スポーツバイクをやるには色々揃えなければなりません。
数年前まで,こんなケミカル類は家にまったく無かったと思うんだけど・・・(笑)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
前回に引き続き,今回はLOOK号組み立てで使用したケミカル類を紹介してみます。
といっても,みなさんご存じの,ごく一般的なケミカルばかりですが・・・。
組み立てで使ったケミカル類
組み立てに限らず,自転車を運用していく上では,各種オイルやグリスなどのケミカル類が必須です。
今回の組み立てで用意しておいたケミカル達。6番と7番は出番がありませんでしたが・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
(1)グリス(シマノ デュラエースグリス)
組み立て時には,これが一番使ったケミカルです。
本来の目的である「潤滑」としてはもちろん,いろんなボルトに塗って締め付けています。ガタがなくなりますし,取り外しも楽になります。
また,クランクシャフトやクイックレリーズ等,高速に回転するわけではないけど,なめらかに挿入して固定するために使っている部位もあります。
また,普段は,贅沢にも子どもの工作なんかにも使っています(^^)
(2)ネジ止め剤(ロックタイト)
あんまり出番は無いのかもしれませんが,おいらは,リアディレイラのプーリーの固定ボルトに使っています。
この部分のボルトは,あまり強く締め付けると,プーリーの回転がスムーズじゃなくなってきます。軸受けはベアリングなのですが,なぜか,回転が悪くなります(困)
そこで,ロックタイト(242)を塗り,ほどほどの力での締め付けにしています。
あとは,ブレーキ台座の取り付けの所に塗りました。普段は,メガネフレームの緩み止めなんかに使っています(^^)
(3)パーツクリーナー(クレ ブレークリーン)
ホームセンターオリジナルで売られている廉価品に比べ,やたらと充填率が高いので気に入って使っています。
まぁ,組み立て時にはそんなに出番はありませんが,せっかく全パーツをバラしているので,プーリーやクランクのインナーなど,普段キレイにしにくい所を,ちょいちょい磨いてあげました。
(4)潤滑剤(ワコーズ ラスペネ)
こちらは,水分が多少ある場合にも,その水の下に潜り込むようにして浸透してくれるという優れた潤滑剤(水置換性というらしいです)
ですが,後述のメンテルーブとの違いがよく分からず(笑),結局,使用時に手元に近い方を使ってしまっています。わはは・・・。
ラスペネもノズルがとても細いので,どんなところにでも吹き付けることができます。逆さまでも出てきます(凄!)
ただ,これもメンテルーブと同じですが,「ほんの少し出す」ことが難しいです。ボタンを少し押しただけで「ぶわ~」と出てくるので,ほんの1滴だけかけたいときには職人級の力加減が必要になります(^^)
(5)潤滑剤(ワコーズ メンテルーブ)
万能の潤滑材です。
LGS SIX号の頃から使っていますが,潤滑が長持ち,ノズルが細くて便利,ということでずっと使い続けています。
日常のメンテナンスでは,ディレイラなどの可動部のピンやプーリーの軸なんかに,ほんのちょい吹いてあげています(プーリーはベアリングなので本来はいらない気がしますが・・・)。
フレームからの組み立て時に一番使うのはブレーキ・シフトワイヤーを取り付ける際に,あらかじめアウター内に潤滑用に流し込んでおく場面です。細いノズルが大活躍です(^^)
(6)カーボンパーツ用グリス(FinishLine ファイバーグリップ)
今回,一番使わなかった,っていうか一度も使わなかったケミカルです。
このグリスは,ふつうのグリスとは全く逆の働きをします。つまり,「摩擦を増やす」のです。
カーボンパーツと金属パーツを固定する際(たとえばシートポスト),これを塗ってあげると,パーツ同士の摩擦があがるので,締め付けトルクをあげすぎないですむという効果があるようです。
今回,カーボンバイクだぜ!ということで,よく考えないで購入したのですが,LOOK号は全部カーボンでできているので,出番がゼンゼンありませんでした。
唯一,ステアリングコラムとステムの取り付け部分は出番かと思ったのですが,LOOK社の注意事項では,「グリスを塗ると樹脂が痛むからやめれ」とのこと。今回は使いませんでしたが,今後もファイバーグリップの出番は無さそうです・・・。
Noguさん,要らないですか~? どら焼き一個でどうでしょう?
(7)チェーン用オイル(Finish Line CERAMIC WAX LUBE)
これもまた未使用です。
以前から愛用している,「ROAD」が使い切ったら,こちらのWAXの方を使ってみようと思っています。
が,「ROAD」の方は巨大ボトルで2本も残っている。あと,数年は持つか・・・?
おわり
なんだか,カタログのようになってしまいましたが,今回の組み立てで使った(一部,使ってないヤツも混じってますが)ケミカルはこんなもんです。
あとは,個人的に「タイラップ」を集めるのが趣味(?)なので,こちらも紹介しておきましょう。
こんなに色んなサイズを取りそろえておく必要は無いような・・・。
左端は,油汚れの作業には何かと便利なキムタオル紙です。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
前回の工具一覧と,今回のケミカル一覧(と,タイラップ)を用意しておけば,とりあえずは組み立てられると思います。あとは根気と知識ですが,後者については,次回,参考にした書籍達を紹介する予定です~(^^)
(おまけ)
本ブログでは「タイラップ」という表記をしています。
よく,「インシュロック」という呼び名も聞くのですが,「それは商品名じゃないの? ぷっ♪」と思っていたら,「タイラップ」も商品名であることが判明。
一般的な名称はなんて言うんだろ・・・。結束バンド?
>keteruさん
こんばんは~
なるほど,「サドルを育てる」んですね。
いい言葉ですねぇ・・・。
おいらのカイマノは気に入ってはいますが,
「育てる」というのとはほど遠いですね。
使えば使うほど傷んで,交換が近づいてきます。
しかし,高いっすよねぇ。
こんな小さなサドル一つで,
本当の「椅子」が2脚くらい買えちゃうかも(^^;)