おぉ、サイコンがまっすぐ前を向いている!!(当たり前なのですが・・・?)
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
今年の4月から使っている、Pioneerペダモニの新サイコン、SGX-CA600。
ほとんど不満のない、お気に入りのサイコンなのですが、「マウントが少しだけ右に傾いている」という変な欠点があります。
これが気になってしまうと、まっすぐ走れなくて危険極まりない(んなアホな)ので、レックマウントのアルミ製マウントに換装してみました。
純正マウントのイマイチさ
冒頭に書いた通り、CA600純正のマウントは微妙に右に傾いています。
ハンドルバーと比較すると分かりますが、微妙に右にずれています。
SONY NEX-5T + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZA
個体差なのかな?と思っていたのですが、同じくCA600を使っている自転車仲間も同じ症状だそうです。
写真で見るとほんの1~2度の傾きですが、走っていると意外と気になってきます。
また、アームが左出しになっているのでベル(Knogの「Oi」)は右側に着けることになり、ライトの取り付け場所に苦労することになります。
ハンドル(ネオモルフェ)はシフト・ブレーキワイヤを内蔵するタイプなので、これ以上右側にライトをつけようとするとワイヤと干渉するため、マウントの左側にライトを着けることになるのですが、対車両の視認性を考えると、できればライトはハンドル右側に着けたいところ。
どちらも細かいことなのですが、半年間、いろいろ悩んでおったのです・・・。
レックマウントで解決!
マウントで悩んだらレックマウント(Rec-Mounts)にすれば外れがないことは、SONYのポンコツマウントで悩まされたときに学習済みです。
5月に前編を紹介しておきながら、直後の富士ヒル、その後の燃え尽き、LGS S9号登場などですっかり忘れていたのですが、ようやくキジ科記事化に成功です。
あまりに放置しすぎて作者も分からなくなっていましたが、そもそもの改善目的は、「ステムにマウントして臨場感ある映像を撮る」でした。
やろうとしていることは、大したことではないのですが、やたらと紆余曲折したカメラ車載方法改善2018の後編です。
そこで、初めてSGX600用に、初めてサイコン用のレックマウントを買うことにしました。
しかし、一度でもレックマウントでお買い物をした人ならわかる通り、同社のHPはどこかのヘボブログ以上に分かりにくい構成になっていて、目的の製品を探すのは至難の業です(同社も自覚しているようです・・・笑)
様々なニッチニーズに応えるために商品ラインナップが猛烈に多いのが一因かもしれず、CA600の場合、以下の19種類がラインナップされていると思われます(たぶん。もっとあるかも)
- 両持ちタイプ(単体)
- 両持ちタイプ(コンボ)
- 片持ちタイプ(左アーム・単体)
- 片持ちタイプ(右アーム・コンボ)
- ボルトクランプタイプ(単体)
- ボルトクランプタイプ(コンボ)
- ヘッドスペーサータイプ
- トップキャップタイプ
- 各社特殊ハンドル対応(単体、コンボ)×11種類
「単体」はサイコンだけ取り付け可能で、「コンボ」はライトやカメラも取付できるタイプです。
どれにしていいやら悩みましたが、せっかくならカメラやライトも取り付けてみたいのと、狭いネオモルフェのトップバーを少しでも広く使えるように、「片持ちタイプ・コンボ」にしてみました。
レックマウント「片持ち・コンボ」
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
カメラやライトを取り付けられるアダプタ(着脱可能)が付いてきます。
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
一体化させるとこうなります。
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
取り付けてみました
ハンドルバーへの取り付けはM4ボルトを締めるだけですので超簡単。
非常に細身のマウントですが、実際に取り付けてみると超頑丈です。
取り付けは超簡単。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
CA600はボタン操作(非タッチ)で少し強めに押す必要があり、樹脂製の純正マウントは少したわんだりしていましたが、レックマウントはビクともしません。
また、真正面を向いてくれるので精神衛生上も安心です(^^)
カチッと嵌める、ちゃんとまっすぐ前を向く。当たり前だけどうれしい。
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
せっかくなのでライトも載せてみる
せっかくのコンボタイプなので、ライトをぶら下げてみることにしました。
以前購入して余っていた、カメラ用マウントアダプタを使って、LEZYNEライト(CLASSIC DRIVE 500XL)をぶら下げてみます。
ご存じの通り(?)、いろんなライトを持ってはいるのですが、前照灯として十分に使える明るさのライトは、3個しか持っていませんでした。
現在、日常的に乗っているバイクは595号、SIX号、S9号、次男坊号の4台のため、微妙に使いまわしていましたが、もう1個揃えて固定化することにしました。
バイク4台あるんだから、ライトも4個ないとね(^^)
LEZYNEはM5のボルトでゴムバンドに固定されているので、カメラマウントの三脚ねじをM5ボルトに交換して、装着してみます。
以前購入してあった、レックマウントのカメラ用アダプタ。
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
ネジを交換するためバラす。Eリングが壊れちゃった・・・。
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
M5ボルト、ゴムリングで組み直す。
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
おぉ、完成。手締めで着脱できるよ(^^)
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
これで着脱は工具不要で「手締め」でできます。
で、実際に装着して走ってみると、自分からはサイコンの陰に隠れて全く見えないので、ハンドル周りが超スッキリです。
おぉ、がっちりと固定された!
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
全く見えませんが、サイコンの下にライトがあります。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
それでも、なんとなく怖いので、ゴムバンドしたりしています(^^;
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
正面から見るとこうなります。
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
まとめ
「ちょっと傾いているな」からレックマウントに交換となりましたが、コンボタイプとしたことでライトをサイコンの下に追いやることができ、ハンドル周りがすっきりして、走っていても気分が良いです。
剛性も十分あって、ボタン操作が確実にできるのもうれしいところです。
アルミの細身マウントで、内側にはゴムやテープなどがないため、特にカーボンハンドルでは傷が気になります。
ここだけは改善してほしいところですが、例によって、表面保護テープを細く切って貼ることで解決しています。
595号に乗り始めてまもなく丸5年になりますが,この間で見つけた素晴らしい商品(アイテム)は,ウルトラ多用途接着剤や格安デジタルノギスなど,直接自転車に関係ないものばかりですが,一番は何といっても3M社の『表面保護用テープ(#331)』です。
購入時は「セロテープの親玉に1500円!? 高いなぁ・・・」と思っていたのですが,実際に使い始めてみると,普段のライドでの傷保護,作業時の傷保護,輪行時の接触傷防止など,本当に使い勝手が良くて重宝しています。
そして,先日のRD自爆大破事故においても,またまた大活躍でした(^^)
それ以外はとても便利で気に入っております。
「CA600が微妙に右に曲がってて走れない」「ライトの置き場がなくて走れない」という人にはお勧めです(^^)
おしまい。
レックマウント、複雑ですけどマッチするといいですよね。
私もCA600+Volt800の組み合わせで使ってます。
傷は…固定力と引き換えにゴムバンドを噛ませていますが…
果たして外したときにどうなっているかはまだ怖くて確認していませんw