濃霧のスバルライン試走から無事生還

大沢駐車場付近。たぶん、左カーブだと思うんだけど・・・。

大沢駐車場付近。たぶん、左カーブだと思うんだけど・・・。

SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9

先週の土曜日、きたる富士ヒルクライム(6月9日)に備えて、スバルラインの試走に出かけてきました。

2007年の初参加から数えて、ちょうど10回目の富士ヒルクライムですが、最も過酷なスバルライン試走となりました。

にしても、寒かったな~(><)



スバルライン試走2019の仕様

去年、一昨年と比較した今年の試走仕様はこんな感じ。

試走年 【昨年】
2018年5月20日
【今年】
2019年5月20日
備考
天気 快晴 濃霧&小雨&雨&強風 今まで快晴か曇りでしか登ったことがないのに
年齢 49歳 50歳 だんだん、計算しないと分からなくなってきました
体重 59.3kg 60.6kg あと2kg減らしたい・・・。
フレーム LOOK595 なんと10周年!
ホイール F: Reynolds MV32T UL
R: FFWD F4R
Reynoldsも9年目
タイヤ F: Vittoria CORSA CX3
R: Vittoria CORSA CX3
F: Vittoria CORSA CX3
R: Vittoria CORSA SPEED
フロントもSPEEDにしたい
チェーンリング R: FC-9000 (50-34T)
L: FC-7950
左側は単身赴任先(ZWIFT用)
リアスプロケ CS-6700(12-30T) シルバーギアです(^^)
サイコン PIONEER SGX-500CA
GARMIN fenix 5s
GARMIN Edge810J
PIONEER SGX-600CA
GARMIN fenix 5s
GARMIN Edge810J
500→600で表示が超改善
パワーメーター PIONEER ペダモニ  
至近のFTP 235W (3.96W/kg 222W (3.66W/kg 昨年の7.6%減 (><)

体重が少し増えて、FTPが少し減って、サイコンがCA500→CA600に変わったくらいで、ほぼ変化なし。

全然気が付きませんでしたが、LOOK595号が10年目に突入していたことに初めて気が付き、驚きました(振り返り記事でも書こうかな・・・?)

特段も不満もないので、なんだかやたらと長持ちしています(^^;

過去、最も過酷なスバルライン試走へ

今まで、スバルラインの試走は9回やっていますが、ほぼ毎回快晴、悪くても曇り空でした。

本番は日程調整ができませんが、自分で行く試走は天気のいい日を選んでいけばいいので当然です。

今年も、天気予報では「晴れ」だったので、Noguさんと友人、きゅーさんの4人で向かったのですが・・・。

雄大な富士山が・・・見えん。

雄大な富士山が・・・見えん。

SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8

8時過ぎに富士北麓公園に着いたときは、まだ写真のような曇り空で、富士山は濃霧に覆われていて雨も降っていそうだったので、しばらく様子を見ることにしたのですが・・・

より悪くなってしまった・・・。

より悪くなってしまった・・・。

SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9

より悪くなってしまった・・・(T_T)

それでも、9時半ごろになると、少なくともふもとは日差しが見え始めたので、みんな揃って登り始めました。

スタート地点の料金所付近はかなり暑かったので、アームカバーを外すかで悩んだのですが、念のため装着したまま登り、暑くて外すことにしました(のちに、これが大正解だとわかります)

スタート地点(料金所)では、天候はほぼ回復していたのですが・・・。

スタート地点(料金所)では、天候はほぼ回復していたのですが・・・。

SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9

いつもの通り、激坂はFTP未満で耐え、緩斜面はFTPをちょい超えて飛ばす、という凸凹走行(←本当にその作戦でいいのか?)で走ります。

例年なら、富士山の雄姿を拝みながら走ることで楽しいし、苦しさもまぎれるスバルライン。

この日はずっと雲の中に隠れていて「ただ苦しく長い坂を上るだけ」でしたが、ある意味、ドMヒルクライマーにとっては素晴らしい(?)状況なので、黙々とペダルを回し続けます。

しか~し(チャリダー風)、3合目を過ぎたあたりから様子が怪しくなってきます。

霧がどんどん濃くなってきて、大沢駐車場付近ではほとんど前が見えないくらいの濃霧になりました。

また、濃霧に突入したころから気温もどんどん下がっていき、ハーフフィンガーのグローブで手がかじかんできました。

自分が吐く息も白くなり、大きく息をすると肺がぐっと冷える感じ。

自分の吐く息が白い・・・(!)

自分の吐く息が白い・・・(!)

SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9

長年、ヒルクライムをやっていて、下りが寒いのはいつものことですが、登りで寒い思いをしたのは初めてです。

4合目を過ぎると寒さはどんどんひどくなり、「寒い~、寒い~」と呪文を唱えながらのヒルクライムになりました。

スタート時にアームカバーを外すかどうか悩んで、着けたまま登りましたが、もし外していたらDNFになっていたかもです。

また、今回はPioneerペダモニ用の新サイコン、SGX-CA600を使ったのですが、スタート地点でリセットをかけるのを忘れてしまい、ふもとの駐車場からの4kmも込みの距離・タイムとなってしまっていました。

