カメラの場合もですが,自転車パーツには普通の人が見たら,何のためのものか分からないニッチなものが結構あります。
この写真のパーツは,自転車のあさひオリジナルの「灯火(ともしび)」というパーツです。
一体,これは何のためのパーツなのでしょう?
答えは,「前タイヤの軸受け部分にライトをつけるためのアダプタ」です。文章で書くとなんだかわかりにくいですが,写真を見れば一発です。
(^^)v
取り付け方(使い方)はとても簡単。前タイヤのクイックリリースレバーのネジを外し,代わりに「灯火」を付けるだけ。これで,ハンドルバーとほぼ同じ直径のバーが,軸受け部分に登場することになります。
同じような商品は,ミノウラからも出ているのですがフロントフォークに縛り付ける方法であり,「灯火」の方が圧倒的に取り付けが簡単な上,見栄えもいい感じです。
さっそく,knogの「Toad」を装着して一週間ほど夜間走行をしてみました。「Toad」は5LEDsなので明るく,「自分の存在を知らせるチカラ」は高いのですが,集光レンズは無いので光が拡散し,「路面を照らすチカラ」はイマイチ低いのです。
しかし,取り付け位置を軸受けの「灯火」に下げたところ,路面が明るく照らされるようになりました。また,もともと拡散光なので,「自分の存在を知らせるチカラ」にかげりは無く,特に問題はなさそうです。
とってもニッチな商品ですが,それだけに,ニーズにあった場合にはとても便利なパーツとなるのが,こういう小物パーツ。
「自転車いじり」も奥が深くて楽しいですなぁ・・・。
- 【2009.1.4追記】
- より強力なライトを使うようになったので「灯火」の出番は無くなっていたのですが,サイコンホルダー用パーツとして蘇りました。