さようなら,FUSION3 Tubeless

最初は地味だと思っていましたが,今見ると,それなりに格好いいカモ。

最初は地味だと思っていましたが,今見ると,それなりに格好いいカモ。

RICOH GX100

595号の普段履きのホイールは,カンパのSHAMAL Ultra 2-way fit。

そして,普段履きのタイヤは,ハッチンソンのFUSION3 TL。

この組み合わせがとても気に入っていて,いつも当たり前のように使っていたのですが,気が付いたら,2年2ヶ月も同じタイヤを履き続けていました。

パンクこそしていないものの,とんでもない事実を発見したことから,2年2ヶ月ぶりのタイヤ交換となりました。

それはいったい・・・?

気に入った点

  • 耐パンク性能がとても高い(2世代で9360kmも無パンク)
  • グラフィックが格好いい
  • 空気圧が低いのケツに優しい
  • グリップ力は十分ある(滑ったことが無い)
  • 重量はあるけど(290g),平地巡航が楽

イマイチな点

  • ヒルクライムでいいタイムが出たことは無い
  • お値段が高い(8000円はちょっと・・・)
  • 磨耗より先に経年劣化がやってくる
  • 慣れないと装着が大変(慣れると簡単)


ご苦労さま,FUSION3 TL!

今使っているFUSION3 TLは,2012年4月から使っていて,走行距離はおよそ5680km。

その間,パンクもせずに良く働いてくれました。

良く考えたら,その前もFUSION3 TLでしたから,2世代連続で3年9ヶ月,計9360kmもの距離を無パンクで走ってくれました。

項目 今回
FUSION3 TL
前回
FUSION 3 TL
備考
使用期間 2年2ヶ月 1年7ヶ月  
走行距離 5680km 3680km プラス2000km。いくらなんでも使い過ぎ?
パンク回数 0回 0回 とにかくパンクしない
前後
ローテーション
1回 1回 やっぱり,リアの磨耗が早いので
空気圧 7.0気圧 6.5~7.0気圧  

使用感は,使い始めた頃と全く変わらず,以下のとおり。

  • 推奨空気圧が低く,お尻に優しい
  • グリップ力は十分
  • 平地巡航は快適
  • 上りはあんまり得意ではない

欠点としては,若干お値段が高い(1本8000~9000円)というところです。

チューブ代を考慮しても,クリンチャーに比べると少し割高感はあります。

それ以外では特に不満点は見つからない,おいら的にはジャストフィットなタイヤでした。

FUSION3 TL交換の理由

前述の通り,FUSION3 TLの耐パンク性能は十分だと思うのですが,その分,先に経年劣化がやってきます。

先代のFUSION3 TLはトレッドが全体的にヒビだらけとなってご臨終となりましたが,今回はヒビは少なかったものの,エアの漏れが大きくなってきていて,それが交換の直接原因となりました。

先代の末期。今回のFUSION3 TLはここまで劣化はしませんでした。

先代の末期。今回のFUSION3 TLはここまで劣化はしませんでした。

SONY NEX-5N + E18-55mm

本来のFUSION3 TLのエア漏れはそんなに大きくなく,過去の著名な研究機関による検証(笑)では,7→6気圧になるのに5日ほどかかっています。

それが,3月ごろからでしょうか,1日で7→5気圧くらいに下がるようになってきていました。

ずっと,「原因を調べないとなぁ」と思ってはいたのですが,ヒルクライムシーズン真っ盛りのため,カーボンホイールばかり使ってSHAMALの出番がほとんど無かったので,7月まで持ち越してしまいました。

ようやく梅雨になって暇になってきたので,エア漏れの原因を調査するため,タイヤ全体に石鹸水を塗ってみました。

そうしたら,もう驚いたのなんのって・・・。

な,泡ブクブクじゃんか~!

な,泡ブクブクじゃんか~!

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

こちらもブクブク。

こちらもブクブク。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

こちらも・・・。1輪で5箇所くらいブクブクしていました。

こちらも・・・。1輪で5箇所くらいブクブクしていました。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

なんと,前後輪ともに,そこらじゅうから小さなエア漏れが多発していたのです!!

事前の予想では,リムとビードのフィットが弱くなっているのでは?と思っていたのですが,そうではなく,1タイヤで5~6箇所もあるミクロな穴からエアが漏れていました。

外してみて裏側をチェックしてみても,特にハッキリした穴は見つからず,経年劣化でそこらじゅうから漏れているという状況でした。

いずれにせよ,クリンチャーでは考えにくい(一発でバン!ですもんね),多臓器不全的にご臨終になられました。

やっぱり,不安・疑問を感じたらすぐにチェックですね。

200kmも先でパンクしなくてよかったですよ・・・。

次回,新タイヤ編につづく

さすがに,満身創痍のFUSION3 TLをだましながら使い続けるわけにはいかないので,直ちに,新しいタイヤを購入する必要があります。

しかし,とにかく,例の事件以来,空前の金欠状態が続くフォトポタ研究所ですから,新タイヤに求めるスペックは非常に厳しいものがあります。

次なるタイヤには「とにかく安く」という厳しい制約があります。

さて,2世代続いたFUSION3 TLの次はどのタイヤになったのでしょう?(つづく

ヒント写真(正解じゃん!) たぶん,コスパ抜群のIRC ROADLITE Tubeless。

ヒント写真(正解じゃん!) たぶん,コスパ抜群のIRC ROADLITE Tubeless。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

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今までで最高に気に入っているタイヤです

コメント

  1. 名前:Shiro 投稿日:2014/07/09(水) 20:54:32 ID:e86769918 返信

    >_toshiさん

    FUSION3 TLは個体差が大きいような気がしますね。

    前回はトレッド面がボロボロでしたが,今回はほぼ無傷でした。

    その代わり,あちこちエア漏れしてきたのですが・・・。

    最初からパッカリ割れてしまうこともあるようですよね。

    ROADLITE TLはイマイチですか~
    たしかに,お値段半額はちょっとオドロキですよね。
    先週,30km乗っただけですが,今のところ,FUSION3との差は感じられません。

    問題は耐久性かぁ・・・。

  2. 名前:_toshi 投稿日:2014/07/08(火) 08:49:18 ID:c01a33cab 返信

    Shiroさん:どうもです。

    私もFUSION3の3セット目を使っていますが、1、2セット目は今回のShiroさんのと同様に磨耗より早くトレッドから痛んできました。
    それでもサイドやビードからのエア洩れは皆無でした。
    ところが3セット目になり、見た目は全く変わらないのに、今度はトレッドが痛んでこないのです。
    その代わりといっては何ですが、貼り付けられているトレッドその物がサイドからジワリジワリと剥がれてきている感じがあります。
    使用期間は2年と1カ月ほどで、距離は4000km+くらいでしょうか。(途中で腰椎椎間板ヘルニアの手術があり走っていない)

    そしてIRC ROADLITE TLはFUSION3の中継ぎとして一時的に使いましたが、あまりにも耐久性に乏しくてすぐに廃棄となりました。

    Shiroさんの今回のは生産ロットも違うし、対策もされているでしょう(?)から同じとは限りませんけど。

    少し乗ったらインプレッションをお願いします。

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