途中まで、このトリック(?)に気が付かず、「ずいぶん進んだな~♪」と思っていたら、4kmも手前だったというポカもやっています。

寒さ・濃霧・サイコンポカと戦いながらも、何とか無事に5合目に辿り着くことができました。

SGX-CA600、Edge810J、fenix 5s(腕)。いろいろ付けすぎているのもミスの原因である・・・。

SGX-CA600、Edge810J、fenix 5s(腕)。いろいろ付けすぎているのもミスの原因である・・・。

SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9

タイムは超平凡。本番に期待

ゴールタイムは、1時間34分51秒

過去10回の試走で6位ということで、かなり平凡なタイムです。

唯一、まともタイムを計測していたfenix 5sによると、1時間34分51秒。

唯一、まともタイムを計測していたfenix 5sによると、1時間34分51秒。

SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9

去年、おととしと走行データを比較するとこんな感じ。

試走年 【おととし】
2017年5月27日
【昨年】
2018年5月20日
【今年】
2019年5月20日
備考
タイム 1時間49分44秒 1時間29分50秒 1時間34分51秒 事前予想より少しだけ早いかな
最高速度 31.5km/h 30.1km/h 32.1km/h 本番だと40km/hくらい、トレインってすごい
平均心拍 166bpm 166bpm 164bpm 去年とほぼ同じ
最大心拍 194bpm 181bpm 185bpm 去年とほぼ同じ
平均ケイデンス 75rpm 88rpm 82rpm 少し遅い?
平均パワー 171W 215W 193W かなり低い(▲10.2%)
消費エネルギー 1059kcal 1134kcal 1104kcal ほぼ同じ
TSS 133.5 130.9 143.0 意外と頑張っている

ただ、昨年に比べてFTPは7.6%も低いので、タイムは1時間37分くらいを予想(1時間29分50秒×1.076)していたのですが、それよりも2分ほど速いタイムとなりました。

これは、一番下のTSS(Training Stress Score)を見ればわかります。

FTPに対してどれだけ頑張ったかの指標なので、今年は「事前のFTPは低めだけど、当日は根性で大目に頑張った」ということです。

逆に言うと、本番でのタイム向上に向けての「伸びしろ」が少ないかもなぁ・・・。

心拍(赤)とパワー(紫)。後半に向け徐々に落ちていっているなぁ。

心拍(赤)とパワー(紫)。後半に向け徐々に落ちていっているなぁ。

SHAPR AQUOS mini

さらに過酷な下りが待っている・・・

登りでも寒かったスバルライン試走2019ですが、当然、下りはもっと寒いです。

5合目でのんびりとアイスを食べて(なぜ?)いるうちに、雨が降り始めてきたため、急いで下ることにしました。

過去19回(試走+本番)で一番美しいソフト。素晴らしい!

過去19回(試走+本番)で一番美しいソフト。素晴らしい!

SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9

しかし、登りの時以上に霧が濃くなり、数m手前しか見えない状況で、道がどちらにカーブしているのかもわかりません。

20km/hくらいで走っても怖いくらいで、ブレーキはずっとかけっぱなしに。

下りも濃霧かよ~。この先、もっともっと霧は深くなっていきます・・・。

下りも濃霧かよ~。この先、もっともっと霧は深くなっていきます・・・。

SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9

この日は、テールライトを忘れてきたので、あんまり低速で走ると後ろからバスに轢かれそうで、これまた怖い。

途中、ハトバスに抜かれてからは、目立つ黄色いボディとテールランプを追いかけることでなんとかカーブを認識することができました。

登ってきたときの状況を思い出せば、とりあえず3合目まで下れば、霧は晴れるし少しは暖かくなるはずです。

「3合目まで!」を合言葉に、きゅーさんと声をかけながら、めちゃ寒い思いをしながらなんとか無事に3合目までたどり着くと、予想通り、霧は晴れ、常識的な気温になってきました。

まとめ

タイムも走りもイマイチでしたが、それもこれも、すべて濃霧のせいにできた(?)スバルライン試走でした。

去年よりかなりパワーダウン、体重アップしていたので心配はしていたのですが、少なくとも、完走はできそうです。

あとできることと言ったら、

  • もうちっとZWIFTやって減量
  • ヤビツに通ってFTP・筋力向上
  • フロントをCorsa Speedにする

くらいかなぁ。

いずれにせよ、令和初、50代初の富士ヒルは気負わず、ブロンズ(1時間30分)を目指して頑張りましょう。

つづく(^^)

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コメント

  1. 名前:sramred 投稿日:2019/05/24(金) 04:25:23 ID:074095cdf 返信

    当方出動予定の長野方面、今週末は猛暑日もあるとか。
    もはや別の惑星の気候ですな。
    5200m上れるかな~(恐)

    • 名前:Shiro 投稿日:2019/05/27(月) 12:47:40 ID:b58b5a1d7 返信

      5月とは思えない暑さですよね。
      土日ともにヤビツに出かけましたが、途中でフラフラしてきてしまいました。

      まだまだ体も慣れてないでしょうから、お気を付けください~!
      (にしても、5200mはすごいですねぇ)

      • 名前:sramred 投稿日:2019/05/27(月) 18:58:31 ID:e9008f116 返信

        5200mはルートラボが明らかに盛り過ぎで、garminによる実際の計測では累積上昇4200mと常識的でしたw
        今回ゴールの上越妙高から1夜明け、直江津まで10kmのボーナスコースを走り遂に日本海の海岸に到達、波穏やかな海岸で海に触れ、北陸新幹線で帰ってきました。

        ロードバイク初心者の時代、日本海チャレンジに1度したもののパンク2回で長野で撤退して以来、ずっと再チャレンジの機会をうかがってきました。
        それからバイク4台を乗り継ぎ(現役3台)、最近は年間5000kmを走り、15年来の悲願遂に達成です\(^o^)/

        • 名前:Shiro 投稿日:2019/05/28(火) 23:02:26 ID:845b50d4e 返信

          日本海まで到達ですか! ひぇ~

          4200mだって十分すごいですよ。完全に非常識です(笑)

          自分もいつかは本州横断をしてみたいな~とは思いつつ、はや10年。
          足腰が立つうちに行っておきたいなぁ。

          お疲れさまでした!

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