長~い病み上がりなので、ご近所ライドばかりです(江の島)
Insta360 X2
年末から乗り始めたSPECIALIZED ROUBAIX。
先代のLOOK595号と比べると、ディスクブレーキ、電動シフト、12速、サスペンション、ジオメトリ、太いタイヤなどありとあらゆる部分が異なっています。
どこから紹介したものか悩ましいですが、とりあえず、ROUBAIXのアイコン的存在であるフロントサスについてご紹介です。
フロントサスペンション Future Shock3.0
ROUBAIX(SL8)には、フロントサスペンションとしてFuture Shock 3.0という機構が内蔵されています。
名前の通り、第3世代となるサスペンションで、車体のグレードによって3.3/3.2/3.1の3種類に分かれています。(Shiro号はCompです)
Future Shock | 搭載車種 | ダンパー | 減衰調整 |
---|---|---|---|
3.3 | S-Works / Pro | 油圧 | 走行中可能 |
3.2 | Expret / Comp | 油圧 | なし |
3.3 | Sport / 無印 | なし | なし |
そのほか、グレードを問わない共通の仕様としては、こんなところです。
- ストローク量は20mm
- プリロードは5段階調整可能(ワッシャーを入れる)
- スプリングレートは3種類(ハード・ミディアム・ソフト)
- だいたい200gくらいらしい
Future Shockの詳細はあんまり紹介されていないのですが、過去バージョン(1.0)のイラストや3.0の作業マニュアルなどを見ると、なんとなく構造が想像できます。
一般的なMTBや、Shiro家のミニベロ(ルイガノS9号)ではヘッドチューブの下部に可動部が作られています。
ルイガノS9号。前かごの下にある黒い物体がフロントサス。
SONY DSC-RX100m3 + Zeiss Vario Sonnar T* 8.8-25.7mm F1.8-2.8
ROUBAIXはそうではなく、ヘッドチューブの上部が動くみたいで、超簡単に言えば、普通のロードバイクのステアリングコラムの上部だけポヨンポヨンと伸び縮みする仕組みなのだと思われます。
がっちりしたロードバイク足回りの上に、可動式のハンドルバーが乗っている感じですかね(実際には大変なんだと思いますが)
Future Shock 1.0の頃の説明イラスト
現行モデル(3.0)の作業マニュアル。カートリッジですね。
実際に乗ってみた感じ
Shiro家のROUBAIX号はCompグレードですので油圧ダンパーが内蔵されていて、バネはミディアム、プリロードは無しの状態です。
納車から10回、200km走ってますが、パリルーベには出ておらず普通にご近所鎌倉をくるくる回った程度です。
この程度の走りだと、サスペンションの効果はほとんど分からないです(^^;
走行感はLOOK号と比べると明らかにやわらかいのですが、両者には差がありすぎて何が要因なのかイマイチ分からず・・・。
項目 | ROUBAIX号 | LOOK号 |
---|---|---|
タイヤ | 28mm | 23mm |
空気圧 | 5~6気圧 | 8~9気圧 |
ホイール | カーボン (Roval ALPINIST CLX2) |
アルミ (SHAMAL Ultra 2Way) |
サスペンション | あり | なし |
フレーム | ロングライド向き | 超頑丈 |
動きを見てみよう!
Future Shockは手で押すと簡単に凹むのですが、走行時にどのくらいに振動を吸収してくれているのかは、危なくて見ていられません(ほぼ真下なので)
そこで、どのくらい動いているのか、動画を撮ってみることにしました。
ROUBAIXは、通常のボトルケージ取付位置(前後2個)に加え、トップチューブとBB下の2か所に取付が可能なので、トップチューブにカメラマウントを作って、小型カメラで撮影してみました。
作成中のカメラマウント。
こんな風に装着します。カメラはInsta360のGO3。
SONY DSC-RX100m3 + Zeiss Vario Sonnar T* 8.8-25.7mm F1.8-2.8
普通の道
普通の舗装路ですが、路面にペイント(自転車専用レーン)が描かれていて、そのせいでガタガタしております。
ペイントを超えるたびに、サスが動いています。
石畳(というほどではない)
パリルーベではなく、ご近所江の島の海岸です。
石畳というより、タイル程度で大した段差はありませんが、所々で大きく動いてくれています。
ダウンヒル
鎌倉の源氏山の下り。速度はゆっくりですが、路面が悪いのでガタガタです。
腕への衝撃はビックリするくらい少ないです。
まとめ
改めてみてみると、Future Shockは結構な量で上下動してくれていることが分かりました。
ダウンヒルや段差などではめいっぱい動いていて、平地でも小さく微妙に振動吸収している様子が分かります。
現時点のROUBAIX号で、フロントの衝撃吸収面で見てみると、
- 太めの28mmタイヤ
- 低圧運用(5~6気圧)
- Future Sock
- カーボンハンドルバー
ということで、ご老体をいたわる装備が全部盛りみたいな感じなっています(笑)
ちなみに、もう1か所のケージ位置にはポンプを付けています(^^)
SONY DSC-RX100m3 + Zeiss Vario Sonnar T* 8.8-25.7mm F1.8-2.8
LOOK号のころから、ロングライドに出かけると、尻はまだしも、腕が痛くなる傾向にあったので、これらのテクノロジーに頼りながら、より長い距離を走ってみたいですね。
つづく
Shiroさん:
路面からの振動はタイヤ、ホイール、フォークに任せて、それでも届いてしまう振動はこれで吸収してライダーに伝えにくくしているんですね。
長距離だったらこれは確かに楽でしょうね、これに慣れたらサス無しには載れなくなるかもですね。