今年3回目のヤビツと「ガラスの天井」

いかにも「峠道を走っています」感のある写真。蓑毛の激坂の上。

いかにも「峠道を走っています」感のある写真。蓑毛の激坂の上。

SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9

この前の土曜日,1ヶ月ぶりにヤビツに行ってきました。

今年は,2月21日に初3月22日が2回目,4月18日に3回目と,ほぼ一月に一回のヤビツペースです。

もうちっと頻度を上げて行きたいところなんですが,まぁ,一球入魂ということで(?)大事に登りました。



今回のタイムアタック仕様

前回同様,藤沢から名古木まで,約30kmを自走してからのタイムアタックです。

前回は新兵器は全くありませんでしたが,今回も全くありません(涙)

強いて言えば,こんなところです。

【ポイント1】前回よりさらに薄着である
前回は冬用タイツでしたが,今回はいきなりレーパンです。これ以上の軽量化は,半袖ジャージ(今回は長袖),脚の毛をそる(今回はボーボー)くらいです。
【ポイント2】ドリンクがグリコCCD
例年,ヒルクライムシーズンが始まることにグリコCCD(Cyclic Cluster Drink)を箱買いしています。効果があるのかどうか,良く分かりませんが,パワープロダクションです。
【ポイント3】各種修理
今月は,ブレーキ・シフトワイヤの張替え,シューズのバックルを交換したりしています。まぁ,どれも走りには影響しなさそうですが・・・

そのほかも含めた,今回のタイムアタック仕様は以下の通りです。

項目 仕様
挑戦日 4月18日
天候 曇り・風が強い
名古木までの
アプローチ
家からゆっくり自走
同伴者(車?) 一人旅
フレーム LOOK 695(うそ)
ホイール F: Reynolds MV32T UL
R: FFWD F4R type R
タイヤ Vittoria CORSA CX3
(14気圧)
ウェア(上) 半そでシャツ+長袖ジャージ
ウェア(下) ビブショーツ(夏用)
新兵器 グリコCCD(それかよ・・・)
主な作戦 なるべく,前半を抑えてフラットな走りを
(たぶんできない)
主なポカ 珍しくノーミス
体調 運動不足くらいで問題なし
モチベーション 比較的低い(当社比)

タイムアタックの様子

珍しく,まったくのノーミスで,名古木交差点をスタートです!

序盤(スタート~蓑毛の激坂,0~4km地点)

序盤を抑えて,広範に力を残す」ことを心かけてスタートするのですが,今回も,しっかりと前半から飛ばしています。

分かっている(分かっていない?)のですが,「坂」を見るとダメなんですよねぇ・・・。

理性ではなく,どこか,本能的に「坂=頑張る」という反応が組み込まれているのかもしれません。

飛ばせ,飛ばせ~!(全然だめだ・・・)

飛ばせ,飛ばせ~!(全然だめだ・・・)

SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9

ただ,ここのところ,ローラー台をサボっていたわりには,脚は軽く回ってくれたのでどんどん飛ばせました。

また,二つある交差点では,いつものように両方とも赤信号でストップです・・・(涙)

中盤(蓑毛の激坂~菜の花台展望台,4~8km地点)

中盤は本当に淡々と,流行の言葉(?)で言えば,粛々と進めていきました。

景色も良くないし,勾配がきつすぎるわけでもないので,ほとんど無心で淡々と,粛々とペダルを回すだけです。

終盤(菜の花台展望台~頂上,8~11km地点)

やっぱり,ここから先のラスト4kmは本当にきついですね。

前回よりは脚が残っていたのでタイムを稼ぐことができていますが,前半に比べれば勾配は緩いので,同じ条件ならばもっと速く走れるはずなんです。

でも,やっぱり,前半・中盤で脚の疲労が溜まっていますから,いつもながら悔しい思いをしながら走ることになります。

ラスト4kmは,本当にきつい! 辛さを,写真を撮ってごまかす(笑)

ラスト4kmは,本当にきつい! 辛さを,写真を撮ってごまかす(笑)

SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9

心肺の方は超余裕だけに,いつも悲しいんだよなぁ・・・。

終盤,ゴール直前では自動車事故によって交通規制されていて,しばらく停められてしまいました。

Edgeは止めているのでタイムには影響はしていないと思いますが,なぜに,頂上付近で事故っているのか良く分からないクルマでした(?)

本日の結果

いつものように,「心肺=余裕,脚=売り切れ」という状態でのゴールとなりましたが,タイムの方はどうでしょう?

