また来年、55歳になって戻ってきましょう!
富士ヒルクライム2023(FHC2023)参戦記の第4回目は、今年の走りを分析して最終回となります。
やっぱり、FTP計測って大事だなぁ・・・
全12回のライドデータ
今年で12回目の参加ですが、過去大会も含めてのライドデータはこんな感じです。
参加年 | 2009 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2022 | 2023 |
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バイク | RHC | LOOK 595 | ||||||||||
天候 | 快晴 | 曇り | 雨 | 快晴 | 快晴 | 曇り | 快晴 | 快晴 | 雨 | 雨 | 快晴 | 快晴 |
歴代順位 | 11位 | 3位 | 2位 | 5位 | 10位 | 6位 | 7位 | 12位 | 1位 | 4位 | 9位 | 8位 |
タイム | 89分 | 82分 | 81分 | 83分 | 88分 | 83分 | 84分 | 92分 | 80分 | 83分 | 87分 | 85分 |
平均心拍 (bpm) |
180 | 181 | 176 | 176 | 177 | 175 | 173 | 173 | 175 | 173 | 174 | 172 |
最大心拍 (bpm) |
190 | 190 | 196 | 196 | 189 | 187 | 189 | 195 | 197 | 188 | 187 | 184 |
平均 ケイデンス (rpm) |
74 | 77 | 82 | 78 | 86 | 81 | 82 | 82 | 91 | 85 | 80 | 83 |
最高速度 (km/h) |
35.8 | 44.1 | 38.2 | 35.5 | 39.9 | 40.3 | 40.9 | 41.1 | 41.5 | 40.3 | 36.4 | 40.6 |
消費エネ (kcal) |
1446 | 1451 | 1487 | 1866 | 952 | 1004 | 867 | 1027 | 1070 | 1080 | 1141 | 1080 |
表彰区分 | 万年ブロンズ | ブルー | ブロンズ | |||||||||
平均パワー (NP,W) |
190 | 226 | 220 | 223 | 212 | |||||||
アイス購入 (個) |
1 | 1 | 0 | 2 (落下) |
2 | 1 | 無! | 1 | 1 (巨大) |
無し! | 1 | 1 (巨大) |
過去最速だった2018年と比べると、パワーにして14Wしか差がないのですね。
もうちっと頑張ればなんとかなりそうな気もするのですが・・・(あまい?)
スタートからゴールまでのパワー分布
GARMIN(ForeAthlete745)のパワーデータをCSVに吐き出させて、昨年(FHC2022)データと比較してみます。
序盤を抑えたおかげで、去年より少しフラットになった気がします。
後半に向けてパワーダウンしていく傾向に変わりはありません(もう、初参戦からずっとです・・・)
しかし、パワーダウンの傾きは昨年よりだいぶ緩くなっていて、フラットになってきている気がします(気のせいかもしません)
参加12回目にして、ようやく、少しはクレバーな走りができるようになってきた証拠でしょうか?(^^)
FYRでの検証
大昔から、「富士ヒルはヤビツの2倍」と語られてきました。
実際、前者は約24km、後者は約12kmですから距離としてほぼ2倍であり、2014年にフォトポタ研究所がFYR(FHC / Yabitsu Rate)として定量化して以来、世界中で最も信頼されているFHC予測手法の一つとして知られています(当社比)
過去の大会成績を振り返ると、だいたい、FYR=1.9~2.1あたりに収まってきました。
今年のFYRは直前のヤビツタイム(42分55秒)から計算すると、FYR=2.002ということで、驚いたことにほとんど2倍ちょうどとなっています(!)
過去のFYRの歴史。今年の「ヤビツの2倍ぶり」は驚きです
どれくらい「ちょうど」かというと、ヤビツ×2と富士ヒルタイムの差はわずか6秒しかありません(富士ヒル本番の方が6秒遅い)
まぁ、FHC2019ではヤビツ×2よりも3分も速かったので、今年は本番での頑張りが足りなかったとも言えるのですが・・・。
また、スバルライン試走と本番との比較によるIFR(Improvement From Test run)を開発&計算したりしていましたが、今年の試走はハンガーノックによって計測不能でしたので、初の欠測データとなっております・・・。
先週の日曜日(5月21日)、恒例の富士スバルラインの試走に出かけてきました。
今年で12回目の参加ですから、特に新しいことは起こらないでしょうから、試走なんて必要な・・・ありました。
我が人生初の大事件が起きてしまいました!!
試走だからマシですが、2週間後の本番は大丈夫なのだろうか・・・?
他選手との比較
富士ヒルクライムでは、全参加者のタイムが公表されていますので、このデータを使って「年代別ゴールタイムのヒストグラム」を作ってみました(↓)
50~59歳おっさんのゴールタイム別人数。今年も同じ位置です・・・。
母集団は50~59才の1568人のおっさん、横軸は5分ごとのタイム区切り、縦軸は人数カウント、折れ線は累積人数です。
グラフを一目すればわかる通り、今年も同じボリュームゾーン(上位15%くらい)に居座っています・・・。
おっさんたちがギューギューです。
よく考えたら、参加者全員が同じように加齢していくので、毎年同じライバルたちなんじゃないかという気もしてきました(笑)
今年のトレーニングを振り返って
大会会場にあったモニュメント。こんなのあったっけ・・・!?
SONY NEX-5T + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZA
自己ベストのFHC2018の時は前年11月くらいからローラー台(ZWIFT)をやっていましたが、今年は本格的に始めたのはお正月。
それでも、毎月20回以上やってきたので回数だけは沢山こなしてきました(5ヶ月で100回以上)
自分勝負のヒルクライムなので、FTPを上げるためにSST(FTP付近を長く回すだけ)だけをやってきました。
つまり「FTP」は練習の基準ともなっているのですが、どうもそのFTPが怪しかった気がしてなりません。
2月以降、185Wとしてやっていたのですが、どうも低すぎたようで、直前ヤビツでは209Wまで出ていましたし、富士ヒル本番の平均パワーも208Wでした。
貴重な?電子工作の時間を削ってまで、毎晩嫌々やっていたのに、負荷が軽すぎて効果が薄かったのではないかと思われます・・・。
今年の(インドアでの)FTP計測は、LGS RHC号の4iiiiパワーメーターで測っていたのですが、来年は本番と同じLOOK号のぺダモニで計測してみるのがよいかもしれません。
一生懸命作った、自転車発電所(↓)もあんまり出番無かったし・・・(↓)
自転車発電所シリーズの第4回目。
やり始めたのが年末近かったので色々と忙しくて記事作成が遅れましたが、無事に発電を開始しております。
まぁ、極小サイズの太陽光パネルくらいの発電力なんですが・・・。
今は、これであと半年はローラー台をやらなくていいと思うと、心の底から幸福感が湧いてきます。
ロングライド、カメラ、電子工作、読書、ランニング、やりたくてできなかった各種趣味の方も再開していきましょう。
それではまた、FHC2024でお会いしましょう!(^^)
戦い終わって。来年もまた来ましょう!
SONY NEX-5T + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZA
Shiroさん:
確かに、もうやーめた、って人が急に激増しない限り、ライバル達は毎年ほぼ同じって事ですな(笑)
今年も楽しませてくれてありがとうございました。