本日の主役,VELOFLEXのRecord。今からMV32Tに乗せてあげるからね~(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
先週に届いていた,Shiro家初のカーボンホイールReynolds MV32T ULですが,1週間にわたって風邪を患っていたせいで,なんにも作業をしていませんでした。
風邪もほぼ全快した土曜日,ようやくタイヤ&スプロケ(サイコン磁石も♪)を装着することができました!
初のチューブラータイヤ装着の様子をレポートしてみました(^^)
決戦タイヤ VELOFLEX Record
MV32Tはヒルクライム専用として,とにかく軽さ優先で決めました。
となると,当然,タイヤも軽量タイヤを狙っていて,VELOFLEXのRecordやTUFOのElite Jetあたりが候補になっていました。
そんなことを(楽しく)悩んでいるところに,3姉妹パパさんから連絡があり,「予備で買いためてある未使用のVELOFLEXのRecordあるけどどう?」という,願っても無いお話が舞い込んできました。
VELOFLEX Recordはカタログ値では180gという超軽量タイヤで(チューブ込みですよ! 当たり前ですが),おいらのニーズ(ヒルクライム)には最適なタイヤです。その分,耐パンク性能は低目ということなので,注意して走る必要がありますが,そこは「無パンク3年」のおいらのテクで(?)カバーです。
二つどころか,三つ返事くらいでお願いしてしまいました。
3姉妹パパさんからお安く頂いたVELOFLEX Record。サコッシュまでもらっちゃいました♪
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
国内販売価格の半額以下という,本当にありがたいお心遣いでお譲りいただきました。また,持ち帰り用にサコッシュまでおまけでもらっちゃいました。3姉妹パパさん,本当にありがとうございました!!
実測は194g。ま,こんなもんか!?(^^;)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
リム接着テープ,MIYATA TTP-1
リムとタイヤの接着は,悩むことなく,MIYATAのTTP-1でやることにしました。
昔ながらのリムセメントをやる暇がおそらく確保できないのと,出先での修理の容易さを考えてのTTP-1です。
MIYATAのTTP-1。いいんだけど,テープ1巻きで3700円は高いのぅ・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
後述のとおり,作業自体はびっくりするくらい簡単ですが,問題はお値段。
1巻きで,タイヤ着脱8回分くらいの長さがあるみたいですが,4000円近いお値段はちょっと・・・。
いよいよ装着だ!
TTP-1には詳しい説明書が入っています。今回は,このとおりやってみましょう。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
タイヤとテープがそろったので,いよいよ装着作業を行います。
雑誌等では,「チューブラーの装着は難しいんだゼ」などと脅し文句が書いてあったりするので,珍しく,真剣・慎重に作業をしてみました。
【手順1】TTP-1を貼る
TTP-1を貼る前にリムをきれいにしておく必要がありますが,MV32Tは新品なので,ざっと目視確認だけして貼り作業に入ります。
説明書どおり,バルブホールの横から張り始めます。
バルブホールの横から貼りはじめ,一周します。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
10cmくらい引き出しては,ちょっと引き伸ばしながら,リムのど真ん中に落とし込んで貼っていきます。
TTP-1は高い圧力を与えると接着力が発生するテープなので,手作業で貼っているうちは,緩~い接着力しかありません。なので,センターがずれてしまったりした場合には,やり直しがきくので,作業はとても簡単です。
こんな感じで,リムのど真ん中に貼っていきます。テープはとてもやわらかいし,接着力は弱いので簡単です。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
【手順2】剥離テープを横に折っておく
タイヤを乗せた後で剥離テープをはがす必要があるため,あらかじめ剥離テープを写真のように,横に折ってつかみやすい状態にしておきます。
タイヤを載せた後に引き抜くため,剥離テープを外側に折って出しておきます。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
【手順3】タイヤを載せる
この段階ではTTP-1には剥離テープが付いていますから,「仮に載せる」という作業になります。
タイヤには少し空気を入れて(1気圧くらい)やって,丸くしてやるとやりやすいようです。
少しだけエアを入れて,作業をやるととても楽です。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
剥離テープはこんな感じなります。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
作業は両手なので,この先は写真なしです(ごみんなさい)。
バルブから入れ始め,なるべく下向きに伸ばしならはめていくだけです。タイヤレバーも不要で,手だけではめられます。なんの苦労も無く,緩くはまってしまいました。完全に拍子抜けです。
【手順4】仮のセンターを出す
この「センターを出す」というのは,クリンチャーやチューブレスには無い作業。
チューブラーは,なんの変哲も無いリムにちょこんと載っているだけなので,ちゃんとリムのど真ん中に鎮座するために,手による微修正が必要になります。
我が家には「振れ取り台」はないので,ローラー台に載せて,軽く回して左右のブレを修正しました。
固定ローラーを「振れ取り台」代わりに使いました。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
【手順5】TTP-1の剥離テープを剥がす
手順2で,横に出しておいた剥離テープを引っ張り,タイヤを一回りすべてのテープを引き抜きます。
やる前は,「タイヤが載っているのにテープなんて剥がせるのか!?」と思っていたのですが,なんの抵抗も無く,するすると引き抜けます。
こんな風に,横方向引っ張って,剥離テープを引き抜きます。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
この手順が一番不安だったのですが,まったく杞憂でした。引っ張るだけです(笑)
【手順6】本当のセンター出しをやる
いよいよ,TTP-1とタイヤが接触したことになります。
が,まだ圧力はあまりかかっていませんから接着力は弱く,今ならまだセンター出しの微修正をやることができます。
というわけで,またも手でコジコジしながら,左右のブレを修正します。(といっても,ほとんどやる必要なしでした)
ぶぉ~ん。ローラー台で回してブレを見ます。異常なし!
