『土井雪広のロードバイク・トレーニング』

すでにお伝えしているように,今年のおいらは早めにストーブリーグに入っています。

夏場に全く走らなかったのと,秋の風邪が長引き,体力が過去最低レベルまで低くなっているためです・・・。

なので,もう来年のヒルクライムシーズン(3月~6月)を見据えて,そろそろ,トレーニングを再開しようかな?と思っています(もちろん,思っているだけでやっていません。O型ですから,笑)

具体的なトレーニングの方法や機材はさておき,まずは,「やるぜ!」という気持ちを抱き続けることが大事なので,『敗北の無い競技』を読んで以来,にわかファンになっている土井雪広さんの『土井雪広の世界で戦うためのロードバイク・トレーニング』を読んでいます。



とにかく,読み物として面白い!

前作,『敗北の無い競技』でもそうでしたが,とにかく土井さんの文章は,飾らないのに格好いいんです。

ダラダラ,長々書いている,どこかのダメブログとは大違いなんです(^^;

トレーニングの本なので「オチ」はないので,書店では立ち読みで後書きを見たのですが,その格好良さに一気に吸い込まれました。

トレーニングは苦しい。レースはもっと苦しい。
それなのに,なぜ走る?

申し訳ないが,僕の知ったことではない。
走る理由は,完全に個人的なものだ。
他人が走る理由は,僕には分からない。

けれど,ひとつだけ言えることがある。
それは,今の問いは,苦しい場面でこそ重要だということだ。

自分への問いかけを忘れてはならない。

あなたは,なぜ走る?

【p.154抜粋】

なんでしょう,この猛烈な格好良さは・・・!

「苦しくない程度にやりましょう」とか「苦しくても頑張りましょう」とか言われるより,よっぽど心に届きます。

まだ半分くらいしか読んでいなくて,具体的なトレーニング方法やプランニングの話はあまり出てこない(たぶん,全部読んでも,そんなに書いてないかも)のですが,「トレーニングとは何なのか」「走るとは何なのか」「機材とは何なのか」という,ロードバイクトレーニングに対するメッセージを読むだけでも十分楽しめそうです。

もう少し具体的な箇所では,例えば,ライディングポジションについても書いてあるのですが,いきなり「サドルの高さはこう」「クリートはここ」みたいな話から入るのではなく,こういう風に書かれています。

僕は今もたまに,スキーを人に教えることがある。そのたびに思うのが,スキーはロードバイクに比べて,なんて教えることが簡単なんだろうということだ。
なんで簡単かというと,スキーは乗りこなすことが難しいからだ。難しいから,簡単だ。
どういうことかというと,スキーはフォームが間違っていると,そもそもまともに滑れない。曲がれないし,止まれない。それ以前に,滑って転んでしまう。だから,誰でも自分のフォームが間違っていることに気付けるし,当然直しやすい。周囲も指摘しやすい。
けれど,ロードバイクは,多少フォームがおかしくても乗れてしまう。ペダルを踏みさえすれば前に進むし,変なフォームだからといって転ぶ人もいない。

-略-

だから,自分のフォームが正しいか間違っているかを知るためには,スキーよりも長い時間がかかる。乗り込む必要がある。

-略-

「乗ると速くなる」ということには,こういう側面もある。単に心肺能力や筋力が増すだけではなく,自転車と身体が一体化するんだ。

【p.68抜粋】

こういう,対極的な話をしてから,具体的なポジションの話が紹介されていくので理解が進めやすいです。

まだ,自分を限界まで追い込むようなトレーニングの時期ではありませんが(いや,一度も限界は見てないか・・・),こういう,自転車競技との関わり方の本を読むことで,少しでもモチベーションが維持できたら,うれしいと思っています。

それにしても土井さん,選手としてもすごいだけじゃなく,この文才はいったいどこから・・・?(^^)

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