え~! 家の中で,ローラー台で,こうなるんだっけ!?!?
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
近年,退屈だったローラー台練習に革命が起きつつあります。
ダンシングができるようになっていたり,ペダリングに合わせて映像が進んだり,勾配を模擬して負荷が自動的に重くなるなど,実走感を高める工夫が凝らされています。
しかし,ここまで実走感を高める必要はないと思うのですが・・・。
確かに,実走行では良くあることですが,なにも,ローラー台でパンクまで再現してくれなくて結構です・・・(T_T)
要するにこんなお話です(^^)
- ローラー台でもパンクすることがある(!)
- 異物はありえないので,チューブやリムテープの経年劣化だと思う
- パンクしたら,すかさずネタにしましょう
あれ,いつもより重いぞ? こ,これは・・・?
事件は先週木曜日の夜に起きました。
いつものように,入浴前のローラー台練習(もう習慣化してきました,笑)をやっていたのですが,なぜか,いつもよりペダリングが重いのです。
ここのところ,ダイエットを兼ねて負荷を上げていたので,脚に疲労が溜まっているのかな(実際,溜まっていますが・・・)と思ったのですが,昨日までとは明らかに違う,異次元の重さ。
推理ドラマ(先日放送の横山秀夫『影踏み』)を真剣に見ながら走っていたので気が付かなかったのですが,いつもとは違う,「キュゥ~,キュゥ~」という気が抜けた音がしていることに気が付きました。
ここにきて,ようやく「ん? なんかマズイことになっている?」と思い始めましたが,「いやいや,室内のローラー台でアレはありえないでしょう」とも思ったりして,結局,10分ほど回してしまいました。
しかし,いくらなんでも重いし,変な音するし,なんかフワフワするし,「ひょっとするとアレかもしれない・・・」と,バイクから降りてリアタイヤを見て絶句。
なんとも,信じられない光景・・・(T_T)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
なんと,パンクしているのです!
“I had a flat tire!”(このとき覚えました)なのです。
いくら,最近のローラー台が実走感を高める技術が盛り込まれてるとはいえ,ここまで実走感を高めているとは,恐るべし,Elite社です・・・(笑)
さすがElite,パンクまでシミュレーションできるとは!(笑)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
パンクの原因はいったい何?
不思議なのはパンクの原因です。
リビングでローラー台練習をやっていますが,いくら散らかっている我が家でも,リビングに釘や画鋲,ガラス片が撒かれていたり,まして,砂利道仕様ではありません。
いったい,パンクの原因はなんなんでしょう・・・?
そこで,久しぶりに登場の,Shiro家自転車事故等調査委員会による,事故車体から取り外した車輪の調査が始まりました。
まず,タイヤ外観ですが,まったくもってキレイな状態で,釘も画鋲もガラスも砂利も刺さっていませんでした(室内でしか使ったことがないのだから,当たり前ですが・・・)
タイヤ(Vittoria Zaffiro Home Trainer)は溝も含めてキレイなもんです。問題なし!
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
そこで,タイヤを外して内部のチューブを調べてみると,非常に小さな穴からごくわずかにエアが漏れていました。
穴は非常に小さいので普通に見ただけでは見つけることは難しく,顔(ほっぺ)の付近にかざすことで,ようやく細い風を感じる程度でした。
なんとも小さな穴が・・・!
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
タイヤをリムから外して裏返し,パンク穴に該当する部分を綿密に調べてみましたが,特に異常はなく,なんの異物もありませんでした。
タイヤの内側は特に問題なし。(白いのはチューブ内部から出た粉)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
さらに,念のためにリム側,リムテープの状況も確認してみました。
ローラー台で使っているホイール(A-CLASS )は,9年前に購入したLGS RHC号(mark I ネ)に装着されていたものなので,リムテープも9年前のものです。
なので,パンク原因はリムテープによるものでは?と推測して,あらかじめ新品のリムテープを用意しておいたのですが,予想に反して,9年目のリムテープはきれいなものでした。
リムテープは予想以上にキレイでした(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
結局,いくら調べてもパンクの原因は分からず,Shiro家自転車事故等調査委員会としては初(か?)の迷宮入り事件となってしまいました。
修理に必要と思ったけど,リムテープは出番ありませんでした・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
まぁ,チューブは6年前の代物(しかも超軽量,Vittoria EVO55)なので,普通に考えれば,「経年劣化」ではないかなぁ,と思います。
普通,そんなに長持ちしないですよね,EVO55(笑)
修理完了! 練習再開!
