久しぶりに,電子書籍を購入しました。
この記事でも書いているように,おいらは,電子書籍に対してあまり積極的ではありません。
しかし,Amazonの書評でも評価の良いスポーツトレーニングの本が,ここまでお安くなっている(1620円→54円)と,さすがに紙書籍より電子書籍を選んでしまいます。
97%オフッフッフ・・・(^^;
カラダとトレーニングの基本がとても分かりやすい
購入したのは,『新版 図解 スポーツトレーニングの基礎理論』と『新版 図解 スポーツコンディショニングの基礎理論』いう2冊の本です。
「自転車」という単語が入っていないことから分かるように,どちらも,スポーツ全般に関するトレーニングやコンディション作りの本です。
自転車雑誌でも数か月に1回くらいのペースで,「超回復」や「ATP」「最大酸素摂取量」などのキーワードとともに,走力アップのトレーニング特集記事が載ります。
本書では,そういう雑誌記事の超拡大版のような感じです。
骨格,関節といった体の構造から,代謝や呼吸というエネルギー生産の仕組み,そして,超回復やピリオタイゼーションといったトレーニングによる体の強化のメカニズム,さらに,一般的な筋力・持久力トレーニングの手法を多数説明しています。
また,どちらの本も「スポーツと栄養関係」について詳しく書かれていて,おなじみ(?)のカーボ・ローディングなんかも載っていますし,5大栄養素がいかに大事で,どのような食品に含まれているのかも詳しく書かれています。
5大栄養素の説明。今週のおいらは,極端に低糖質,高たんぱくのカーボローディング中デス(^^)
どちらの本も,見開き1ページで,図をふんだんに使って説明されているので,とても読みやすく理解しやすい作りになっています。
自転車専門ではなく,汎用的な図解が分かりやすい(^^)
どちらの本も,ほぼ全ページ,この作りです。
2冊の本は,一応,「トレーニング」と「コンディショニング」とタイトルは違うのですが,中身は共通部分が多く,(電子書籍ということもあり)あまり区別しないで読んでいます。
具体的なトレーニング方法(何を,どれくらい,どうやっていやるか)は書いていないのですが,各種トレーニング方法は何を目指して,どういうカラダのメカニズムが働いているのか,わかりやすく説明してくれます。
また,レース本番前のテーパリング,カーボ・ローディング,ウォームアップ,直前の食事,本番直前の給水やレース中の給水(←違うんですよね!)などなど,目前に迫った富士ヒル本番にも役に立つ情報が多々ありました。
おっさんには,涙が出るほど(?)うれしい解説。
この本を読んでも速くはなりませんが,これから,速くなるためにトレーニングをやろうとしている人は,その前に,本書を読んでおけば,だいぶ違うのではないでしょうか。
用語ごとによく整理されているので,辞書的にも使えますし(どちらも,重要キーワード800語が示されています),なんといっても1冊54円ですから,2冊買っても108円ですし(^^)
おしまい(^^)
【おまけ】電子書籍はどうなの?
本書は,多くの電子書籍がそうであるように,電子書籍化を視野に入れて設計はされていないので,本文中の「参照ページ」の部分をクリックしても何も起きません(涙)
なので,普通に紙書籍で読んだほうが読みやすいと思います。
しかし,満員電車(=大きな本を出せない。ページを捲れない)や,風呂(=濡れる・風呂に落とす)で読むには,タブレットで読む電子書籍はとても便利です。
おいらは,8インチタブレットのXPERIA Z3 tablet compactで読んでいますが,文字の大きさも適切だし,片手で読めるしなかなかいい感じです。
本文も含めてすべてのページが「絵」として取り込まれているので,電子書籍の特徴(検索やページジャンプなど)はまったくありませんが,それでも,満員電車や風呂で読めるのは大きなメリットですね。
なにより,54円はお買い得ですしね(^^)
本文のスクリーンショットを数点載せていますが,一応,無料サンプル版のものです。
54円の本に,サンプル版があるのもすごいですけど・・・(^^)