普段、なかなかお目にかかることのできないメッセージ。貴重な(?)1枚です。
XPERIA Z4
去年、「最も暑い時期にちょうど良く壊れたエアコン」の話を紹介しました。
ドラマなどではよく見かけるシチュエーションですが、実生活でそんなにちょうどよく壊れるものか、と思っていたら、まさに我が家のエアコンを直撃したものでした。
そして、今年は、我がPC人生(?)初、まさかまさかの、ハードディスク・クラッシュです。
しかも、もっとも忙しい時期に・・・。
人生初のハードディスク・クラッシュ
意外な事実ですが、おいらの長い(約30年)の計算機人生において、ハードディスクのクラッシュに遭遇したことはありません。
個人ではPC-9801、互換機、Mac数台、VAIO数台。学校・職場では無数のワークステーション・パソコンを使ってきましたが、ただの一度もハードディスクのクラッシュに遭ったことがありません。
日常生活は超いい加減なくせに、計算機には妙に慎重で、何重にもバックアップを重ねていますが、それらが役に立ったこともありません(バックアップを逆向きにやって、既存データ喪失したことはありますが・・・、笑)
その、クラッシュフリー(?)なおいらの計算機人生に、初めてのハードディスク・クラッシュが訪れました。
画面の指示に従い、EnterやESCを押すも、この画面に戻ってくる・・・。
XPERIA Z4
ぶっ壊れたのは会社自席のノートPC。
経緯は単純。
MS Officeの動きが怪しくなったので、OSの再起動をしたところ、二度と起動しなくなってしまいました。それだけです。
いやはや、驚きでした。
初のハードディスク・クラッシュは、会社パソコンになりました。
まぁ、仕事用パソコンで良かったけど(良くないか・・・)
これで仕事をしなくて済むよ♪ (←んなアホな)
クラッシュ当初は「よかった、仕事PCで」と思いましたが、そうも言っていられません。
どちらかというと、今は、我が会社人生でピークとなる忙しさの最中。
自席に置いてあるノートPCの他、2台のモバイルPCを使っていますが、それらは、自席PCにリモートログインしているだけなので、自席のノートPCがご臨終になった場合、全部のPCが使えないに等しい状態になります。
おまけに、「平成の悪法」との呼び声も高い個人情報保護法のおかげで、外部メディアを接続してのバックアップは一切できないように設定されいたため、ほぼすべてのデータ&メールが喪失しました。
これで、何も仕事をしなくてよくなったかと思うと、幸せ感一杯です(やけくそ)
業務データやメールが消えたのは確かに痛いのですが、一番キツイのは、自分やチームのやるべきことをまとめた、ToDoリスト。
もともと記憶力がニワトリ(またはキャパシタ)並みに弱いので、仕事からプライベートまで、それこそ、「カメの水替え」まで人生の全てのやるべきことをメモしていました。
以前は割と手間をかけた表を作っていましたが、今では更新の手間を最小化するためにシンプル化しつつ、とにかく、徹底的に細分化してリストアップしていました。
クラッシュ当日時点で、たぶん、残数は100~150項目くらいはあったかと思っています。
しかも、このリストに完全に頼り切っていたため、クラッシュ翌日からは、ほぼ新入社員、いや、谷田部実並みに何もわからない状態になっています。
さすがに、これはまずいなぁ・・・。
Linux(Ubuntu)かWindows PEで救おう!→失敗・・・
ハードディスクがクラッシュしたとはいえ、いきなり全領域が壊れたとは限りません。
もしかしたら、OSの起動に必要な部位だけで、大事なデータ(というかToDoリスト)は生き残っているかもしれません。
そこで、クラッシュ当日はさっさと家に帰り、以下の2つの、起動可能メディアを作ってみました。
- Linux (Ubuntu)の起動用USBメモリ
- Windows PEの起動用CDROM
Windows PEはWindows Pre-install Environmentの略(たぶん)で、極々最小限の機能を持ったWindowsです。
これで、重症状態の会社PCを起動できれば、Cドライブに残されたデータを救済できる可能があります。
また、それでもだめなら、Linux(Ubuntu)があります。
もちろん、LinuxはWindowsとは別のOSですが、NTFSドライブをマウントすることができるので、うまくいけばCドライブを読み込むことができるかもしれません。
これらに一縷の望みを託して翌日、自席PCで試してみたところ、Windows PEもLinuxも無事に起動成功!!(^^)
・・・が、すっかり忘れていましたが、会社内の全てのPCは、例の悪法の対策かなにかで、ハードディスク全体がBitLockerで暗号化されていたのでした・・・orz
フォトポタ研究所の総力を挙げても256ビットの秘密鍵暗号を解くのは不可能なので、やむなく、社内のPCサポートセンターにお助けを頼むことに。
自席PCをぶっ壊して復活を願う・・・
社内PCサポートセンターの見解は、「ま、データはダメだろうね。ダメ。新品パソコン送るよ。中古だけど(笑)」とのこと。
いやいや、新品(中古らしいが)のPCをもらっても、おいらのToDoリストは戻ってきませんから、記憶喪失状態が続くことに変わりはありません。
そこで「死ぬほど重要な、国家機密レベルのデータが入っている(うそ)」と駄々をこねたところ、内蔵ハードディスクを取り出し、他のPCに接続して読み取るキット(もちろん、暗号鍵)も送ってくれるとのこと。
いつでもすぐHDDを外せるように、パソコンは分解済み。
XPERIA Z4
新しい(中古だけど)PCも、HDD読み取りキットも、船便かなんかでのんびり来るらしく、かれこれ1週間たちますが何の音沙汰もありません。
この間、すっかり仕事PCと化してしまった、自前のSurface Pro4を使いながら、仕事をしたり、その隙間にフォトポタ日記で遊んだり、Raphaで買い物したり、Facebookやったり、もう、全くやる気なしの8月です。
早く、記憶を取り戻したい・・・。つづく(?)
パソコンを開けるのに外したネジは25本ほど。バイク全体より多いのでは!?
XPERIA Z4
ベアボーンで、使わないとき以外は電源を抜いておいたら、8ヵ月で内蔵電池がなくなって時計が止まり、修理に出しました…orz