41分40秒でした。

41分40秒。自己ベストまで,あと1分半もある。

41分40秒。自己ベストまで,あと1分半もある。

SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9

項目 今回
2015年4月18日
前回
2015年3月22日
前々回
2015年2月22日
タイム 41分40秒 42分31秒 45分55秒
走行距離 11.57km 11.55km 11.59km
平均速度 16.4km/h 16.3km/h 15.1km/h
最高速度 44.4km/h 35.2km/h 33.3km/h
平均心拍 181bpm 180bpm 181bpm
最大心拍 190bpm 189bpm 190bpm
平均ケイデンス 81rpm 83rpm 81rpm
消費エネルギー 521kcal 531kcal 576kcal

前回より,約1分だけ短縮しています。

でも,自己ベスト(40分12秒)には,さらに1分半も短縮しないといけないんですね。

すごいなぁ,3年前のおいら(笑)

また,いつもの簡易パワー分析をしてみると,こんな感じでした。

前回に比べれば,少しフラットになってきた??

最初の1kmは抑えているのですが,次の2km区間でまったく論外に飛ばしています(信号での遅れを取り戻そうとしてた模様)。

一度でいいから,前半を思いっきり抑えて走る勇気が欲しい・・・。

パワーメーター買わないとだめかなぁ・・・?

ヤビツに潜むガラスの天井?

欧米では,女性が男性と同じように仕事をしていても,昇給や給料の伸びがだんだん頭打ちになることを,「ガラスの天井」と呼ぶそうです。

目に見えないけど打ち破れない障壁の例えとして使われているようです。

おいらのヤビツアタックも「40分」が見えない壁,ガラスの天井になっている気がします。

過去41回のヤビツアタックを,タイム順にソートして並べてみると,ガラスの天井ブリがはっきりと分かります。

どうしても赤い線(40分)を超えることができません・・・。

どうしても赤い線(40分)を超えることができません・・・。

どうでしょう? すごいですよね。

どんどん近づいているのに,決して「40分」には到達しない,できない。

ガラスの天井というより,「漸近線」と言ってもいいかもしれません。

去年よりもローラー台をHIIT(High Intensity Interval Training)で頑張っているし,実走も去年よりも多いのに,なぜ,タイムが伸びないのか・・・?

実は,とんでもない問題が発生していることが判明しました。

その問題とは!? 次回に続く・・・(^^)

おまけ

麓のコンビニ(7-11)で休憩していたら,何人もの方に「ブログ見てますよ♪」と声をかけていただきました。

その中で,同じLOOK695(おいらのはインチキだけど)に乗っている方が,「テールライト」を見せてくれました。

おぉ,なんと格好いいテールライト!!

おぉ,なんと格好いいテールライト!!

SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9

ものすごくコンパクトで,ビシッと決まっているうえ,内部に格納することができるのです!

こんな素晴らしい製品があったのか!と驚いたところ,なんと,この方の自作だそうで,驚きはさらに倍!

指で押すと,内部に収納されるんです!

指で押すと,内部に収納されるんです!

SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9

カーボンで作ったそうです。すごすぎる~

いつか,どこかでおいらを見つけたら自慢したかったそうです(^^) 負けた~

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コメント

  1. 名前:Shiro 投稿日:2015/04/28(火) 20:49:02 ID:d27f95aa8 返信

    >sramredさん

    そうなんですよ~。
    挑戦回数が少なさ過ぎるので,毎回が「本番」なんです(笑)

    あと,FHCの「シルバーリング」とヤビツの「40分切り」だと,ヤビツの方が現実味が(少しだけど)あります。

    FHCだと,自己ベストが81分ですから,さらに6分も縮めないとシルバーには届きません。

    ヤビツなら,ほら,自己ベストから10秒縮めるだけですから(^^)

    といい続けて,はや3年,更新していませんが(涙)

  2. 名前:sramred 投稿日:2015/04/28(火) 17:17:07 ID:8dc8ca532 返信

    常に「本番」でしたか。それは確かに無理です!
    ヤビツはFHCの練習じゃなかったんだ…

    自分の傾向として、向上心がないというか、スグに楽な方に、安いモノの方に向かうクセがあります。
    自分で書いておいてなんですが、下の方には引っ張られないようにしてください。
    (川沿いの平らなサイクリングロードではそもそもチューブラーの人がほとんどいません)

    常に本番という緊張感を神サイトから学びたいと思います。
    合掌(ウソです)

  3. 名前:Shiro 投稿日:2015/04/27(月) 20:26:02 ID:3ad5a6819 返信

    >cressonさん

    いや,無理です!(^^;)

    おいらの場合,挑戦回数がとても少ない(月1~2回)なので,ヤビツに行ったときは全てが「本番」なんです。

    なので,重い(と言ってもSHAMALだけど)クリンチャーではダメなんです。

    と,ここまで書いて,ウルトラ重要なアイデアが発生!

    5月には,富士ヒルクライム(スバルライン)の試走に出かけますが,このときこそ,普段のクリンチャーで行くのもいいかもしれません!

    一昨年には,試走でRecordをパンク(わずか25km走行)させたこともありますし,本番でパンクしてしまうような傷を試走であらかじめ作ってしまう可能性もあります。

    そう考えたら,試走はクリンチャーで,本番にチューブラーというのもありですね!

