また今回もNoTubesさんに助けられました・・・(^^;)
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Reynolds MV32TにFUSION3 TL。
春でもないのに,最近,色んなものにサヨナラしているおいらですが,また,新たなお別れです(涙)
今回のサヨナラは,山岳決戦用タイヤのTUFO EliteJet<160g。
4月の出会いからわずか3ヶ月という,とても短いお付き合いになりました(VELOFLEX Recordの「2時間」という記録には届きませんが)。
ご冥福をお祈りします。合唱合掌・・・
長いけど,要するにこんなお話です(^^)
- 今シーズンの勝負タイヤ,TUFO『EliteJet<160g』が早くもパンク
- 走行距離380km
- 巨大な穴が開いて,シーラント剤では塞ぎきれないほど
- 超軽量タイヤもどうしたもんだかな・・・
予兆はありました・・・
先週,SHAMAL用のチューブレスタイヤIRC ROADLITE TLを紹介しましたが,その次には「EliteJet危うし!」という記事を書く予定でした。
それというのも,使用3ヶ月でのEliteJetの様子をチェックしてみたら,無数の切り傷・引っかき傷(?)などを発見していたからです。
外を走れば,どんなに気をつけていても小さな砂や異物は踏んでしまうものですから,多少の傷はどのタイヤでもあるかと思います。
しかし,先週に確認したEliteJetの状況はいくらなんでも傷が多すぎ。
こんな風にめくれていたり・・・
Panasonic LUMIX GM1 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8
内部の繊維まで見えている傷も・・・。
Panasonic LUMIX GM1 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8
小さなゴムの傷ならまだしも,大きな傷ではゴムを破って内部の繊維(?)が見えてきてしまっています。
こんな傷が,ひとつのタイヤで7~8箇所も発見されました。
EliteJetは4月から使い始めていますが,完全にヒルクライム専用として使っていて,ヤビツ7回(40km×7=280km),スバルライン2回(50km×2=100km)で合計380kmしか走っていません。
また,一緒に走った方なら分かると思うのですが,おいらは異物でのパンクを極端に恐れ,ほんの僅かな未舗装や路上の砂を見つけると,すぐに自転車を降りて担いでしまうほどの,タイヤフレンドリー(?)な人です。
そんな過保護な乗り方をしているのに,この損傷ぶりはやっぱりゴムが弱すぎる気がします。
確かにグリップ力は妙に高い(DHでリアがかなり粘る)ので,ゴムは柔らかいのかな?と思っていましたが,ここまで弱いとは・・・。
「このままじゃ近いうちにパンクしちゃうな」と思いつつ瞬間接着剤を傷口に塗りこんでいたのですが,1週間後に予感が的中してしまうとは(涙)
サヨナラ,EliteJet<160g !!
今回のパンクの主な仕様(?)は以下の通り。
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
場所 | ヤビツ峠,菜の花台付近 | 北緯35.410609 東経139.210405 |
前後輪 | 後輪 | わが人生,すべて後輪パンクです |
空気圧 | 14気圧 | 最大は15気圧 |
シーラント | 事前注入済み | 注入後3ヶ月 |
パンク部位 | 右サイドウォール | |
症状 | 長さ1cm程度の裂傷 | |
パンク速度 | 10秒ほどで空っぽ | 傷口デカし |
パンク発生と同時に「スパーン!」という大きな音がして,エアが右脚に吹きかかります。
一気にエアが抜け切るわけではなく,10秒くらいかけてシューシューと抜けていき,最後は完全にフラットタイヤになりました。
去年の5月以来,久しぶりに見るこの状態(涙)
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とりあえず,100mほどUターンして菜の花台の駐車場でパンク修理を始めます。
まずパンク箇所を探さなければなりませんが,インフレーターでエアを入れたらすぐに判明。
先週,接着剤を塗りこんで修理していた部分が大きく裂けて,盛大にエアが漏れていました。
ありゃぁ,これだ。かなり重症だな・・・。
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事前注入済みのNoTubesが飛び散っていました・・・。
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頼みの綱である耐パンクシーラント剤のNoTubesは注入済み(30ml)だったのですが,損傷箇所からブクブクと泡を吹いて漏れていて,595号のフレームにも飛び散っていました。
今回は,パンク未遂で収まるほどの損傷ではなかったということなのでしょう。
少しでもエアを入れると,こんな風にブクブク状態に・・・。
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ここからの修理ですが,とりあえず,以下の方法でいくことに決定。
- 予備のNoTubesを注入
- NoTubesが耐えられる圧までエアを入れて走る
これだけ。