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
【手順7】手で密着させる
タイヤの空気を抜き,手でゴリゴリ押して,タイヤを密着させます。
いよいよ,TTP-1の接着力が増してきますので,完成までもう少しです。やたらと写真を撮ったりしていますが,ここまで15分ほど。気が抜けるほど簡単・・・。
手でぐりぐり。まもなく完成~(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
【手順8】エアを規定圧まで入れる
タイヤを固定したら,今度はエアを一気に規定圧まで入れて完成です。
んが,予想していたことではありますが,バルブ長が足りません。
MV32Tは,名前どおり,リムハイトは32mmですが,写真のとおりRecordのバルブはほんのちょっとしか飛び出てくれません。
短か! これでは,ポンプもゲージも無理でござる。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
そこで,バルブエクステンダーを使う必要があります。
おいらは,TNIの「バルブコアを抜いて延長するやつ」にしました。MV32Tに付属のエクステンダーは「バルブにかぶせて延長するだけのやつ」なので,エアーゲージを使うことができないからです。
(この辺の話は,後日まとめる予定です)
で,TNIのバルブエクステンダーを装着して,バルブを2cmほど延長しました。
Recordはバルブコアが外せるタイプなのです。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
今回用意したのは,TNIの「中継ぎタイプ」です。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
装着するとこうなります。なんか,長すぎるような気が・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
エアを8気圧まで充填して,とりあえず完成です!
とりあえず完成~! 後はスプロケとサイコンマグネットです。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
そのほかの作業(スプロケ,マグネット,ブレーキパッド)
タイヤの装着作業以外には,スプロケットやサイコンマグネットの装着がありますが,これは,いつもの作業なので特に難しいことはありません。
スプロケットは,ず~~~っと前にサイクリーで買った,中古の12-25Tが余っていました(105クラス)。
そこで,シャマルの12-27T(DURA)をMV32Tに引越しし,シャマルには12-25Tを付けておきました。
また,ブレーキパッドは,MV32TにReynolds純正のカーボン用パッドが付属してきたので,それを使うことにしました。いまだにブレーキ本体はFが105,RがTIAGRAですが,まぁ,気にしないことにしましょう。
Reynolds純正のカーボン用ブレーキパッド。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
これで,いよいよ作業完了です。
メインであるタイヤ取り付け作業はフロントから着手したのですが,リアは写真も撮らないし,慣れも出てきたので,10分ちょいで作業完了です。例のFUSION3のときの「地獄の5時間」に比べたら,拍子抜けしてしまうくらい簡単な作業でした。
明日が楽しみです! どんだけ軽くなるかな~(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
ただ,着手したのが午後遅くなってからだったので,これから走り出すのはちょっと無理。試し走りは明日以降になってしまいました。
楽しみだにゃ~(^^)
おわり。
>takaGTさん
あはは~,チェーンステーカバーですね!
確かに,カーボンである必要があるかどうかは微妙ですね。
おいらは,最初に乗っていたLGS RHC号はステーがボロボロでしたが,
LOOK号は無傷です。
ダウンヒル(=チェーンが暴れる状況)では,
アウターに入れて,かつ,リアもローに近い側にしておきます。
チェーンテンションを高めにしておくと,ほとんどヒットしなくなります。
下りでも漕ぐぜ!という人にはダメですが,
おいらみたいに,下りは苦手で惰性で走っているだけ,という人にはいいかもです。
リンクはありがとうございます~(^^)
こちらからも,リンクを張らせていただきます~!
(が,手作業なので2~3日お待ちください・・・)