FIZIKの紅白バーテープを使ったら,ド派手になってしまった・・・(^^;)
SONY NEX-5N + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZA
ドロップハンドル化のための材料が全て揃い,あとはおいらが作業するだけになっていた,次男坊のPRIMAVERA号。
実は,富士ヒルクライム(FHC)直前の日曜日に,ドロップハンドル化作業は完了しておりました。
FHCを目前に控え,人の自転車より自分の自転車のメンテナンスをしなきゃならないのですが,「どうしてもドロップハンドルで乗りたい!」と駄々をこねる次男坊(中3)のため,貴重な土曜日をぶっ潰しての作業です。
まぁ,予想以上にオーナーが喜んだからヨシとしましょう・・・(^^)
作業見積もり
前回紹介したとおり,我が家にはLGS RHC号や初期の595号から外した,色んなパーツが部品庫で出番を待っています。
フラットバーをドロップハンドルに変更する作業は結構大掛かりですが,どうせ各所をバラバラにするのであれば,ついでに在庫しているパーツを全部交換してしまうことにしました。
種類 | 現状 | 交換パーツ |
---|---|---|
シフター | ACCERA(9速) | TIAGRA(9速) |
ハンドルバー | EASTON EC90 | FSA WING PRO COMPACT |
前ディレイラ | TIAGRA | Ultegra (FD-6700) |
後ディレイラ | TIAGRA | 105 (RD-4500) |
クランク | TIAGRA | 105 (FC-5650) |
BB | 不明(TIAGRA?) | Ultegra (BB-6700) |
シフトアウター | 不明(黒) | SP41 (赤) |
シフトインナー | 不明 | Alligator (PTFE) |
ブレーキアウター | シマノ(黒) | シマノ(赤) |
ブレーキインナー | 不明 | Alligator (PTFE) |
前回紹介したときに比べると,ボトムブラケット(BB)の交換が追加になっています。
ここまで大規模な交換になると,逆に交換しないのはブレーキキャリパーとサドルくらいなもので,正直言って,イチから組み上げるのと大差ない気がします(笑)
さてはて,土曜日半日で作業できるのやら・・・?
コンポ着脱は順調(^^)
着脱パーツは多いですが,良く考えてみると,毎年やっている(今年は中途半端でしたが),595号のフルメンテ作業とあまり変わらず,まぁ,慣れた作業と言ってもいいです。
ワイヤー類も一切再利用しない(ルートが変わるので使えない)ので,潔くジャンジャンぶった切って,1時間程度で予定していた全パーツの取り外しは完了しました。
クランクも外します。BBもFDも・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
カーボンハンドルバー,EASTON EC90。軽いのなんのって・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
外してみて驚いたのが,ハンドルバー(EASTON EC90)の異様なまでの軽さです。
調べてみると,カタログ重量は脅威の110g!!!
軽い軽いと思っていた595号のネオモルフェですら270gですから,その圧倒的な軽さに驚かされます。
PRIMAVERA号,どうりで軽いはずだよ・・・。
ケーブル張り作業はひと工夫
フルメンテ作業と比べて面倒なのは,ブレーキ・シフトのケーブル張り作業です。
新しいルートで張るわけですから,その適正長を見ながら作業する必要があり,おいらが苦手な作業の一つです。
また,作業をやるまで気が付きませんでしたが,おいらのLGS RHC号とは異なり,PRIMAVERA号はフレームのアウター受けにテンション調整用バレルが無いので,途中にインラインアジャスタをかましてやる必要もあります。
幸い,先日紹介したシマノ純正の「SM-CA70」が1個余っていたので,これを使いますが,ちょっとだけ装着位置を工夫してみました。
昔の595号(TIAGRAコンポ時代)では,STIから出てすぐの場所にアジャスタを付けていたのですが,今見ると,なんか野暮ったい感じがするので,こんな位置に取り付けてみました。
こんな位置に取り付けています。今のところ,どこにも接触せず問題なし(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
一応,この状態でステアリングを左右限界まで曲げてみてもフレームと接触することは無いので,問題は無さそうです。
なにより,まったく目立たない位置なので少し気に入っています(^^)
あとは,まぁ,普通の長さになるように調整しつつ,ケーブル張り作業終了です。
ワイヤーの長さを決めているところ。最初の1回はチト面倒です。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
おなじみ,3Mの「表面保護テープ」でコルナゴサインを保護(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
猛烈に苦労したバーテープ作業
今回一番苦労した作業です。
家に転がっていた,FIZIKのバーテープを使ったのですが,これが,今まで見たことの無いツートンカラー。
2年くらい前に,595号で使おうと思って購入していたのですが,「なんか派手かも?」と思って使用をためらっていました。
難しいのは,そのツートンカラーを活かしながら,どういう「段差」で巻いて行っていいのかです。
この密度(間隔)で巻いていったら,足りなくなりました・・・。やり直し!
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
最初は,前の段の半分くらいまでに重なるように(密度高く)巻いていったのですが,ゴール(トップバー)に辿り着く前にエンドを迎えてしまいました。
どうやら,もっと薄く巻く必要がありそうです。
写真では分かりにくいと思うのですが,このバーテープは,白い部分は人工皮ですが,赤い部分は薄いビニールのような作りになっています。
そのため,かなりキツク巻かないと,赤い部分がヒラヒラと緩んでしまい,とてもみっともなくなってしまいます。
そのため,とにかく全身全霊でキツ~ク巻きつけ,ほぼ隙間無く巻きつけることで,すべての段で赤い部分が緩むことなく巻きつけることができました。
やっと半分終了! ここまで1時間とちょっと・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
このバーテープ巻き作業に最も時間がかかり,なんと2時間半ほどかけて,夜の23時ごろに全ての作業終了です。
ふぅ,しんどかったよ・・・。
作業前は「派手かも?」と思っていましたが,実際に取り付けてみると予想通り派手です(笑)
なんか,「新装開店」をイメージさせるカラーリングです。
ゆるせ,次男坊(笑)
張替えは自分でやってくれ(^^;
つづく・・・
作業翌日の日曜日には早速ご近所ライドをしました(そのために前夜作業させられたのですが)。
そのときの様子については,また次回,紹介します。
完成! ハンドル,シフター,クランク,BB,FD,RD,全ケーブル取り換えました。ふぅ。
SONY NEX-5N + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZA
おいらの「ドロップハンドル初体験」とは全く違う状況に,ただただ驚く父でした・・・。
坂は登るし下るし,ドラフティングしてくるし。
小野田君かよ・・・?
(つづく)
>cressonさん
なんとも,この重ね方が難しくて悩みました。
赤い部分を重ねちゃうと意味ないし,
パンチ穴があるなら,それも見えないと違うようだし・・・。
でも,後から紹介されたページのように,「赤」と「パンチ穴」を両立させる巻き方があったんですね!!
なんてこった。
巻き方向は,やっている途中から「いけね,逆巻きだ」と気が付いたのですが,両面テープで貼っていくタイプなので,滑ることはなかろうということで,そのまま巻いちゃいました(^^;
でも,改めて見てみると,逆に巻いているよ感が目立ちますね。
汚れたら,いつもの,チネリの透明テープに貼り換えだなぁ。