損傷が小さいときはガンガンとエアを入れられるのですが,これだけ大きな損傷だとエアを入れすぎると,NoTubesが内圧に耐えられなくて噴出してしまいます。
簡単に言えばゲル状態のNoTubesが穴に詰まってふさいでくれているだけですので,あまり高い圧だと耐えられないのでしょう。
手で触った感覚なので不正確ですが,だいたい5気圧も入れると噴出してしまう状況でした。
なので,非常に低圧(4気圧くらい)までしか入れられませんが,それでもフラット状態よりはマシです。
NoTubesを追加して,4気圧くらいまでエアを入れます。
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作業30分。頼りないけど,これで走るしかなかろう。
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「いたわりダンシング」で20kmを走る
ロードバイクの入門書などでは,「ダンシング」には2種類があると解説されています。
- 激坂やスプリントなど,大きな出力を必要とするときに使う「攻めるダンシング」
- 長く続く坂道などで,たまには違う筋肉を動かすための「休むダンシング」
しかし,本当はもうひとつのダンシングがあるのです。それは,
- リアに体重をかけないために,ずっと前のめりで走る「リアタイヤをいたわるダンシング」
です(笑)
なんせ,リアタイヤは4気圧くらいしかありませんから,乗車状態だとギリギリでリムが道路にぶつからない程度。
リアに荷重をかけたらリムが道路にぶつかって損傷してしまいそうな状態です。
また,そもそもNoTubesが噴出しないギリギリの圧ですから,リアに荷重をかけたらそれだけで傷口が開いてNoTubesが噴出していしまいます。
というわけで,パンク発生場所(菜の花台)から駐車場所(伊勢原運動公園)までの約20kmを,一度もサドルにまたがることなく,全部ダンシングで走りきりました。
菜の花台→名古木交差点までのダウンヒル区間は漕ぐ必要がないので,立ち上がってずっと前荷重です。
その後の善波峠の上り区間も,異様に前のめりなダンシングで上り続けました。
2kmおきくらいに,エアを注入するために停まらなければなりません。
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せっかくなら,景色のいいところでエア注入(^^)
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エア注入し過ぎると噴出してやりなおし。またNoTubes入れないと・・・。
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それでも,傷口の修復は完璧ではなくて徐々にエアが漏れているので,2~3km走ったらインフレーターでエアを追加します。
途中,1回,エアを入れすぎてNoTubesが噴出してしまい,また1からやり直しになることもありましたが,なんとか無事に,2時間かけて伊勢原運動公園まで辿り着きました・・・(普段は1時間ほど)。
パンク原因と今後
今回は,事前に異物を踏んだ感じはありませんでした。
写真の通り,損傷箇所は中央よりかなりサイドに寄っていますが,そんなに傾けるほど攻めた走りができるテクニックもありませんし(^^;)
損傷箇所はサイドウォールみたいです。
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また,苦手なダウンヒルといっても40km/hくらいは出ていますから,ちょっとした異物くらいでは付着するとは考えにくいです(飛んでいく)。
やはり,先週発見した損傷箇所が接着剤で固めてはいましたが,14気圧という高圧とダウンヒルでの振動に耐えられなくて,損傷してしまったというところではないかと思います。
とりあえず,一周点検しましたが,リムは無傷でした。ほっ(^^)
Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8
いつも可能な限り異物を避けて大事に走っているのですが,こうも簡単に損傷・パンクしてしまうとなると,やはり,160gの超軽量タイヤは扱いが難しいですね。
ヒルクライムだけだからいいか,と思っていたのですが,峠までアプローチするのは一般道ですから,そういうところで異物を踏んでいるのかもしれません。
いずれにせよ,ここまで盛大に損傷してしまっていると再起不能でしょうから,EliteJet<160gとはこれでお別れです(フロントは継続使用)。
この次のタイヤについては,例の事件以来,究極の貧乏状態が続くフォトポタ研究所ですから,EliteJetに交換した際に大事に保管しておいたVELOFLEX Recordに復活願います。
Recordまでパンクしてしまったら・・・,もう今シーズンは店じまいする予定です(笑)
>クロさん
はじめまして。
コメントありがとうございます!!
LOOKにルイガノ,もうそこだけで共鳴状態(笑)
ルイガノのMVシリーズ,1台は欲しいのですが,なかなか・・・。
チューブレスの良さはバーストしないところですね!
ダウンヒルでバーストして,リムからタイヤが外れたら死んでもおかしくないですからね。
ROADLITEの耐久性には「?」もあるみたいですが,駄目になるまで乗り潰してみましょう。
しかし,ブルベ600kmってすごいですね・・・。
車でも無理でございます。