LOOK595号では,チューブレス(SHAMAL)かチューブラー(FFWD・Reynolds)なので,クリンチャーは6年ほど使っていません。
なので,家中のあちこちからチューブは出土しましたが,どれも6年以上前の古いチューブばかりです。
家じゅうから出土したチューブたち。全部,6年以上前のモノばかりですが・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
ローラー台用に新たにチューブを買うのもバカバカしいので,出土した各種チューブの中では,比較的程度(あくまでも見た目ですが)がよさそうな,Panasonic R’Airを使うことにしました。
見た感じマシそうな,(6年前の)Panasoni R’Airにしてみました。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
超久しぶりのクリンチャーのパンク修理に戸惑いもしましたが(チューブをぺしゃんこにしていたので,すごく作業性が悪かったです),無事に修理完了です。
復活!! さぁ~,回そう(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
まとめ
2007年にロードバイクに乗り始めてから9年。
今まで9回のパンクに遭遇しています(家族のママチャリパンクも同じくらい)。
日付 | 場所 | 状況 | タイヤ | チューブ |
---|---|---|---|---|
2007年11月 | 鎌倉 | 朝ポタで鎌倉一周後,家でスローパンクに気が付く | Vittoria TOPPAZIO PRO |
Vittoria EVO 55 |
2008年4月 | 家まであと2km地点 | 近所を子供とサイクリングした帰り道に金属片を踏んでバースト | Vittoria OPEN CORSA EVO CX |
Vittoria EVO 55 |
2008年4月 | 下田 | 伊豆半島縦断中に,トンネル内で異物を踏んでバースト | Vittoria OPEN CORSA EVO CX |
Panasonic R’Air |
2008年8月 | 同志みち | 富士山からの帰り道,土砂降りの同志みちで,水たまり内で異物を踏んでスローパンク | Panaracer Extreme EVO3 Protex |
Vittoria EVO 55 |
2013年5月 | 平塚 | ヤビツの帰り道,摩耗しきっていた超軽量タイヤがご臨終に・・・。 | VELOFLEX Record Tubular |
― |
2013年5月 | 富士山4合目 | スバルライン試走を終えて下山始めてすぐに異物を踏んでスローパンク。わずか25kmで15k円のRecordが死亡・・・ | VELOFLEX Record Tubular |
― |
2014年7月 | ヤビツ(下り) | ヤビツタイムアタック後の下山中にスローパンク。わずか380kmでEliteJet死亡・・・ | TUFO EliteJet<160g |
― |
2014年9月 | 逗子 | 海岸線を走っていて巨大な釘(5cmくらい)を踏んでしまうが,とりあえず,エアは抜けず・・・。 | IRC ROADLITE TL |
― |
2015年4月 | ヤビツ(上り) | 大きな画鋲が刺さっていスローパンク。人生初のヤビツ途中リタイヤ | Vittoria CORSA CX3 |
― |
2016年4月 | 室内 | ローラー台練習中に,徐々に空気が抜けました・・・ | Vittoria Zaffiro Pro Home Trainer |
Vittoria EVO 55 |
今回は,記念すべき10回目のパンクになるかと期待(?)されたのですが,「屋内練習でのパンクである」「本人に落ち度がない(たぶん)」ということで,ギネス公認記録にならず,ノーカウントとなりました。
チューブレスで走っているときはほとんどパンクを気にしないのですが(実際,まったくパンクしない),これから数か月のヒルクライムシーズンは,軽量チューブラーを使う機会が増えるので,下手に10回記念なんて狙うことなく,財布と相談しながら細心の注意を払って走りましょう。
あらためて見ると,このチューブでたくさんパンクしたなぁ・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
もちろん,室内走行時にも何が起きるかわかりませんから,気は抜けません。
しかし,ほんと,室内でもパンクするものなんだなぁ・・・(^^;)
こんばんは。
まさかのローラー台でのパンクですかぁ…。
チューブの穴の位置はわかりませんが、リムテープは古いみたいなので
交換して正解かも^^
なんでも古くなってくるといつの間にかキズつけていたのが
悪化したり、本来の役目をしなくなり悪さをし出すので
厄介ですね^^
僕の通勤快速車はケチケチ作戦で過去の余りパーツ(タイヤ・チューブ等)を
フル動員して使っていますので気をつけねば^^