こんなに小さいのに1TB。ハードディスクの5倍も速い・・・!
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
デジカメ写真データ作業用に使っているポータブルハードディスク(HDD)を、より高速なポータブルSSD(Solid State Drive)に変更しました。
シーケンシャルな読み書きとも、今までの5倍以上も高速化したので、今後のフォトポタ日記に掲載される写真も、従来比5倍ほど美しいものになることでしょう。
たぶん、そうならないですけど・・・。
長いけど、こんなお話です
- 写真作業用の外付けHDDをSSDに変更
- 予想以上にべらぼうに高速化しました
- HDDと比べてシーケンシャルアクセスで5倍、ランダムなら100倍近く高速化
- Lightroom(写真管理ソフト)もサクサク
- 万事うまくいったと思ったのだけど、思わぬ落とし穴が・・・?
何のための外付けディスク?
単身赴任生活で困るのは、写真の管理です(他にもあると思うけど、とりあえず)
神奈川の自宅・単身赴任先の福島どちらにもパソコンがあり、それぞれのパソコンに取り込んで処理するのですが、使いたい写真が2台のパソコンに分かれちゃうので困ります・・・。
自宅&出張用。長男にPRO4を盗られたので、自分はGOです・・・。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
実家はデスクトップ、といいつつノートPCより小さいかも?(^^)
そこで、単身赴任開始直後から、外付けの「ポータブルHDD」を持って福島・神奈川を往復していました。
しかし、写真の量が膨大になるにつれて、どんどん処理速度が遅くなってくるし、そもそもポータブルHDDが物理的に重くて、ストレスがたまるようになってきていました・・・。
ポータブルSSDへ!
写真管理用のAdobe Lightroomのファイルを年ごとに分けるとかすれば速度改善されるのですが作業は面倒ですし、ポータブルとはいえHDDは重いし、そもそも衝撃に弱いHDDを持ち歩くのは、精神衛生上あまりよろしくありません。
そこで、思い切って、ポータブルHDDからポータブルSSD(Solid State Drive)に変更することにしました。
いつものように、少しでも小さく・軽く、というShiro家出張荷物ポリシーに従い、SanDiskのExtreme Portable SSDの1TBモデルにしてみました。
項目 | 【新】ポータブルSSD | 【旧】ポータブルHDD |
---|---|---|
製品名 | Extreme Portable | WD Elements Portable |
メーカー | SanDisk | Western Digital |
容量 | 1TB | 2TB |
インタフェース | USB 3.1 Gen2 | USB 3.0 |
コネクタ | USB Type C | USB Micro-B |
対候性 | IP55 | たぶん壊れる |
対落下 | 2mまで耐える | たぶん壊れる |
サイズ | W: 49.55mm D: 96.2mm H: 8.85mm |
W: 82.4mm D: 110.5mm H: 21mm |
重量 | 40g | 230g |
オール半導体の割には、意外とコンパクトなモデルが少ないSSDですが、SanDisk Extremeはかなりコンパクトです。
同じようなサイズ感のBuffaloのにも興味があったのですが、こちらは容量が小さすぎたので断念。
1TBもあれば、1年は持つであろうということで、Exteme SSD 1TBです。
左がHDD、右がSSD。かなりコンパクトです。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
厚さもものすごい差です。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
やっぱり速いよ、SSD!!
使い方は簡単(?)で、パソコンに旧HDDと新SSDをUSB接続し、中身を全部コピーするだけ。
それなりに時間はかかりますが、頑張るのはパソコンですので、自分は風呂で本を読んでいる間に作業完了です。
早速、ベンチマークソフト(Crystal Disk)で速度を測ってみました。(HDDの速度を1.0としたときの倍数です)
書き込みで5倍ほど、読み込みなら最大100倍ほど高速化!
おぉぉ、予想以上に速いよ、Extreme SSD!!
物理的な可動部が無いので、特にランダムな読込がべらぼうに速く、HDDのちょうど100倍です(!)
フラッシュメモリの特性上、書込は読込ほど速くないですが、それでも約40倍。
シーケンシャルは、読込も書込みもランダムほどではないですが、それでも4倍以上速くなっています。
おかげで、Adobe Lightroomの起動も半分以下の時間になりましたし、編集・表示も非常に速いです。
読込最大500MB/Sなので、ほぼいいところでしょう。
持ち運びがとても簡単(^^)
外付けストレージなら、容量・速さだけの比較でおしまいですが、Extreme SSDの場合、製品デザインにも特徴があるのでこちらも紹介。
Extreme SSDは過酷な環境下での撮影などを想定しているようで、耐環境性能が妙に高くなっています。
項目 | 仕様 | 備考 |
---|---|---|
固形物体からの保護 | IP5□ (防塵型) |
(IEC/JIS定義) じんあいの侵入を完全に防止することはできないが、電気機器の所定の動作及び安全性を阻害する量のじんあいの侵入があってはならない。 |
水の浸入に対する保護 | IP□5 (噴流に耐える) |
(IEC/JIS定義) あらゆる方向からのノズルによる噴流水によっても有害な影響を及ぼしてはならない。 |
落下に対する保護 | 2mからの落下に耐える |
SSDで露出部はコネクタくらいしかないので、ここさえしっかりしていれば、IP55でもいけるのでしょうが、いずれの項目もHDDとは比べ物にならないくらい頑丈です。
こんなこと余裕で耐えます(^^)
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
また、重量もHDDの230gに対して、Extreme SSDは40gと1/6近い軽さですから、荷物重量低減に貢献大です。
頑丈さ&コンパクトさを活かし、普段はペンケースの中に入れて運搬しております(^^)
スマホと比べても、こんなにコンパクト。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
Type C接続は過渡期かな・・・?
Extreme SSDのコネクタ形状はUSB Type Cです。
手持ちではSurface GO、GPD Pocket、スマホがType Cになっているので、これらの機器と接続するときは、普通のC to CケーブルでOKです。
Exteme SSD側もパソコン側も、裏表も親子も気にせず接続できるので簡単です。
接続はType Cです。もちろん水をかけても大丈夫です(^^)
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
一方、デスクトップPC(Lenovo Think Centre)はType CではなくAなので、A to Cのコネクタが必要になりますが、パッケージには専用のケーブル(※1)が同梱されているので安心です。
(※1)
正確には、C→Cのケーブルと、A→Cメスの変換アダプタのセットです。
USBの規格ではA→Cメスの変換は規定されていませんが、特段、問題なく稼働しています(速度も変わりませせん)。
まとめ(次なる課題が・・・?)
速い、小さい、軽い、頑丈といいことだらけのExtreme SSD。
唯一の難点が、容量当たり単価。
HDDが2TBで10,000円(5,000円/TB)だったのに、SSDは1TBで20,000万円と、容量単価は約4倍になってしまっています。
日常的に移動が多いか、持ち歩きが多いかどうかで「4倍」をどうとらえるか変わってくるかな?といったところです。
さて、これで、普段持ち歩いているSurface GOは、内臓も外付けもSSDとなり快適な環境に・・・、新たな課題が・・・!!(つづく)
ついでに、デスクトップ(Lenovo)、Surface内蔵SSDも比較してみたのですが・・・?
20,000万円とは高価ですねぇ(誤字だと思いますが…笑)
ポータブルSSDは当方も所有していますが、内蔵用SSDをケースに入れて使ってます。
当方の場合は周辺機器の重量より持ち運びするPCを考えたほうが良い気がしますね…。おもーいノートPCを持って新幹線に乗りますし(^o^;)