なんという偶然! ライト本体もゴムバンドも、そっくり! (左がBYBLIGHT、右がLEZYNE)
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
いつもの(?)ライトネタです。
以前紹介した、LEZYNEの『HECTO DRIVE 300XL』(以下、LEZYNE)によく似たライトを購入しました。
LEZYNEは、ゴムバンドで簡単に着脱でき、それでいて300ルーメンと十分な明るさがあり、595号では今でもメインに使う、とても気に入ったライトです。
ただ、お値段は4,300円と比較的高価なのが玉に瑕(きず)だったのですが、なんとほぼ半額の2,380円で、LEZYNEと瓜二つなうえに明るさや持続時間などはLEZYNEを上回るスペックの素晴らしいライトを手に入れました。
まぁ、いい話には落とし穴があるものですが・・・(笑)
手軽に着脱できるライトをもう一つ
親子ライドをするとき、595号はLEZYNEを使うとして、長男・次男坊用にも、ゴムバンドで簡単に着脱できるライトを探していました。
毎年のことですが,秋になると買いたくなるのが自転車用ライト。
暗い時間帯に走ることは少ないのですが,逆に言えば,それゆえに「手軽に着脱できる明るいライト」が欲しくなるのです。
てなわけで(?),秋になるたびにライトが増えているのですがが,今年の秋は,LEZYNE社の『HECTO DRIVE 300XL』という,手軽に着脱できる明るいフロントライトが仲間入りしました。
ここ数年で、ライト市場(?)はすっかり変わったみたいです。
以前なら、LEZYNE、CATEYE、KNOGなどを初めとして数社だったと思うのですが、今はAmazonで検索すれば、CREE社のLEDチップを使ったライトが無数にでてきます。
先日のte-rich社の超明るい1200ルーメンライトもそうでしたが、中国系メーカーということで敬遠することなく、試しに1個、BYBLIGHT社製の350ルーメンライトを購入してみました。
みなさんご存知の通り、自転車の無灯火走行は道路交通法違反です。
しかし、ここ福島の田舎道では、法律云々以前に、無灯火では真っ暗すぎて怖くて走れません。
都会ではライトが無くても前が見えないことはなく、「自分の存在に気付いてもらうためのライト」で十分かもしれませんが、ここでは、「クルマ並みに明るく前方を照らすライト」が必須です
というわけで、LGS SIX号通勤自転車化シリーズの3回目は、超強力LEDライトの紹介です。
BYBLIGHT 350ルーメンライト登場!
この手の製品にありがちなのですが(笑)、どうも製品名がよくわからないです。
Amazonの製品名欄には『BYBLIGHT自転車ライト USB充電式自転車ヘッドライト 高輝度 タッチ式 200m照らす 強/mid/弱/フラッシュ7モード 防水仕様 装着簡単 ブラック』と書かれていますが、い~くらなんでも長~いので、以下、BYBLIGHTと呼びましょう。
BYBLIGHTは、その名前にほとんどの仕様が含まれていますが(笑)、LEZYNEやte-richと比較するとこんな感じです。
モデル | BYBRIGHT のライト |
LEZYNE HECTO DRIVE 300XL |
te-rich のライト |
---|---|---|---|
明るさ (lm) | 350 | 300 | 1200 |
点灯モード | 4パターン | 4パターン | 強/中/弱 |
点滅モード | 3パターン | 3パターン | 超高速 |
点灯時間 | 3.0時間(最強) 4.5時間(中) 8.0時間(弱) 18時間(最弱) |
1時間(最強) 2時間(普通) 4時間(弱い) 18時間(最弱) |
4時間(強) 12時間(弱) |
防水性能 | IP64 (つまりIPX4) |
IPX7 | IPX6 |
外装 | アルミ | アルミ | アルミ |
重量(g) | 120 | 78 | 150 (ライト本体) |
電源 | リチウム イオン |
リチウム イオン |
外付け リチウムイオン |
お値段(円) | 2400 | 4300 | 2990 |
紹介記事 | こちら | こちら |
明るさ、持続時間共に上回るため、LEZYNEより一回り大きいサイズです。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
課題克服!楽しいライト!
