自転車パーツで,「黄色」ってあまり見かけないので,かなり目立ちます(^^)
SONY α7II + CarlZeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
前回は,ペダリングモニターを,とりあえず購入して取り付けたまでのお話を紹介しました。
その記事でも書きましたが,ここのところの天候不良(台風・秋雨)と体調不良(肉離れ・爪割れ)によって,9月はまだ2回しか屋外走行していないという状況です。
このまま実走行での使用をレポートしようとすると年を越えてしまいそうなので,とりあえず,インドアで回してみて分かったこと・感じたことを紹介してみます~。
長いけど,要するにこんなお話です(^^)
- クランクの見栄えには慣れました
- 黄色いオニギリが気に入っています
- サイコンはEdgeシリーズに比べるとだいぶ使いにくい
- GSC10はとりあえず活躍しているけど,早く外したい
- インドアで何回か回してみて,スキルの無さに愕然
- 今年の冬は死ぬ気で頑張る(^^)
まずは個別のアイテムから
ペダリングモニターの導入にあたって,いろいろなアイテムが入れ替わったり,継続使用したりとなっています。
まずは,それらの使用感を紹介し,最後にシステム全体の使用感を紹介してみましょう(といっても,インドア数回ですが・・・)
ヅラクランク,FC-9000
見た目の違和感には慣れました(笑)
冗談のように太いクランクですが,デザイン上の工夫であまり目立たないようになっています(目立ちますけど)。
バカみたいに太い足を少しでも細く見せようと,シマノも苦労しているんです・・・(^^;
SONY α7II + CarlZeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
まぁ,現在愛用しているカメラ,SONY α7シリーズも登場時には「ブサ~! こんなの落ちていても拾わないよ」と毒づいていたのですが,1年後には購入して溺愛しているくらいですから,人間,なんでも「慣れ」です(笑)
また,ショップでも言われていた通り,変速性能は全く問題ありません。
ペダリングモニター,SGY-PM910H2
黄色が気に入っています(^^)
おしまい。
ご丁寧に左クランクまで黄色いセンサーです。ステーに,専用マグネットが付いているのも見えます(右ステーにもあります)
SONY α7II + CarlZeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
これだけ? そう,これだけです。
なんせ,突き詰めれば単なるセンサー(歪みゲージ)なので,これ以上,コメントのしようが・・・(^^;
サイコン,SGX-CA500
サイコンは直接,目に入り,手で触るものなので気が付いた点はいろいろあります。
多くの人は,CA500が最初の再婚サイコンではなく,EdgeやPolarなどのサイコンを使った経験があると思います。
それらの,いわば自転車専業メーカー(ではないみたいですが)が作ったサイコンと比べると,残念ながら,デザインや使い勝手は大幅に落ちると言わざるを得ないです。
まだ屋外走行1回,インドア数回だけですので断言はできませんが,今のところ感じている「イマイチだなぁ」と思う点は以下の通り(おもに,Edge705/810との比較になります)
- 全体デザインが格好悪い(好みの問題もありますが,真四角&分厚いのはどうかと・・・)
- マウント着脱が面倒(差し込んだ後にロックレバー。PolarやEdgeの半回転着脱に比べると面倒)
- マウントの強度が弱い(自転車仲間内では,3回も壊した人がいたりします)
- 画面が小さい(Edge500シリーズ並ですが,表示量が多いので老眼にはこたえる)
- タッチ操作がしにくい(Edgeも褒められたものではないですが,より鈍い)
- メニュー構造が深い(ホーム画面の中にサイコンアプリがある,という作りはそれだけでも1段深い)
こんな感じで,何世代もサイコンを作り続けてきた専業メーカーとの差は大きい気がします。
真四角デザインってどうなんでしょう・・・!? にしても,字が小さい~
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
サイコン本体に比べて,マウントがゴツすぎません? しかも,強度は低いとの情報も・・・。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
その一方で,意外と使いやすいところもあったりします。
- 表示レイアウトの種類が多い(1~2個の項目だけ大きくとか,色々ある)
- Wi-Fiでのアップロードはとても便利(PCやスマホなどの「母艦」無しで直接アップロードできる)
とはいえ,やっぱり,まだまだ使い慣れないCA500。
そもそも,おいらには,どこに出かけても道に迷う特技がある(行きなれたヤビツですら迷ってる・・・!)ので,Edge810のナビゲーションは必須だったりしますので,当面は2台装着が続きそうです。
Edgeあるある。マウントを90度間違えて装着・・・(笑)
SONY α7II + CarlZeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
(番外)スピード・ケイデンスセンサー,GSC-10
595号には,GARMINのスピード・ケイデンスセンサー,GSC-10が装着しっぱなしになっています。
また,クランクを新調した際にマグネットを紛失してしまい(←後日紹介予定),ケイデンスセンサー用のマグネットはついていない状態です。
この状態でも,サイコン(CA500)には,速度とケイデンスが表示されています。
速度はGSC-10の速度情報のみを利用し,ケイデンスはペダリングモニターからの情報を取り込んでいるようです。
意外と柔軟にできるものなんですね~(^^)
