左から、DAC、音楽サーバ、真空管アンプ、スピーカー
SONY DSC-RX100m3 + Zeiss Vario Sonnar T* 8.8-25.7mm F1.8-2.8
我が家のミニ・オーディオシステムが遂に完成です!
これ以上、何も買い足さなくて大丈夫そうです(本当だろうか・・・?)
徐々にパワーアップしていました
昨年春ごろから、リビングとは別に在宅勤務部屋(=寝室)のオーディオを少し強化し始めていました。
ついに、恐れていた病(やまい)が発症してしまいました。
一般的には、定年直後のオッサンが発症することが多いようですが、自分の場合、その少し前に発症してしまいました・・・。
自転車病やカメラ病などと並んで恐れられている難病、それは、「オーディオ病」。
最初は、HARD OFFで手に入れた20年前のスピーカー(ONKYOのD112)に中華アンプ(SMSLのSA300)だけだったので、合計で2万円という格安オーディオでした。
その後、アンプはMarantzのなんでもプレイヤー(M-CR612)、スピーカーはデンマークのDALI(OBERON 1)にパワーアップしていました。
このシステムで、好きな女性ボーカルジャズ(Diana Krall、Halie Loren、Norah Jonesあたり)や、もちろん江戸を聞いて楽しんだりしていました。
音楽だけじゃなくリモート会議の音声もこれで鳴らしていたのですが、あまりにつまらない会議が多いので、少しでも心が安らげるように(笑)、昨年秋には真空管アンプを導入してみました。
年代物なので、まずは分解・清掃から(^^)
SONY α7S + TAMRON 28-75mm F2.8
今では「電子基板メーカー」として認識されているサンハヤト社ですが、創立40周年を迎えた2003年に何をトチ狂ったのか、真空管アンプを限定モデルで出してました。
この真空管アンプをメルカリで3万円で譲っていただきました。
とても柔らかい音でジャズには最高ですが、つまらない会議にはほとんど改善効果がありませんでした・・・。
あまちゃんの下が真空管アンプ。左端にいるのがアンプ兼プレイヤーのM-CR612
SONY α7S + TAMRON 28-75mm F2.8
この時期の、我が家のオーディオシステム構成はかなり謎で、パソコンから、なんでもプレイヤーのM-CR612に入れてアナログ化して、そのプリアンプ出力を真空管アンプに入れて鳴らしていました。
あらゆる機能を持つM-CR612の「プレイヤー機能」と「パワーアンプ機能」を使ってないので、何のためにあるのやら?・・・でした
せっかくなのでプレイヤーもレトロ風に!
ほとんど、DAC(D/A Converter)としてしか使っていないM-CR612ですが、正直言って、DACの性能は疑わしいものがあります(使用チップすら未公表)
どこで、DAC専用機(FIIO社のK7)を購入して、M-CR612を通さないで鳴らしてみることにしました(これまたメルカリですが・・・)
さらに、せっかくのレトロな真空管アンプなので、プレイヤーもレトロ風なものを作ってみることにしました。
前置きがすご~く長くなりましたが、今回、フォトポタオーディオ研究所が総力を挙げて開発したのがこれです。
また作っちゃいました(^^)
SONY α7S + TAMRON 28-75mm F2.8
左は以前作ったCO2モニタ。今回はだいぶ太っちょです。
SONY α7S + TAMRON 28-75mm F2.8
どこかで見たことありますでしょうか?
