本日の主役、右側ペダモニセンサー。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
この夏のライド記録を見ていて、ふと、すごいことに気が付きました。
ペダリングモニターは左右のパワーバランス(左右の出力の比)を計測できるのですが、その値が、ずっと50:50で完全に左右がバランスしているのです。
どのライドの、どの時間帯を見ても、すべて50:50。
ここまで左右の偏りが無いとは、我ながら素晴らしいペダリングです(^^)
驚異の左右バランス=50:50
例えば、7月に走った「オリンピックコース試走」。
この日のライドは、約160kmを12時間ほどかけて走ったのですが、その時の走行データは以下のとおり。
左右のペダリングパワーが、50:50で完全バランス!
(サイコンを途中で誤操作で止めちゃったので、距離は82km)
異様に低い平均パワー(81W・・・)はさておき、その下の「左/右バランス」という項目の数値が、
「50%左/50%右」
となっています。
80kmも走って、左右のペダリングが完全にバランスしているのです(!)
いやぁ、素晴らしい・・・って、本当か?
やっぱり、こんなオチ
左足にガングリオン爆弾を抱えていて、お世辞にも左右バランスがいいとは思えないので、なにかしらトラップ(オチ?)があるに違いないと思い、ペダリングモニターの動きを疑ってみたところ、すぐに原因判明(残念)
右足を外して、片足ペダリングしても、左右ともにパワー値が表示されるのです。
しかも、同じ値。
右側のセンサーが死亡していて、左側のパワー値が右側にコピーされているのでは?という疑念が沸いてきます。
センサー接続状況をサイコン(SGX-CA600)で確認してみると、右側センサーは接続できていないことが判明(!)
右側センサーは「サーチ中」。どこに行ったの~?
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
センサーが本当にぶっ壊れているととても悲しいことになります。(5万円くらい?)
とりあえず、サイコン側からセンサーの電池残量を表示させてみました。
サーチ中なんだから、電圧表示できるわけもなく「--」
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
よく考えたら、サイコンと右センサー間は通信できていないのですから、電圧表示ができるわけがなく、案の定「--」表示。
これ以上、調べる術はなさそうなので、とりあえず、右センサーの電池を交換してみました。
初めて、右側センサーのカバーを開けます。
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
びっくりするくらいスカスカ。電池しか入ってないじゃん!
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
で、新品の電池(CR2023)に交換して、残量画面を見ると・・・、
おぉ、ちゃんと残量表示されている!!
おぉ、3.2Vに復活! こうなると、左側の2.7Vも気になるが・・・。
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
これで、適当にクランクを回してみると、ちゃんと左右別々の値が計測されます(^^)
右センサー電池の交換後は、逆に左センサーの方が低いくらいになってしまったので、ついでなので左も交換しておきました。
自転車メカにありがちな構造。コインが見つからなかったのでドライバーで。
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
左も交換。
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
両側ともに3.2V! ちなみに、デカイ「90%」というのはサイコンの電池残量。
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
夏のヘタレライド中での電池消耗事件でしたが、これが富士ヒルなどの本番(?)だと、せっかく両側センサーにしているのに意味がなくなってしまいます。(片側計測×2なので誤差が大きい)
というわけで、やたらと長寿命で気が付きにくいのですが、ペダモニセンサーの電池残量には気を付けましょう。
おしまい(^^)
【おまけ1】電池残量アラーム
現行のペダモニでは、左右センサーの電池残量が少なくなると、サイコン上にアラートが出るようになっています。
自分のペダモニ(SGY-PM910H2)もそうなのですが、ファームウェアのアップデートを怠っていたため、残量アラートが出なくなっていました。
ちょっと面倒ですが、アップデートもマメにやっておかないといけないですね。
【おまけ2】ペダルコピー機能
右側センサーが電池切れにも関わらず、勝手に左側センサーの値をコピーして使っていたのは、ペダモニシステムの親切機能のおかげです。
ペダモニには、4つのモードがあります。
モード | 動作 |
---|---|
左→右へコピー | 左側センサーの値を右側センサーの値としてコピーする |
左←右へコピー | ↑の逆の動き |
オート | 左右どちらかのセンサーとサイコンの通信が途切れた場合、自動的に反対側のセンサーの値をコピーする |
無効 | コピーをしない |
これらのモードは専用サイコン(SGX-CA600、CA500)で変更可能で、自分の場合、「オート」にしていました。
冬の練習期には、左側センサを外してLGS RHC号に装着していますが、本機能によって、LOOK号・LGS RHC号、それなりの値をちゃんと表示してくれます。
が、この便利機能に慣れてしまっていると、今回のように、電池切れに気が付かないこともありますので、これまた気を付けましょう。