先週の日曜日,逗子の方まで出かけようと,気合いを入れて早起きしてみました(5時です…)。
前日晩に準備を整えておき,いよいよ出動!とRHC号を家の外に持ち出したところ,リアタイヤがふにゃふにゃになっているのに気が付きました。
前日晩はなんとも無かったはずなのに,なぜか,エアーは完全にゼロ。パンク修理は手慣れたはず(悲しい…)なのに,原因解明は困難を極めました(ちょいとオーバーですが)
今,LGS RHC号で使っているチューブは,Vittoriaの「EVO55」。名前の通り,わずか55gしかない超軽量チューブです。
修理のため,まずはEVO55を外に引きずり出してパンク箇所を探します。普通,パンクしているのであれば,エアーを入れてやれば,エラーが漏れる「シュー」という音で場所がすぐ分かります。
んが,今回はどう調べてみても,エアー漏れ箇所が分かりません。
しょうがないのでタイヤ側もぐるっと一周見てみましたが,さすがは,耐パンク性能6300%向上(ほんまかいな…)のProtexだけあって,どこにも傷一つありません。
15分ほど,グルグルグルグル,チューブとタイヤを調べ続けましたが,ギブアップ。そこで,昔ながらの自転車屋さんを彷彿させる,洗面器に張った水にチューブを入れてエア漏れ箇所を探すと,やっとこ,犯人を突き止めることができました。
コイツです。
バルブの隙間から微量のエアーが漏れていました。チューブに空いた穴と違い,耳を近づけても音が聞こえにくいのですが,水につけると泡が出ていました。
でも,よく考えると,なんでこんな所からエアーが漏れているのか,謎はますます深まります。そこで,PanaracerのR’Airのバルブを見てみると,写真のような一体構造で,隙間はありませんでした。
EVO55は普通にフロアポンプで空気を入れていただけなので,特にバルブに力が加わっていたわけではないと思います(リアタイヤはパンクしたことがないので,携帯ポンプも使った経験無し)。なのに,壊れてしまったようです。
パンクしたときには,意地でもパンク箇所・原因を見つけないと,新しいチューブに変えてもまたすぐに同じ箇所がパンクしてしまう可能性があります。今回は家で水があったから良かったのですが(良くないけど),出先でパンクしたときは,この箇所だとなかなかパンク箇所が見つからず,延々と修理時間を喰ってしまうかもしれません。
ビックカメラで初めてEVO55を見つけたとき,その重量とお値段,両方の軽さに一目惚れしましたが,初めて装着して走ったときは,わずか3時間でお別れになりました(涙)
あれから約1年。
何人のEVO55が僕の前を通り過ぎていったことでしょう。
EVO55だけが特別にパンクしやすいわけではないとは思いますが,超軽量チューブはそれなりのリスクを背負って使わなきゃだめだなぁ,と感じています。なので,1年間浮気してましたが,元の鞘に戻って,替チューブの補充はPanaracerのR’Airになりました。
冬のパンク修理は指先がかじかんで涙ものです。これからは浮気せずに,一途にお前だけを頼りに生きていくから,どうかパンクしないでね,R’Airちゃん~。
- 【わずか1時間後に追記】
- NAさんのご指摘により,EVO55は,バルブコアが分割できるタイプであることを初めて知りました(逆にR’Airはバルブコア一体型)。
Nikon D70 + SIGMA 50mm MACRO F2.8
バルブコアをペンチで締め付けたところ,エア漏れは完璧に止まりました。いやぁ,EVO55さんにはあらぬ疑いをかけてしまい,申し訳ない限りですm(_ _)m また,貴重な情報をいただいたNAさん,ありがとうございます!
- 【2010.7.14追記】
- EVO55,とっても優秀です!疑ってゴメンナサイ!
このチューブを,ずっと今まで使い続けています。2008年8月に交換ですから,まもなく2年になりますが,一度もパンクしていません~。エライ!
>ihatovoさん
初めまして。
今回の記事では,NAさんのおかげで新しい知識を学ぶと共に,
チューブを1本捨てなくて済みました(^^)
これからも,色々失敗したり,学んだり,
やっぱり失敗したりしながら,
のんびり続けていきますので,お楽しみ下さい~