ないですよね。自作です、パクリです(笑)
昔から、レトロマックにものすごく思い入れがあるので、同じようなデザインでプレイヤーを作ってみました。
デスクの棚に合わせて作ったので扁平なんです(^^;
SONY α7S + TAMRON 28-75mm F2.8
今回の「りんご」はツーピースで作ったので赤いです
SONY α7S + TAMRON 28-75mm F2.8
中身は、7インチ液晶、マイコン、SSD、バッテリーなどなど。
SONY α7S + TAMRON 28-75mm F2.8
普段はミュージックサーバ兼プレイヤーです。手持ちのCDが全部入っています
SONY α7S + TAMRON 28-75mm F2.8
中身はミニマイコン(Raspberry Pi4)、SSD(1TB)、LiPo電池(10000mAh)、UPS基板、USBハブなどです。
SSDに手持ちの音源全部(400アルバムくらい)を無圧縮で入れてUSB出力するので、それを、外付けのDAC(K7)でアナログ化して、真空管アンプで鳴らしている感じです。
VUメーターを表示させると、雰囲気が出ます(^^)
SONY α7S + TAMRON 28-75mm F2.8
プレイヤーはLinuxのディストリビューションの一つ、Volumio3を使っていて、マウスやタッチ操作のほか、スマホやタブレットからもリモコン操作できて、なかなか便利です
この偽マック(言っちゃったよ)というより、DACが桁違いに良くなったので音質も大幅に向上しました。
また偽マックにはファンやHDDがいないので、夜静かに聞きたいときなど本当に助かります。
ちなみに、前回のミニ偽マックとは異なり、今回の偽マックは無理やりにSDカードスロットを延長して、フロントのフロッピードライブ(懐)の位置まで持ってきたので、SDカードを差し替えれば別のOSが走ってくれます。
フロッピーの代わりにSDが入ります
SONY α7S + TAMRON 28-75mm F2.8
SDにLinuxを入れれば普通のパソコンです
SONY α7S + TAMRON 28-75mm F2.8
NHKプラスで国会中継を楽しむのも良し
SONY α7S + TAMRON 28-75mm F2.8
普通のLinuxを走らせれば、ブラウザも走るし、楽しい国会中継を見ることもできます。すばらしい。
まとめ
というわけで、昨年春ごろから、楽しく迷走してきた我が家(の寝室)のオーディオシステム。
時期 | プレイヤー | DAC | アンプ | スピーカー |
---|---|---|---|---|
2023年冬 | パソコン/Walkman | SONYポータブルスピーカー | ||
2023年春 | パソコン/Walkman | 中華アンプ (SMSL SA300) |
ONKYO 「D112E LTD」 | |
2023年夏 | Marantzなんでもプレイヤー (M-CR612) |
DALI 「OBERON1」 | ||
2023年秋 | Marantzなんでもプレイヤー (M-CR612) |
サンハヤト 真空管アンプ (FALCON FA40) |
DALI 「OBERON1」 | |
2024年春 | 偽マック (Raspberry Pi4+Volumio3) |
据え置き型DAC (FIIO 「K7」) |
サンハヤト 真空管アンプ (FALCON FA40) |
DALI 「OBERON1」 |
こんな経緯をたどり、結局は、
- 偽マック(お手製)
- DAC(FIIO K7)
- 真空管アンプ(FALON FA40)
- スピーカー(DALI OBERON1)
というとてもコンパクトなオーディオシステムになり、日々、とても満足して聞いております(相変わらずリモート会議はつまらないですが・・・)
ただ、真空管アンプは夏は熱くなるのと、実は偽マックも冷却が厳しかったりするので、夏を乗り越える対策を考えなくてはなりません。
一応、排気口もあるのですが夏が心配・・・。
SONY α7S + TAMRON 28-75mm F2.8
背面の様子。側面分も合わせるとUSBが7ポートもあります(つけすぎ)
SONY α7S + TAMRON 28-75mm F2.8
そうなると、もう数カ月も電源を入れてなく、「売っちゃおうかな?」と思い始めていたM-CR612の出番があるのかもしれず、しばらくは様子見となりそうです。
いずれにせよ、もうこれ以上、オーディオ機器を追加購入することはないでしょう。
たぶん
きっと
本当だろうか・・・?
いつの間にか、3Dプリンタも2台に増えています(^^)
SONY α7S + TAMRON 28-75mm F2.8
こんにちは
流石、素晴らしい!
ここまで完成度高いと、沼先案内人としてはお手上げです。
たかじんさんのウエブサイトご存知でしょうか?
https://nw-electric.way-nifty.com/blog/
アンプやDACの基板を配布してます。観覧注意!!
見ると作りたくなりますよ