    少し悩んでいた(試走で磨耗したり,パンクの原因を作りたくない)問題が,これで解決しそうです。

    ありがとうございました~(^^)

  4. 名前:sramred 投稿日:2015/04/27(月) 12:24:18 ID:18c07816d 返信

    普段はクリンチャーにしておくとグラフ破壊できるかも。
    5%くらいのサバ読みで近似すると同時に、トレーニング効果↑も。
    さらなる副次効果として、悲劇の再発回避も。

  5. 名前:Shiro 投稿日:2015/04/27(月) 01:09:41 ID:04fa30e4c 返信

    >Noguさん

    そうでした,Noguさんも左膝。
    腰痛は奥さんでしたね。

    おいらは,今日はMTBで立ちごけして右ひざも痛い。
    両ひざダメでございます(笑)

  6. 名前:Nogu 投稿日:2015/04/24(金) 23:44:03 ID:a571fec18 返信

    ちゃうちゃう今痛いのはわしも左ひざ。

  7. 名前:Shiro 投稿日:2015/04/24(金) 20:07:16 ID:ca3ff8f86 返信

    >Noguさん

    そうそう,Noguさんは桁違いに機材が良くなっていますからねぇ(^^)

    あとは,腰の爆弾をいかに処理するかでしょうか・・・?

    おいらも,左ひざの不発弾です。

    まずは明日,一緒にヤビツを登ってみましょう!(^^)

  8. 名前:Shiro 投稿日:2015/04/24(金) 20:05:18 ID:ca3ff8f86 返信

    >cressonさん

    善は急げ,ということで,さっそく明日(土曜日)ヤビツで試してきます!

    Vittoriaのスマホ用の「適正空気圧アドバイス」みたいなアプリが出ているので,それで調べてみました。
    (といっても,HPに載っている一覧表そのものなんですが・・・,笑)

    それによると,おいらの体重(+車重)だと前8.7,後ろ9.0くらいが推奨のようです。
    一応,ヒルクライムなのでこれに0.5だけ足していってみます。

    どうなるかな~(^^)

  9. 名前:Nogu 投稿日:2015/04/23(木) 22:59:35 ID:2b4fca342 返信

    3月2回先週4月に1回と同じく今季3回上がってますが46分、44分、46分と伸び悩み。
    機材は明らかに良くなってるんですけどね。
    うーん。
    残り2ヶ月弱頑張りましょう。

  10. 名前:cresson 投稿日:2015/04/22(水) 11:06:37 ID:e870b6a29 返信

    こんにちは

    14barから8barに落とすと、最初スローパンクしてるんじゃないかと思うかもしれませんね。
    CORSA CXはまるでジュータンの上を走ってるようなしなやかさなんだけど、抵抗が増えるわけじゃない
    不思議で気持ちいいタイヤなので、その特性を楽しんで下さい。

    検討を祈ってます!

  11. 名前:Shiro 投稿日:2015/04/21(火) 20:31:06 ID:a8a7eb15a 返信

    >cressonさん

    以前も誰かに言われたことがあったのですが,ずっと忘れてしまっていました。

    vittoriaの推奨空気圧は,おいらの体重+車体重量からすると,前8.1,後8.4気圧くらいのようです。

    以前読んだ,「ロードバイクの科学」では,基本的には空気圧は高くすればするほど転がり抵抗が減少するということで,それだけを信じているところもありました。

    また,ヤビツは一部(100mくらい?),凸凹が続くところがありますが,基本的には路面は非常にいいので,空気圧を上げても,ジャンプしたりスリップしたりすることは無いと考えていました。

    でも,改めて上に示したパワー計算を良く調べてみると,ヒルクライムにおいては重力による登坂抵抗が支配的で,転がり抵抗は極僅かだということがわかります。

    例えば,ヤビツに良く登場する7%前後の斜面の場合,おいらの体重・車重だと,総抵抗に占める転がり抵抗は5%未満です。

    その一方で,今までは「まったく滑ってないんだからいいじゃん♪」と思っていたのですが,これだけカチカチなタイヤだと,「ズル~」とは滑らなくても,チマチマとマイクロに滑っているのでは?ということも想像できます。

    極端な話,鉄輪だったら・・・という気がしてきました。

    ずっと空気圧は「入れられるだけ」となっていましたが,これは考え直したほうが良さそうですね!!

    ありがとうございました!!!

    異様に長い返信ですが・・・(笑)

    今週末,さっそく,8気圧くらいで挑戦して,あっさりと40分をきってきます!

  12. 名前:cresson 投稿日:2015/04/21(火) 15:35:28 ID:0c66faeb6 返信

    こんにちは

    空気圧、14気圧ってトラック競技並な高気圧ですね。
    Shiroさんの体重なら、7bar,、登りを考慮しても8barも入れれば十分だと思うのですが?
    8bar以上はトラクションロスを生むだけじゃないですかね??
    空気圧下げると、1分ぐらいタイムアップしないかな???
    Vittoria CORSA CXは7bar~8barで乗ると、とても気持ちの良いタイヤなのでもったいないし・・・

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