こんなちっこい端末で、バラ色のZWIFT人生が始まります!(^^)
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
前回は、ZWIFTで必須なパワーソースについて、1組のペダリングモニタを左右に分けて、2台のバイクで使うことを紹介しました。
そのパワーメーターで計測したパワー値は、ZWIFTが稼働しているパソコンに伝えてあげる必要があります。
そこで、ZWIFT入門シリーズの2回目は、パソコン用ANT+受信機を紹介します。
NICEPOINT
- パワー、ケイデンス、心拍などのデータをパソコンに送る必要がある
- 多くのセンサはANT+(またはBluetooth)なので、ANT+ドングルを購入
- 難しいことは無いけど、到達距離が短いので気を付けましょう!
パソコン用ANT+受信機の用意
ペダリングモニターは前回紹介の通り、シングル・デュアルパワーモードでは、ANT+通信によってパワー値(とケイデンス)を送出することができます。
ところが、ANT+は主にアウトドアデバイス用の通信規格ですので、普通のパソコンはそのままではANT+に対応していません。(手持ちのXPERIA Z4はデフォルトで対応しています。驚)
そこで、普通のパソコンでもANT+通信ができるようにするデバイスをインストールしてあげる必要があります。
このデバイスのことを「ANT+ドングル」と言い、様々なメーカーから販売されていますが、今回は、本家GARMIN社のドングルを購入してみました。
サイズも小さいし、中身もスカスカ。大丈夫なのか・・・?
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
見ての通り、びっくりするくらい小さなドングルで、本当に中身が入っているのか怪しいくらいです。
GARMIN社製ANT+ドングルの使い方
使い方はウルトラ簡単。
ZWIFTをプレイする予定のPCはいずれもWindows10(Surface PRO4、GPD Pocket、TransBook T90chi)ですが、どの機種も、ドングルを差し込むと自動的にドライバのインストールが始まって、勝手に終了していました。
デバイスのインストールが完了しても何も起きないのですが、ZWIFTのアプリを起動すると、ちゃんと、ANT+デバイス(我が家だと、ペダモニ、ペダモニサイコン、fenix 5s、スピード、ケイデンスセンサーなど)を検出してくれます(^^)
差し込んでZWIFTを起動したら、もう心拍が出てた。ペダルを回せば、パワー・ケイデンスも出てきました(^^)
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
これにより、単身赴任先・自宅のそれぞれに、この小さなドングルを持っていくことでZWIFTができるようになりました。
それぞれの接続方法・データの流れは以下の通りです。
自宅(LOOK595号・ペダモニ=ペダリングモニターモード)
右クランクのペダモニは「ペダリングモニターモード」になっているので、パワー・ケイデンス値はいったん、専用サイコン(SGX-CA500)で受信し、SGX-CA500の転送機能を使って、ANT+ドングルに送っています。
心拍データは腕時計のfenix 5sから、これもANT+で送信され、この3要素(パワー・ケイデンス・心拍)ででZWIFTをプレイしています。
自宅での接続方法。ペダモニのデータは、いったんサイコンで受けてから、PCへ転送しています。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
また、バイクに載せているスピードセンサの情報はZWIFTには不要ですが、せっかくなので、fenix 5sに送ってあげています。
単身赴任先(LGS RHC号・ペダモニ=シングルパワーメーターモード)
左クランクに付けたペダモニは「シングルパワーメーターモード」にしてあるので、パワーとケイデンス値はANT+で送信されます。
なので、そのままANT+ドングルで受信できます。
また、心拍データは自宅と同様、fenix 5sです。
単身赴任先はもっと簡単。ペダモニのデータは、そのままANT+ドングルに送られています。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
また、バイクにもともと載せていたスピード・ケイデンスセンサの情報は、自宅と同じようにオマケでfenix 5sに渡しています。
まとめと注意点
最初はどうやったらいいのか、全く分からなかった、ZWIFT用データの送受信ですが、ANT+ドングルさえ用意すれば簡単なものでした。
実際にZWIFTをやる際には、パソコン画面ではなく外付けの大き目のディスプレイ(24インチ)で表示し、さらに、GPD Pocketに撮りためたTV番組を液晶TVに繋いで表示させています。
2画面でZWIFTと録画TV番組の両方を見るという、ぜいたくさです(か?)
ただひとつ、注意事項があります。
外付けディスプレイでZWIFTをやる場合、パソコン本体は自転車からはちょっと離れた場所になります。
ANT+はそんなに遠くまで通信することを想定していないのか、パソコンの位置が遠いとデータ落ちが激しくなりました。
その対策として、USBの延長ケーブルを用意して、バイクの真横あたりまでもっていったところ、データ落ちはほとんど起きなくなりました。
初めてFTPテストをやったときのパワーデータ。いくら何でも、欠落しすぎです(>_<)
配置を変えてからやった、SSTトレーニング。データ落ち無しです!(5分ごろのゼロは、扇風機の角度替えに降りています。笑)
たまたま家に転がっていた、5mという冗談のように長いUSB延長ケーブルでしたが、リピータ付きということもあり、全く問題なしです。
あらためて、ZWIFTの公式ページをみると、ちゃんと、ANT+ドングルがバイクの下に配置してありました(!)
なんと、お姉さんのすぐ横に、こっそりとANT+ドングルが転がっている!!
「な~んだ、だったら最初から言ってよ~(^^」という感じですが、ちゃんと説明を読まずに始めた自分が悪いのです(笑)
というわけで、ANT+ドングルは、なるべくバイクの近くに置いた方が良さそうです。
次回は、いよいよ登場、新型ローラー台の紹介予定です!(^^)
世界最小級のGPD Pocketでもちゃんと動きます(ANT+ドングルが大きく見える・・・)
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
- 【2017/12/29追記】
- あまりに小さいデバイスで置き忘れることが多かったため、実家と自宅、両方で使えるようにもう1個買いました。2個目は純正ではなく少しお安いサードパーティー製。でも、問題無く使えています。
いよいよ具体的な準備の紹介になって来ましたね。
私も導入したいです。
バイクを固定ローラーにセットするのが最大の悩みです。