富士ヒルクライム2023参戦記3(本番走行編)

まもなく大沢駐車場・4合目付近。富士ヒルらしい高度感が素敵です。

まもなく大沢駐車場・4合目付近。富士ヒルらしい高度感が素敵です。

SONY アクションカム HDR-AS200V

富士ヒルクライム2023(FHC2023)参戦記の第3回目は、いよいよ、レース本番の走りの様子を紹介です。

試走時の反省(前半飛ばし過ぎ&後半ハンガーノック)を活かして、21km地点くらいまでは好調だったのです。

そう、21km地点までは・・・。



FHC2023のレース仕様

装備的にはここ数年間(10年間?)変化はありません。

フレームはもちろん、ホイール、タイヤ(今年もCORSA SPEED)、チェーンリング、スプロケ、サイコンにいたるまで、全部同じ装備です(笑)

試走年 2019年 2022年 2023年 備考
年齢 50歳 53歳 54歳 何歳まで出られるのか・・・な?
体重 60.1kg 57.6kg 56.7kg 少し増加傾向・・・
フレーム LOOK595 驚異の13年目突入
ホイール(F) Reynolds MV32T UL 10年目くらいか?
ホイール(R) Fast Forward F4R  
タイヤ(F) Vittoria CORSA SPEED 富士ヒル&ヤビツ専用
タイヤ(R) Vittoria CORSA SPEED  
チェーンリング FC-9000(50-34T)
インナーだけ楕円
 
リアスプロケ CS-6700(12-30T)  
サイコン SGX-CA600  
心拍 ForeAthlete745  
パワーメーター ペダモニ 左右両方ペダモニです
至近のFTP 222W
(3.7W/kg)
229W
(4.0W/kg)
209W
(3.7W/kg)
去年は意外と高かったのか・・・。

昨年との違いは、

  • FTPが低いこと(▲20W)
  • 体重が軽いこと(▲0.9kg)
  • カメラ用電池が大型化していること(+2000mAh)

くらいです。

FTPは試走時の値なのである程度信頼できると思いますので、今年は210Wくらいで頑張っていくのが良いかと思います。

ちなみに、大会前夜に準備した目標タイムラップ表は「1時間25分」で作られています。老眼用に文字が大きくなっているのも、去年からの変更点です(^^)

前半(スタート~10km)の様子

試走の時は序盤で踏み過ぎましたが、本番ではひたすら210W程度を維持できるよう、抑え気味で走りました。

一合目を通過中。ゆっくり、抑えて、抑えて・・・。

一合目を通過中。ゆっくり、抑えて、抑えて・・・。

SONY アクションカム HDR-AS200V

今のFHCは、事前申告タイムはあまり関係なく、好きな枠でスタートしている人が多いので、中にはとんでもなく速い人や列車がいたりするのですが、気にせずのんびり走ります。

動画で見るとこんな感じです(↓)

後半(10km~20km)の様子

ヤビツも含めた最近のライド(というかヤビツしか走ってない)では、10kmを過ぎると足の裏が痛くなってくるという謎の現象があります。

バイクもですが、シューズも8年も同じものを履いている(!)ので、足に合わなくなってきているのかもしれません。

次期主力シューズ,SIDI 『WIRE Carbon Vernice Chris Froome Limited Edition』

先日,チラリとだけ紹介した,SIDI FIVEに続く次期主力シューズ。

チラリとは言えバレバレですが,新しいシューズはSIDIの『WIRE Carbon Vernice Chris Froome Limited Edition』(長ぇ~)です。

簡単に言えば,トップグレード『Wire』のクリス・フルーム限定モデルです。

まだ全然使っていない(クリートも付けてない)けど,とりあえず,紹介です(^^)

後半に向けて勾配がきつくなっていくスバルラインでは、その傾向が顕著に出ます。

15kmを過ぎたあたりからは、足の裏が痛かったり痺れたりして、なかなか苦しい走りになりました。

ただ、心配能力や脚力には余力があって、ただ足が痛いだけなので、それさえ我慢すれば前に進むことができます。

富士ヒル名物のボランティアによる太鼓応援。毎度、やる気が出ます(^^)

富士ヒル名物のボランティアによる太鼓応援。毎度、やる気が出ます(^^)

SONY アクションカム HDR-AS200V

新登場のペースメーカー。風船を付けたプロ選手が、90分目安の走りをしてくれています。

新登場のペースメーカー。風船を付けたプロ選手が、90分目安の走りをしてくれています。

SONY アクションカム HDR-AS200V

ちょうどそのころ、ボランティアの太鼓応援(毎年ありがとう!)や、風船が目印のペースメーカーのプロ選手と遭遇したこともあり、なんとか、騙し騙しで最終盤の極楽浄土へたどり着きました。

極楽浄土(20km~23km)の様子

ゴール手前、21km地点からは勾配が1~3%程度しかない、ほとんど下り坂みたいに感じる「極楽浄土区間」が待っています。

例年、ここで周囲の選手と集団を形成して、先頭交代しながら40km/h以上で走り抜けるのが楽しみなのですが、今年は大事件が起きてしまいました。

極楽浄土手前の急坂(8%)をインナー×ローで登り切り、極楽浄土の入り口で素早くアウターに切り替・・・わらない!

