分かりにくいインチ表示の右横に、ちゃんとETRTO表示(37-590)が書いてあるのに・・・(T_T)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
先日の、スパイクタイヤ→ノーマルタイヤ換装記事の末尾に、「ちょっとしたポカがありまして」的なお話を書いていました。
自転車趣味を長年やっている人ならだれも経験するであろう(?)ポカですが、日常・会社生活も含めてポカだらけの自分が、いまだに未経験だったのが不思議なくらいの、ポピュラーなポカです(笑)
だって、分かりにくいんだもんなぁ・・・
超長持ちタイヤに交換しよう
LGS SIX通勤号のスパイクタイヤ営業を終了し、元のノーマルタイヤに戻そうとしたのですが、よく見ると激しく経年劣化していて、今にもタイヤが裂けてバーストしてもおかしくないくらい状況でした。
以前、ツマ号(LGS TR-2)も経年劣化タイヤがバーストしたことがあるのですが、ほぼ同じ、というかもっと長く使っている(間もなく満12年)ので劣化が酷く、バーストする前に前後ともタイヤを新調することにしました。
せっかくなので、とりわけ頑丈さがウリで、先日、長男号にも装着して好評を博しているタイヤ、Panaracerの『スーパー・ハード・タフネス』にすることに。
LGS SIX号はMTB寄りのクロスバイクのためホイールは26インチですので、タイヤサイズを間違えないように、ちゃんと「26 x 1⅜」を選んで購入。
Amazonで、前後2本セット(さらにチューブ付き)で3900円とかなりリーズナブルなお値段だったのですが・・・(涙)
タイヤ+チューブで、2本セットで3900円。おぉ、お安い!
自転車人生10年で初の発注ミス・・・
新タイヤを購入したものの交換作業をする暇が無く、ずっと放置すること数週間。
ようやく交換作業に着手して、開始1分で重大な事態に気が付きました。
サイズが全く合わないのです。
微妙に合わないのではなく、かなりデカイのです。
「間違って27インチ買ってしまったか!?」と思ったのですが、商品パッケージにも、タイヤ本体にも、ちゃんと「26 x 1⅜」と書いてあり、疑いなく26インチタイヤです。
しかし、なにかおかしい・・・。
ぴったり並べても、こんなにサイズ差があります。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
まぁ、とっくに気づかれてるとは思いますが、タイヤの種類が違ってますね(涙)
LGS SIX号のホイールはHE(Hocked Edge)タイプ。
それに対して、今回間違って購入したのはWO(Wired On)タイプ・・・。
同じ26インチタイヤでも、両社には全く互換性が無いので、どう頑張っても装着することはできませぬ。
両者をETRTO(European Tyre and Rim Technical Organisation)表示で整理すると以下のようになります。
サイズ表示 | 従来の表示 | ETRTO表示 |
---|---|---|
正しいタイヤ(HE) | 26 x 1.25 | 47-559 |
間違ったタイヤ(WO) | 26 x 1⅜ | 40-590 |
ETRTO表示は、「幅×ビード径」ですから、590と559では全くサイズが違うことが一目瞭然です(3cmほどデカイ)。
「WOは分数表示」だとか「HEは小数表示」など、四の五の言わずにETRTO表示で確認すればいいんですよね。
LGS SIX号は黙って559を買うべし!です
汚れて読みにくいですが、ちゃんと「32-559」というETRTO表示が見えます。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
とても長持ち(だけどサイズが合わない)タイヤの使い道
悪いことは重なるもので、今回間違って買ったタイヤのカラーは白で、取り付け作業時にかなり汚してしまいました。
別に白でも黒でも透明でも、何でもよかったのですが、在庫がこれだけだったので白を買ってしまいました。
100%こちらの発注ミスだし、返品交換も気が引けてしまい、家族の自転車に流用すればいいことにしました。
こちらは劣化進行中の、LGS SIX号のリアタイヤ。かろうじて、559が読めるか・・・?
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
そこで、家族の皆さんの自転車のタイヤ系(ETRTO径)を片っ端から調べてみたのですが、意外なほど、今回間違って買ったタイヤと同じサイズ(ETRTO=590)な自転車は見当たりません・・・。
所有者 | バイク | タイヤ | ETRTO径 |
---|---|---|---|
長男坊 | アサヒ号 | 27×1-3/8 | 630 |
LOOK号 | LOOK 595 | 700×23 | 622 |
COLNAGO号 | COLNAGO PRIMAVERA | 700×23 | 622 |
RHC号 | ルイガノLGS RHC | 700×23 | 622 |
次男坊 | アサヒ号 | 700×32 | 622 |
父親号 | ルイガノLGS TR-1 | 700×35 | 622 |
母親号 | ママチャリ | 26×1-3/8 | 590 |
ツマ号 | ルイガノLGS TR-2 | 26×1.5 | 559 |
8台調べて、奇跡的に母親号1台だけがETRTO径が590でした!(WOの26インチ)
LGS SIX号はノーマル耐久度のタイヤで10年もちましたから、「スーパー・ハード・タフフネス」は30年くらいはいけるでしょう(そんなに?)
ぜひ、母親には100歳を越えるまで、このタイヤで健康に乗っていただきたいところです。
いやはや、親孝行(?)なタイヤ発注ミスでした。
おしまい(^^)
本文とは直接関係ないですが、むか~し、長男にもらったお守り。頑張って長生き継続中です。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
>別に白でも黒でも透明でも、何でもよかったのですが、
私が時々利用させてもらっている自転車店には黒色のタイヤしか在庫しておりません.以下は,そこの店員さんから聞いた情報です.
ゴムにブラックカーボンを配合すことで黒色となるのですが,ブラックカーボンには耐候性を上昇させる(紫外線による劣化など)役割があるとのことです.つまり,黒以外のタイヤには,ブラックカーボンの配合量が少なく寿命がやや短くなるわけです.色x黒の2トーンカラーの長期使用したタイヤだと,黒色部は何ともないのですが,色部のみヒビが多くみられることがあります.巷で走っている自動車のタイヤに黒色しかないのも,このことが理由の一つとなっています.
以前は,私もフレームカラーに合わせたタイヤを着用していたことがあったのですが,この話を聞いてから新規に購入するタイヤは全て黒単色を選ぶようになりました.