早く外したいGSC10。チェーンステーに置くには大きすぎ・・・。
SONY α7II + CarlZeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
ペダリングモニター全体の使い勝手
いよいよ,ペダリングモニターシステム全体の使い勝手と,それによって,おいらのパワーやスキルがどれだけ向上したのかについて紹介しましょう。
・・・無理ですって。
まだ,数回,インドアで回しただけなんですから(^^;
とりあえず,数回のインドアトレーニングで分かったことは以下の通りです。
やっぱり左右のバランスが悪い
過去にも紹介した通り,おいらの左脚の膝内部には,ピンポン玉2個分サイズ(!)の油の塊,ガングリオンが内蔵されています。
これによって神経が圧迫され,高い強度の運動ができなかったり(自転車じゃないと走れない),冬は痛みで歩けないなど,ろくなことはありません。
なので,いつも右脚頼みのペアリングになっていることは自覚していたのですが,ペダリングモニターの計測項目である左右のパワーバランスを見てみるとやっぱり・・・。
右上の「LR」が左右の出力比。左39.4%,右60.6%って,いくらなんでもひどいなぁ・・・。
強度が上がれば上がるほどバランスが悪くなり,上の例(全体で134W)では,左53Wに対して右81Wと,およそ40%:60%でした。
あわよくば,45%:55%くらいを期待していたのですが,やっぱり,おいらの左右アンバランスはデカいですねぇ・・・。
予想以上にペダリング悪い。すごく
ペダリング技術も高くはないので,効率は低いのだろうなぁと覚悟はしていたのですが,予想を大きく上回る(下回る?)惨憺たる結果。
一般的に,低出力では30%くらいでも,高出力になるにつれて効率は上がり,50~70%くらいになるとのこと。
しかし,上の図の一番下の数字の通り,ペダリング効率は左34.8%,右40.6%とのこと。
数字もそうですが,ペダリングフォースのベクトルを見ると,3時を過ぎて6時になってもまだ踏み込んでいるのが,はっきりと分かります。
下死点でもまだ踏み込んでいるということは,推進力にならないばかりか,反対側の脚にとってブレーキになっているということ。
でも,いい機会です。
須田晋太郎さんが 『パワートレーニングの教科書』で紹介されていた通り,
フィジカルの前にスキルを磨く必要性を痛感です(^^;
ローラー台とのパワー表示に大きな差が・・・!!!
おいらが愛用している,Eliteの固定ローラー台(Super Crono Fluid ElastGel Digital Trainer)にはパワー表示が付いています。
このパワー値と,ペダリングモニターで計測したパワー値を見比べてみました。
見にくいですが,左のEliteメーターが151W,右のペダリングモニターが113Wです。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
【2016.09.28追記】
当初,Eliteのパワー表示を「298W」と書いていましたが,それは速度(29.8km/h)で,正しくは「151W」でした。
slushさん,ありがとうございました~!
Eliteさん,ごめんなさい~!
どび~ん,全然違うじゃん!!
ペダリングモニターはパワーの入力地点(クランク)で計測し,Eliteはパワーの出力地点(タイヤ)で計測しているのだから,その値に差があるのは当たり前ではあります。
しかし,こんなに違っていたのではお話になりません(151Wと113W。負荷を重くするとさらに差が拡大していきますが,また別記事で)
ペダリングモニターは新品で校正したばかりですから,こちらの値の信ぴょう性のほうが高いのは当然です。
今までのインドアトレーニングでは「いつまでも300Wで回せてるんだよね~。汗もかかないし~♪」と快調に回していたのですが,Eliteのパワー計がかなりデカい値を出していた,とすればすべて理解できます。
FTPが300Wもあったら,ヤビツ40分なんて,とっくに切れてますがな(笑)
まとめ ― やはり,残酷な機器です
まだインドアで数回使っただけですが,須田や栗村さんが言うように,「パワーメーターは残酷な機器」ということが,すぐにわかりました。
ロードに7年も乗っているのに,左右のバランスはめちゃくちゃで,効率だって40%しか出ていない事実を突きつけられました。
「装着しただけでヤビツ40分切り」ができないことは薄々(か?)分かっていましたが,それ以上に厳しい現実がよくわかりました。
サイコン以前に,おいらにもたくさん課題があります。一緒に頑張っていきましょう!(^^)
SONY α7II + CarlZeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
しか~し,この状況が,日々の練習によって徐々に改善されていく(んだよね?)様子を目で見ることができるのも,パワーメーターのいいところ。
今週末は耐久レース(CPF,サイクルパークフェスティバル)がありますので,そこで手に入れたFTP(Functional Threshold Power)を元に計画を作っていきましょう。
つづく・・・(^^)
shiroさん こんにちは はじめまして
なんらか検索して、shiroさんのブログを拝見いたしました。
おもしろそうだったので、なかをチラッと拝見したところ
トイレで音姫によるコーラス演奏 の下り ドカーン笑(笑)きましたーー!
(同僚の方ほど、面白く話せませんが、私の話力でさえっ 鉄板です(^<^) )
それ以来、ブログを拝見させていただいております。
そうそう、今回 コメントさせていただいたのは、
ELITEのおまけパワー計付きローラー(私も持っています)のワット表示ですが、
計測値 一番上の表示がワット値ではないでしょうか???
その下が、スピードだと思いましたが・・・
いかがでしょう???
slush