3か月ぶりのイノテック105再塗布作業です(^^)
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
先週,超ドライオイルのイノテック105の再塗布作業をやりました。
昨年6月の使用開始から,3回目の再塗布。
そろそろ,このオイルの使い勝手もわかってきたので,少しまとめてみました。
要するにこんなお話です(^^)
- チェーン駆動音がうるさくなってきたので,イノテック105の再塗布を実施
- 意識しなかったけど,前回と同じ3ヶ月・700kmでの再塗布
- 海辺を走る機会が多かったため,チェーンのコマ間は砂が入り込んでいた
- 外見はキレイな状態を保っているので,再塗布の目安にはならない
- 「700km」「3ヶ月」「駆動音のうるささ」が,再塗布の目安になりそうです
- いつでもキレイ,3ヶ月メンテフリー,再塗布の楽さ。やっぱり便利です(^^)
3回目の再塗布作業
過去2回の経験からして,イノテック105の寿命は500~700kmといったところです。
しかし,おいらの貧しい(涙)使用環境では,700kmに到達するには3ヶ月ほどかかってしまうので,再塗布のタイミングは忘れがちです。
そのくらい長持ちしてくれるイノテック105ですが,チェーンの汚れよりも,潤滑性能の低下が再塗布時期を知らせてくれます。
前回の塗布作業は12月にやっているのですが,それから3ヶ月経って,毎晩のHIIT(High Intensity Interval Training)で,チェーン駆動音が大きくなってきたことで気が付きました。
ピカピカではないですが,3か月,700km走行後には見えないキレイさです。
SONY NEX-5N + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZA
過去2回の再塗布時と同様,パッと見たところではチェーンの汚れは目立ちません。特に側面のプレートは塗布直後からドライであり,そのままの状態を保っています。
でも,近づいてよく見ると,砂が付着していました。
Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8
しかし,近づいてよく見ると,チェーンのコマには細かい砂が入り込んでいることが分かりました。
また,スプロケットは非常にきれいな状態であり,洗浄する必要性もほとんどありませんでした。
スプロケット。キレイなもんです。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
再塗布作業は,今までと同じく,外したチェーンにチマチマ(メーカーは「ドバドバ行け」と言ってますが,笑)と塗りこんで汚れを落とし,落としきったら乾かすだけです。
イノテック105をチマチマ塗って,汚れを落とします。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
不思議なもので,あれほど,臭い臭いといい続けてきた,独特の刺激臭も3回目(初回も入れれば4回目)にもなると,完全に慣れてしまいました。
もしかしたら花粉症の影響かもしれませんが(笑),作業終了後は大胆にも玄関先にぶら下げて干しておいたのですが,家族の誰も文句を言われませんでした。
作業日はいいお天気だったので,3時間ほどの日干しで臭い成分は揮発してくれました(^^)
大胆にも玄関先にぶら下げて干してみましたが,異臭騒ぎにはなりませんでした(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
過去の再塗布作業との比較
過去2回の再塗布作業と,諸条件を比較してみました。
再塗布回数 | 1回目 | 2回目 | 3回目 |
---|---|---|---|
実施日 | 2014年9月 | 2014年12月 | 2015年3月 |
前回からの日数 | 3か月 | 3か月 | 3か月 |
〃 走行距離 | 500km | 700km | 710km |
おもな走行場所 | 山・平地 | 山・平地 | 海辺・湘南平 |
汚れ度合 | とてもクリーン | とてもクリーン | コマ間に砂汚れが付いている |
潤滑度合 | 駆動音がうるさい | 駆動音がうるさい | 駆動音がうるさい |
1回目の再塗布は「3ヶ月たったから」という理由でレビューも兼ねてやっていました。
2回目の再塗布は「潤滑性能が落ちてきたので」という実用上の理由で実施したのですが,その時の走行距離(700km)は,今回(710km)とほぼ一致しています。
やはり,おいらの使用環境では,700kmが再塗布の目安になりそうです。
また,使用開始から今まで,一度も「汚れた状態のチェーン・スプロケ」を見たことが無いので,汚れを目安に交換はできないと思います。
普通のオイルなら,チェーン側面もスプロケも,汚れで真っ黒になっていくと思いますが,イノテック105の場合,もともと「本当に塗ってあるのか?」というくらい,ドライ・ツルツルな状態なので,全然汚れが付着しません。
再塗布完了後のチェーン。サラサラです(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
砂が多いところを走ればコマ間に入り込むので,ここに着目すれば交換の目安になりそうですが,一番の目安は,潤滑性能の低下による駆動音のうるささではないかと思います。
再塗布した後は,非常に静かな駆動音になり,特に室内練習ではローラーの音にかき消されてしまうくらい静かです。
それが,3ヶ月目に入り,700kmに近づくにつれて駆動音がうるさくなり,室内だと「ガチャガチャ」「ゴロゴロ」と気になるようになります。
こうなったら,再塗布のサインと見ていいでしょう(^^)
いずれにせよ,常に見た目がクリーンで,最長で3ヶ月もメンテナンスフリー,メンテナンスも重ね塗りするだけと,非常に手間がかからないイノテック105。
導入時の完全脱脂だけ面倒です(この方法がいいかは別ですが・・・)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
導入時の完全脱脂が面倒なのと,ちょっと値段が張るところが難点ですが,おいらのような,ずぼらなロード乗りには,何物にも代えがたい便利さです(^^)
初回+3回の再塗布でちょうど使い切りましたので,週末にはまたワールドサイクルで1本購入しておきましょう(^^)
おしまい。
>Noguさん
「データ化」なんて,オーバーですよ~
実は,たまに「フォトポタ日記」読み返しているだけですし(^^;)
イノテックの洗浄って,クリーナーでもいいんですか!!!
クリーナーに含まれている,「油を分解する成分」の悪影響があるとか,ないとか書いてあったような・・・。
そもそも,オイルをオイルで洗う,というのがいかにももったいないんですよね。
ちょっと調べてみます~