左手でシフターを目いっぱい倒しているのに、FDからはギャリギャリという音が聞こえるばかりで、チェーンがアウターに乗り切りません。

踏み込みを抑えてテンションを下げないといけないのですが、そうするともっと遅くなってしまうので、踏み込んでしまい、ますますアウターに切り替わらないギャリギャリ地獄。

極楽浄土での地獄という矛盾した状態は、15秒くらいして解消したのですが、そのころには付いていこうと思った選手は遥か彼方に・・・。

先行する選手も異音に振り返ってます(?) 待ってくれ~

先行する選手も異音に振り返ってます(?) 待ってくれ~

SONY アクションカム HDR-AS200V

ド根性で300W以上振り絞って他の列車に追いついたものの、ほとんど脚を使い切ってしまっているため、列車に乗り続けるのさえままならず、脱落。

今回の大会では、過去に例がないくらい(?)、ペースを乱すダッシュなどを控えて冷静に走ってきたのですが、最後の最後に落とし穴がありました。

毎年なんかあるなぁ~、無念・・・(笑)

ゴール!!

今までの使用機材との最大の違いは「車載動画が数時間撮れる」ことです(そこ?)

そのため、超久しぶりに、ちゃんとゴールシーンまで撮影することができましたが、改めて見てみると大したことないですね(笑)

大型電池のおかげで、無事にゴールまで動画を撮ることができました(^^)

大型電池のおかげで、無事にゴールまで動画を撮ることができました(^^)

SONY アクションカム HDR-AS200V

なんせ、極楽浄土の一人旅で消耗しつくしているので、ラストスパートも「ほんの少し速くなったか?」程度でした(^^;

で、すでにお伝えしている通り、ゴールタイムは「1時間25分56秒」(サイコンは3秒ほど止めるのが遅かった模様)

こんなにたくさん表示しなくても・・・。

こんなにたくさん表示しなくても・・・。

SONY NEX-5T + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZA

今年で12回目の参加だった富士ヒルですが、毎年、なんらかの事件(?)が起きます。

  • 無理に補給しようとしてこぼす(2009年)
  • 直前スプロケ交換したら、変速できない(2013年
  • ダウンヒルで大事故?(2013年
  • 会場荷物の受取り忘れ(2013年
  • 5合目でソフトクリームを落とす(2014年試走
  • サイコンスタートし忘れ(2014年
  • シャワーキャップ付けてて暑すぎ(2015年
  • ラップ表が小さすぎて見えない(2018年以降、毎年)
  • クリートが泣き続ける(2022年
  • 食べなさ過ぎてハンガーノック(2023年試走

これらと比べると、今年の「フロント変速ミス」は小さく見えてきますね。

そもそも、追いつこうとしていた選手は、後で調べると60分台でゴールしていますから、絶対に追いつけなかったと思います。

無理に追いかけなくてよかった~(ポジティブシンキング、笑)

次回は、過去の大会と比べたパワー配分など、少しだけ分析して終わりにしたいと思います~(^^)

過去最大級のアイスに慰めてもらいました(^^;

過去最大級のアイスに慰めてもらいました(^^;

SONY NEX-5T + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZA

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コメント

  1. 名前:_toshi 投稿日:2023/06/16(金) 08:00:41 ID:ac25665ed 返信

    Shiroさん:

    お疲れ様でした。
    その後、フロントの変則遅れの原因は分かったのですか?
    運が悪ければ落車に繋がる事象なので、とても気になっています。

    • 名前:Shiro 投稿日:2023/06/16(金) 19:54:34 ID:805ffa36c 返信

      フロント変速の不調は、単なる人為的なミスの可能性が高いです・・・(TT)
      まだ平坦区間に入る前、めいっぱいトルクをかけて踏み込んでいる中で焦って変速しようとしたのが間違いでした。
      リアもまだロー側に居たので、入りにくいですよね・・・。

      下山してから走ってみても、何ら問題なく変速できていました。
      しいて言えば、アウター側(H)で落ちるのが嫌なので、少しリミッターを狭めに設定しているので、アウターに入りにくいといえばそうなのですが、普通に走っていれば問題なく入ります。

      参加12回目にして、初心者みたいなミスで恥ずかしい限りです~(^^;

      • 名前:_toshi 投稿日:2023/06/16(金) 21:29:48 ID:5417e3903 返信

        Shiroさん:

        そうだったんですか、なら良かったです。

        ロードレーサーには余分なモノは付いていないので、おこなう操作すべてが完ぺきに動かないと気持ちが悪いのです。

        • 名前:Shiro 投稿日:2023/06/18(日) 22:32:42 ID:4ce2692f8 返信

          ロードバイクをやりはじめたころ、アウター落ちを何回か経験していて、それが嫌で、標準より少しだけFDのアウターリミット(H)をきつめにしています。
          それもあったかな~という気もしています。

          まぁ、アウターに落ちてしまったら、それこそ漕げなくて落車なので、不幸中の幸いです(^^;
          そもそも、めいっぱい踏みながら変速しようとすること自体、アカンですよねぇ・・・。

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