表示してくれてもいいのになぁ,と思います。
なお,画面こそ心拍計表示に固定化されますが,各種アクティビティデータ(歩数,階段上昇数など)はバックグラウンドで計測は進んでいます(だから,キリ番で花火が出て止まるのですが・・・)
つづく
というわけで,心拍計ベルトの代用としてのvivosmart HRは微々たる改善要望(計測中の時計表示など)はありますが,計測精度も含めて大満足です。
まだまだ寒い日がありますが,あの凍てつく(オーバー)心拍計ベルトを装着しなくて済むとは,本当に助かります。
絶対に非推奨だと思いますが,足首でも計測できます(^^)
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
また,一日のうちにずり落ちてくる心配もないし,締め付け感も無い。
お値段が心拍計ベルトの10倍もするというところが難点ですが,そこは,心拍計以外の付加機能で元を取りましょう。
次回は,その,「心拍計以外の機能」について紹介する予定です。
(日々の睡眠分析機能が,すごく気に入っています!)
予想外に,こんなことができたりします。意外と便利(^^)
Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8
(つづく)
Shiro様
感謝感謝です
705で使えないのは残念でしたがスッキリできました
確かにジョイスティック?あれが使いやすくて気に入ってます
本当にありがとうございました