左が本家LEZYNE、右がパチモンBYBLIGHT。揃って同じ欠点が・・・。
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
手持ちのライトで一番気に入っているのは、LEZYNEの『HECTO DRIVE 300XL』。
300ルーメン、コンパクト、簡単着脱ということで非常に重宝していているのですが、致命的な欠陥があります。
それは・・・。
日本中、LEZYNEのキャップだらけ
HECTO DRIVE 300XL(以下、300XL)に隠された致命的な欠陥とは、充電用USBコネクタのカバーが簡単に脱落してしまうことです。
300XLは充電用にUSBオス端子があり、パソコンやUSB充電器に直接差し込むことができます。
毎年のことですが,秋になると買いたくなるのが自転車用ライト。
暗い時間帯に走ることは少ないのですが,逆に言えば,それゆえに「手軽に着脱できる明るいライト」が欲しくなるのです。
てなわけで(?),秋になるたびにライトが増えているのですがが,今年の秋は,LEZYNE社の『HECTO DRIVE 300XL』という,手軽に着脱できる明るいフロントライトが仲間入りしました。
普段から充電端子が剥き出しだとマズいので、端子カバーが付いているのですが、これが簡単に外れてしまうのです。
固定力を生んでいるのはカバーとボディーの接合部分(の摩擦)なのですが、ほんの2mm程度しか入らないので、すぐにポロリと落ちてしまいます。
このキャップが、外れやすいんだなぁ・・。
Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8
また、我が家には、明らかに300XLをパクったと思われる、BYBLIGHTの350ルーメンライトもあるのですが、欠点まで忠実にパクっている、いや、より落下しやすく改良しているようで、取り付け自体がユルユルです。
いつもの(?)ライトネタです。
以前紹介した、LEZYNEの『HECTO DRIVE 300XL』(以下、LEZYNE)によく似たライトを購入しました。
LEZYNEは、ゴムバンドで簡単に着脱でき、それでいて300ルーメンと十分な明るさがあり、595号では今でもメインに使う、とても気に入ったライトです。
ただ、お値段は4,300円と比較的高価なのが玉に瑕(きず)だったのですが、なんとほぼ半額の2,380円で、LEZYNEと瓜二つなうえに明るさや持続時間などはLEZYNEを上回るスペックの素晴らしいライトを手に入れました。
まぁ、いい話には落とし穴があるものですが・・・(笑)
セロテープを貼るなどの原始的な対策をしてきたのですが、昨年秋のツーリングでBYBLIGHTのキャップを紛失し、今年はついに本家300XLのキャップまでなくしてしまいました。
昨年10月の大月ツーリングにてついに紛失・・・。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
これで我が家のUSBキャップ紛失率は100%です。
ネットで調べてみると、同じように、LEZYNEのUSBキャップを紛失している人は多いようで、おそらく、日本中のサイクリングロードには無数のLEZYNE USBキャップが眠っていると推測されます。
なんとかならんもんかなぁ・・・?
補修部品で購入! & 対策実施!
いつものAmazonで調べてみたら、あっさりと補修部品が出ていました。
540円のキャップで送料540円もどうかと思いましがが、背に腹は代えられず、2個購入です。
本体540円×2、送料540円。恐るべき、コスパの悪さ・・・。
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
当たり前ですが、きっちりと嵌ってくれます(^^)
もちろん、パチモンの方もちゃんと嵌ります。
パチモンはキャップの構造・サイズも全く同じなので助かります(?)
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
ただ、このままでは1年もすれば両方とも落下・紛失してしまい、サイクリングロードのゴミになってしまいます。
そこで、セロハンテープに代わる、新たな落下防止策を施してみることにしました。
最近は次男坊と共用で使っているため、扱いが雑な次男坊でもなくさないように、こんな簡単な対策を施してみました。
- 本体を分解して、内部の基盤にテグスを巻き付ける
- USB端子の隙間からテグスを外部に引き出す
- 引き出したテグスを、小さなビス・ナットに巻き付ける
- ビス・ナットを、USBカバーの内側の隙間に押し込む
これだけ。カバーと本体をテグスで結ぶだけです。
まずライトを分解します。マウント部のボルト1つを緩めるだけ。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
本体内部の適当なところにテグスを結びます。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
小さなビスなどに巻き付けます。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
キャップの隙間に差し込みます。ネジじゃなくても、なんでもいいと思います(^^)
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
テグスを短めにしておけば、キャップからはみ出ません(^^)
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
テグスを短めにしておくと、キャップをしたときにテグスが外にはみ出さなくなりオシャレ(?)ですが、あんまり短いと充電時にカバーが邪魔になるので、この辺は現物合わせで(^^;
とても簡単な対策ですが、落下模擬してもちゃんとぶら下がっていて、大丈夫そうです。
作業時間は15分ほど(その大部分は、老眼でテグスを探すことに費やされました・・・)。
これで落下防止完了(^^) サーフィン・スノボのリーシュコードみたいなもんかな?
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
もちろん、パチモンも同じ方法で対策完了。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
「そもそもマイクロUSB(またはType C)充電にしてよ」という根本的なお願いもありますが、まぁ、なんとかこれで末永く使っていけそうです。
おしまい(^^)
おまけ
作業後に気が付きましたが、代理店のDIATECでは、日本中に転がるUSBキャップに心を痛めたのか、保証期間(2年)以内であれば無償送付してくれる(1個まで)とのことです。
もっと早くいってくれよ~。
中国はとても広くて、大陸がBYBLIGHTのUSBキャップで埋まることはまだ先なので、パチモンの方には無償送付サービスはなさそうです(こちらも残念)
Shiroさん:
Shiroさんは、このような細かい改良が本当に好きですねぇ。
私も技術屋の端くれなので、購入した物がまったくそのままで気に入る事は滅多になく、必ず何かしら「ここはこうじゃなく、俺だったらこうする」、「こうしたらもっと使いやすいだろう」、「こうしちゃえ」とアレコレと考えてイジるのが好きです。
実際の量産ではコストや歩留まりなどまで考えなくてはならないので、全てが思い通りになる事は無いんですけどね。