来年の本番に備えて、試走に行ってきました!(^^)
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
先週、2020東京オリンピックでのロードレースコースを試走してきました。
代表選手に選ばれる可能性もゼロではない(いや、ゼロだ)ので、念のため、試走です
いやはや、こんな激坂をコースに入れるとは、何とも鬼ですなぁ・・・(^^;
2020東京オリンピック・ロードレースコース
2020東京オリンピックでのロードレースコースは、大会公式HPにて紹介されています。
7月21日には、プレ大会も開催されていて、一般のニュースでも紹介されていました。
コースの大部分は、過去に何度も走ったことのある「道志みち」や「篭坂峠」ですが、まったく近づいたこともない「三国峠」などの未知の道もあります。
本来なら、オリンピック本番と同じ条件で走りたいところですが、富士ヒル以降全く走ってなく、FTP=150Wくらいしか出なさそうなので、以下のように(かなり)縮小した手抜き試走にしました。
- 篭坂峠、富士山麓は省略
- 三国峠の登りはきつすぎるので、下りにする
- 全コース(230km)はキツイので、あちこち省略して150kmに
コースの大部分が山の中(^^)
SHAPR AQUOS mini
予想以上にきついオリンピックコース
試走(←まだ言ってる)当日は、台風の影響で夜からは雨予想のため、朝5時に家を出発して、夕方までには帰ってくる予定。
休憩込みで平均速度15km/hくらいで走ればよいのですが、梅雨明け直前でジメジメしている上に35℃近い猛烈にきつい天気。
晴れたのはいいのですが、暑杉・・・。
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2013年には、道志みちを起点として210km(獲得標高3000m)を走っていたのですが、正直言って、道志みちを完走するだけでヨロヨロ。
途中、あちこちで休憩しながら、何とか「道の駅どうし」にたどり着き、一命をとりとめます。(ここまで約70km)
道志川にかかる吊り橋で一休み。
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道の駅でパスタご飯(^^)
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昼食後、後半に向けて走り出したとたんに、いつもように雨が降り出します(やっぱりな・・・)
「6月の地獄」を体験した自分にとって、この程度の雨は何ともないのですが、暑さはちっとも楽にならずに蒸すだけで、体力的に厳しいものがありました。
あちゃ~、雨じゃ~。あんまり気温が下がらん・・・
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幸い、山伏峠を越えたあたりで雨はやんでくれたため、いよいよ、未知の三国峠へ挑戦です(といっても、逆からなので、ほんのちょっと上るだけですが、笑)
途中、山中湖と富士山がど~んと見える絶景ポイントがあるのですが、残念ながら富士山は全く見えず。
本当は、山中湖と一緒に富士山も見えるはずなんですが・・・。
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残念ながら、富士山は一度も顔を見せず。
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ストリートビューで同じ場所を見てみると・・・、また来よう
絶景(らしい)ポイントを過ぎると、三国峠の最高地点を超え、いよいよ激坂区間に入ります。
道端には、勾配注意の看板がちょいちょい立っているのですが、「11%」とか「15%」などという激坂標識が頻繁に表れ、最もきついところでは「18%」という超激坂表示が出てきました。
11%。前方の霧っぽいのは、雨が道路で蒸発しているものです。
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おぉ、15%。だんだんきつくなってきたぞ。
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ついに18%の激坂を制覇! (ダウンヒルだけど・・・)
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残念ながら(?)今回は、本番とは逆方向なのでダウンヒルでしたが、先日のプレ大会では、この激坂をレーススピードで選手たちが走り抜けていったのだから、ただただ驚きます。
クルマが転がるように下っていきます・・・。
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FTP=150Wのおじさんでは、とてもついていけそうにないので、来年のオリンピック参加はお断りさせていただくことにしました。
激坂を下りきってから家までの50km(小山町~松田~藤沢)も結構遠くて、改めて体力低下をかみしめつつ、秋からはまじめに取り組まないと、オリンピックどころか、ヤビツ・富士ヒル完走もおぼつかないことを痛感です。
さ、秋から頑張ろう!(^^)
【本日の走行データ】
項目 | 記録 | メモ |
---|---|---|
走行距離 | 159km | そんなに長距離ってわけではないか |
走行時間 | 12時間35分 | |
平均速度 | 13.1km/h | 休憩(とトラブル)が多すぎる |
獲得標高 | 2026m | 意外と登ってない |
消費エネ | 6711kcal | その割には膨大な消費 |
TSS | 374 |
恒例のトラブル発生!
過去の経験からすると、150kmも走れば、ほぼ100%何らかのトラブル(またはポカ)に遭遇します。
昨年秋の200kmライドはSTIがぶっ壊れて1段変速となりましたが、今回は、定番のチェーン脱落。
道志みちの途中に、2008年のShiro豪雨パンク追悼地点があり、そこで記念写真を撮っていたところ、強風が吹いてLOOK号がバタ~ンと倒れてしまいました。
パッと見て、特段、何の問題もなさそうなので走り出し、数km走った地点で勾配が急になったのでリアをローに入れたところ、「カンカンカンカン~」というイヤな金属音が、静かな道志村に鳴り響きます。
急停車して調べると、RDのゲージがスポークに接触していることが判明。
先ほどの転倒で、ハンガーが内側に曲がってしまったようです(>o<)
やむを得ず、そぉっとハンガーをもとに曲げようとしたのですが、その作業中、今度はチェーンがスプロケ側に脱落してしまい、運悪くスプロケ・スポーク間に挟み込まれてしまいました。
RDハンガーが曲がり、スポークと接触してしまいました。その後、作業中にチェーン脱落・・・。
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この状態で無理して外そうとすると、こんな悲惨なことになりますので、遠回りですが、チェーンリンク(ミッシングリンク)を外してチェーンを外して掛けなおすことしました。
一連の作業を、路肩の草むらでやっていたのですが、うっかりミッシングリンクを草むらに落としてしまい、文字通り、ミッシング(紛失)してしまいました(><)
道端の草むらで作業中。この後、リンクをミッシングします・・・。
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どんなに探しても、リンクが見つからず途方に暮れかけたのですが、ツールボトルに予備のリンクを入れてあったのを思い出し、事なきを得ました。
ハンガーについては無理に曲げて折れるのが怖かったので修復はあきらめ、RDのL側リミッターを調整してローには入らないようにして、2~10速のみを使って無事に帰還することができました。
くそ暑い炎天下での作業で耐力消耗しましたが、いつくか貴重な教訓を得ました。
- バイクを立てかけることは今まで以上に慎重に!!(もう何度やってるやら・・・)
- 倒してしまった場合は、ハンガーの曲がりに気を付ける
- 予備のリンクは必ず携行する
- 作業用グローブも必ず携行する(ニトリルゴム手袋がお勧め)
- 草むらでの作業は避ける
- 念のため、予備のハンガーも携行しよう
いやはや、毎度のことながら、ノートラブルで200km走れる日はいつ来るのやら・・・!?
おわり。
興味本位で、ここを通る10月末のブルベ(300)にエントリーしてみたのですが、まさか18%とは…
日曜の朝、湘南国際を上り熱中症になった身体にはきつすぎるかも(@_@;)