前述のように、明るさや持続時間については、BYBLIGHTの方がLEZYNEを上回っています。
しかし、それはあくまでもスペック表に出てくる項目だけであり、実際に使ってみると、なかなか手ごたえのある課題があり、工夫のし甲斐のあるライトでした。
【課題1】無意味なうえに致命的に邪魔な「モーションセンサー機能」
多くのライトと同様、操作ボタンは一つだけで、単押し・長押しで電源入切やモード切替を行うのですが、BYBLIGHTには、ボタンに触らずに点灯モードを変更するという、画期的かつ致命的な「モーションセンサー」という機能がついています。
我が人生で、「あぁ、手をかざすだけで点灯モードが変えられたらなぁ」と思ったことは無いです(笑)
どんな点灯・点滅モードであっても、ライトの前に手をかざすと、フルパワー点灯モードに切り替わるのです(説明書にもよく書かれていないので、たぶん、そういう機能です)。
購入する前から「無駄な機能」であるとは分かっていたですが、実際に使ってみると「致命的に邪魔な機能」であることがわかりました(^^;
昼間のライドの時、クルマから見つけやすいように点滅モードにしてみたのですが、ちょっとした日射の加減に反応してしまい「フルパワー点灯モード」になってしまうのです。
夜間も同じで、「弱点灯モード」で使っていても、対向車のヘッドライトを浴びると、自動的に反撃するのか(笑)、やはり「フルパワー点灯モード」になります。
結局、昼も夜も、いつでもフルパワー、全力投球のライトなのです。
これでは、とっても使いにくいので、この機能を殺すことにしました。
ライトの前面を見ると、いかにもセンサーっぽい箇所があったので、黒テープで塞いでみると症状は少しカイゼン。
最初は、この位置にあるセンサーを隠してみました。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
しかし、強い光を浴びるとやっぱりモードが変わってしまうため、一度分解して、受光センサーと思われる部分を完全に隠してみると、この無駄なモーションセンサーなる機能は失われ、とても素直な良いライトになりました♪
まず、ばらす。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
さらに、ばらす。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
センサーに導かれる光を完全に殺す。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
ただ、BYBLIGHT社が社運をかけて開発した(?)モーションセンサー機能を殺して、ただのライトにしてしまうのは、スマートスピーカーに話しかけないで音楽を聴くだけみたいで、少し申し訳ない気もしないではないです・・・(^^;
【課題2】すぐに自由落下するUSB端子カバー
ボディの後ろにあるUSB端子を充電器やパソコンのUSBポートに差し込むことで充電するのですが、このUSB端子のカバーが絶望的に取れやすいのです。
初めて実走した際にいきなり紛失し、走ってきた道を500mくらい、目を皿のようにして探したところ、奇跡的に無傷で路上に転がっているのを発見。
左がBYBLIGHT、右がLEZYNE。BYBLIGHTのカバーはスポスポ外れます。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
ライトのボディと、端子カバーのサイズ設計がうまくできていないようで、ガタは無いのですが、緩くて地球に落下してしまいます。
ライトのデザインは、おそらく、というか100%、LEZYNEをパクっているのですが、こういう細かいところまではパクり切れていないところが残念、というかかわいい(笑)。
しょうがないので、走行時はセロテープで固定するという、かな~りアナログな対策を施しております(^^)
もちろん、LEZYNEの端子カバーは勘合がきつくて、落下することはありません。(BYBLIGHTにも嵌めることができます)
まとめ
・・・と、無駄な「モーションセンサー機能」と「落下式端子カバー」という致命的な課題はあるものの、人類は遥か太古の昔から、こうやっていろんなライトを工夫しながら使ってきました。
この2大欠点を除けば、明るさも点灯時間もスペック表どおりで、LEZYNEを少し上回る素晴らしいライトです。
特に最強点灯モードでの持続時間が、LEZYNEは1時間で短すぎるのですが、BYBLIGHTは3時間も点灯できますし、中点灯モードでも4.5時間いけます。
明るさも持続時間もBYBLIGHTが上。着脱しやすさは同じですから、慣れればいいライトです。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
多少課題はありますが、それを克服することに楽しさを感じられる方には、素晴らしいライトです(^^)
おしまい。
私もレザイン好きで使ってます(パワードライブ)劣化してきてるのか電池交換しても持ちが悪いですが…
しかし『自動的に反撃』とかどこのゴジラですか(笑)