カメラを車載するために集めてきたモノ達。この(無駄な)情熱には頭が下がる思いです。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
初めてロードバイクに、動画撮影用にカメラを車載してみたのは2008年のこと。
U字金具+三脚雲台+デジカメ(IXY320)という、極めて原始的な方法でした。
それから、数年おきに「車載方法を改善する!」と騒いで、いろんな方法を試してきましたが、また、車載方法改善の季節(発作?)がやってきました。
1分で振り返る、車載方法改善の長い歴史
冒頭に紹介した通り、今年はロードバイクカメラ車載10周年(^^
過去、いろいろ試したものを並べてみるとこんな感じです。
世代 | キーテクノロジー(笑) | カメラ | 評価 |
---|---|---|---|
神話世代 (2008年) |
D2U字ボルト方式 ケーヨーD2で買ったU字ボルトをステムに固定し、その先に雲台を取り付けた。 |
Canon IXY Digital320 |
雲台・カメラ共に振動に極端に弱く、ガタガタ動画を量産してしまう。 |
第2世代 (2008年) |
雲台強化 D2U字方式の弱点だった雲台の弱さを、遥かに頑丈な雲台に変更。 |
Canon IXY Digital320 |
雲台だけ頑丈になったせいで、カメラがご臨終となる(撮影不能に・・・) |
第3世代 (2012年) |
ミノウラVC-100方式 空白の4年ののち、満を持してミノウラのカメラマウントVC-100を導入。 |
SONY DSC-TX10 |
VC-100は、強度は完璧だけど、背が高すぎて不安定なのと走行時に邪魔。カーボンハンドルへの取り付けにも難あり。 |
第4世代 (2013年) |
SONY VCT-HM1方式 ソニーのアクションカム(AS-15)に変更したことに伴い、純正マウントVCT-HM1を(一瞬だけ)使ってみる |
SONY AS-15 |
買った直後にマウントがぶっ壊れて交換するものの、またすぐ壊れる。それでも使ったら、FHC本番で大破してカメラも大破(涙) |
第5世代 (2014年) |
チェーンフォールプロテクタ方式 SONY純正には見切りをつけ、まったく用途の違う、チェーンフォールプロテクタを流用してみる |
SONY AS-15 |
想像以上に頑丈に取り付けることができて大成功!! |
第6世代 (2016年) |
SONY VCT-HM2方式 SONY AS15のあまりのポンコツさに嫌気がさして、AS200Vに更新。万が一の可能性をかけて、純正マウントを試してみる。 |
SONY AS200V |
第1世代のVCT-HM1と同様、HM2も全くカメラを固定できない、予想通りのSONY品質(笑) 即日にレックマウント化。金返せ~ |
第7世代 (2016年) |
レックマウントB45-GP方式 今度こそ純正マウントは決別し、巷で高評価のレックマウント(ハンドルバー用)を導入 |
SONY AS200V |
SONY純正に比べて5000倍くらい頑丈なアルミ製マウントの安定性は最高。車載道を究めた感あり。 |
まぁ、よくこれだけいろいろ試し続けたものです。
撮影した動画をたいして見るわけでもない(笑)のに、この過剰ともいえる無駄な努力。
もはや、「動画を撮る」というより「カメラを載せる」ことに情熱を注いでいるようで、頭が下がります(^^;
新たな映像を求めて第8世代へ!
2016年の第7世代(レックマウント化)で一応の完成を見た、我がカメラ車載道。
しかし、徐々に課題が見えてくるようになりました。
- ハンドルバーにしか取り付けられないため、ハンドル・STI・サイコンなどが写らず、臨場感が薄い
- ハンドルバーの隙間が狭くなってしまい、ベルやライトが取り付けられない
- バイクのセンターラインに取り付けられず、左右にオフセットした動画になってしまう
初代のD2U字型は、ステムに取り付けていたので問題無かった(他の問題がべらぼうに多いけど・・・)のですが、それ以外の方法はハンドルバー取り付けだったため、上記のような課題、特に臨場感がイマイチという課題がありました。
そこで、新たなマウント方式として、初心に帰って「ステムにマウントすること」を目指すことにしてみました。
そうすれば、ハンドルバー・STI・サイコンなども写し込み、より臨場感のある動画になることでしょう。
試行錯誤の上に完成した様子。大事なトコロにカメラが・・・?
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
・・・と思いついたのですが、ここからが長い試行錯誤を伴う、イバラの道のりの始まりだったのでした。
(つづく)
どう見てもカメラ車載と関係なさそうなアイテムですが、意外と大活躍・・・?
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
Shiroさん:
よくまぁここまで集めまくりましたねぇ、その情熱には感服です。
しかも過去品をすべて捨てずに持っている所もまたスゴイですよ。
機材は時代(マウントされる側も含む)と共に変わる物ですからね。
続編をお待ちします。