箱根旧道を快走中。ここで足を使い過ぎたんだなぁ・・・。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
家でゴロゴロ遊んでいる(オンライン授業&オンラインゲーム)を引っ張り出して、箱根・山中湖・富士山一周、300kmの1泊ツーリングに出かけてきました。
たまたまツマが土日留守にしていて、また、Go Toキャンペーンで宿も安くなっているようなので、初の1泊2日ツーリングです。
初の親子宿泊ライドはいかに・・・?
宿&ルートを決めよう!
宿は道志みちの「松葉荘」に
今回のツーリングは「富士山一周」を念頭に置いていたので、宿は河口湖(や本栖湖)付近が望ましいところ。
しかし、10月に会社が変わったばかりで色々と忙しく、なかなか準備に気が回らず、気が付いたら出発2日前になってしまいました。
富士山近辺で「自転車持ち込みOK」と明記されている宿は少なく、いろいろ探したのですが、当初予定よりだいぶ家に近い側、道志みちの「道の駅どうし」のすぐ近くの民宿、松葉壮さんに決定しました。
幸い、Go Toキャンペーンにも参加されていて、1泊2食付き、坂バカ親子2人で10,400円という格安ぶりです。
2日目の朝。松葉荘から自転車を出す次男坊。ほぼ実家的な雰囲気(^^
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ルートは事業規模縮小して、300km→200kmに
泊りがけで走りに出たことはなく、「2日連続で走れる」という初体験にワクワクしてしまい、どこを走るのか悩んでしまいましたが、あんまり考えている暇もなく、以下のルートに決定。
- 1日目(家から宿まで)
- 家→小田原→箱根→御殿場→山中湖→道志みち(宿)を走る約100km。箱根・長尾峠・篭坂峠・山伏峠などを越えるため、獲得標高は2500mくらい。
1日目。約95km、獲得標高2500m。
- 2日目(富士山一周!)
- 宿→富士山を反時計回り→道志みち→家を走る約200km。獲得標高は3000mくらいだけど、後半の道志みちは基本下りなので何とかなるか?
2日目。富士山回って200km、獲得標高は3000m!!
富士山一周は、ロードに乗り始めたころに2回(1回目、2回目)やっていますが、それから10年も経っているので、本当にできるのか気分は高まります。
最後に超難関! 予想以上に大変だった1日目・・・
1泊旅行となるので、次男坊号には着替えやタオルなどを詰め込んだシートバッグ(TOPEAK『Back Loader』の10L)、食料やウィンドブレーカーなどが入ったバックパック(シマノ『U-14』)は自分が背負って家を出発。
次男坊号だけ重そうですが、父はバックパックなのでキツイデス。
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(ほぼ)順調だった御殿場までの道のり
小田原まではいつもの退屈な国道1号。
ほんのわずかですが、太平洋自転車道を走って気分を紛らわします。
うるさい(真横が高速道路)だけど、快適な太平洋自転車道。短いのが難点・・・。
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小田原から先は1号を仙石原方面に緩く登っていく予定でしたが、次男坊のお求めに応じて旧道を上って芦ノ湖に出るルートに変更。
旧道はクルマが少なくて走りやすいのですが、勾配が10~15%くらいあったりするので、なかなかに足に堪えます。
普段でもキツイのに、親子とも運動不足の上に宿泊荷物がずっしり重く、この区間でびっくりするくらい足を使ってしまいました・・・
箱根旧道。緩い坂と急な坂があると、迷わず急な坂を選ぶ。悪い癖です・・・。
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10年ぶりくらいに食べる、箱根の鴨南蛮。もう美味しくて死にそう・・・。
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芦ノ湖畔で昼を食べた後は、いくつものアップダウンを経ながら(意外とキツイ)、ススキが見ごろの仙石原を通ります。
ここを通るのはこの時以来ですが、こんなに見事なススキは初めて見ました。
おぉ、満開(?)のススキ!
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その後は、予定通り、クルマが多い乙女峠を避けて長尾峠をゆっくり越えます。
頂上のトンネルを越えた後、長いダウンヒルは思った以上に寒く、ウィンドブレーカーを着ても堪えるほどでしたが、何とか無事に御殿場まで下ります。
勾配、道の幅等、まったくもって「ヤビツ」です。
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振り向くと、さっき通過した、仙石原のススキが・・・。
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御殿場からの峠越えは大変なことに・・・
御殿場から山中湖に出るには2案あって、二人で少し悩みました。
- 【ルート案1】山伏峠を越える
- 勾配は比較的緩いけど、クルマの量がかなり多い
- 【ルート案2】三国峠を越える
- クルマの量は少ないけど、勾配はとんでもなくキツイ
この時点ではまだ二人とも走れる気がしていたので、少し悩んだものの案2の三国峠ルートで山中湖へ向かうこととしました。
しかし、三国峠の登り口までは意外と遠く、かつ、ずっと下りが続きます。
目の前の山を越えることは分かっているため、「こんなに下って大丈夫なのか?」と心配になりながら・・・
遠くに見える山を越えるのに、なぜかどんどん下っていく。もったいない気が・・・。
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そして、運命の三国峠。
想像通り、いや、想像をはるかに上回る、とんでもない急こう配。
最初から急こう配で立ちこぎ。
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序盤から10%超えですが、だんだん20%近辺の急勾配が続くようになってきて、とうとう次男坊が足を着いてしまいます。
次男坊本人も予想以上に疲労していたみたいで、その後は、時速0.5kmくらいで押して歩く状態になってしまいました。
この先、さらに2kmくらいは峠が続くこと、峠を越えて山中湖に出た後、山伏峠も超えなくてはならないことを考えると、旅をあきらめて峠を下るか、宿に連絡して迎えに来てもらうか、対応を考え始めていました。
一番きつい、約20%勾配の区間。あかん、日が暮れてきた・・・。
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そこに、業務用ワンボックスカーの若者(後で聞くと28歳とのこと)が通りかかり、「大丈夫ですか?乗せてあげられるよ!」と声をかけてくれました。
なんでも、1時間ほど前に、同じ場所を山中湖方面にクルマで走ったときにヨロヨロと押して歩く親子(=我々)を見かけ、帰り道でも、あまり変わらない場所でヨロヨロ通して歩く親子(=我々)を発見して、心配で声をかけてくれたとのこと。
最初は「いや、そんなわけには」と遠慮したものの、道志みちの宿まで行くことを話すと、「絶対無理!乗ってください!」ということで、親子2人+自転車2台を車に乗せて宿まで運んでくれました。
宿までの道中、とても明るく話してくれる気さくな若者で、こちらのダメダメブリには触れずに、「親子でいいですね!」「自転車で100kmとはすごい!」と盛り上げてくれ、感謝の言葉もない我々でした。
宿の方々もいい人で、まさかのワンボックスカーで登場した我々に、「電話してくれれば迎えに行ったのに~!」と温かく迎えてくれ、ヨロヨロ親子の自転車も室内に運んでくれました。
確かに「自転車持ち込みOK」だけど、すごい・・・。
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宿は、夏場はテニス合宿でにぎわうみたいですが、この日は我々親子のみ。
バカでかい食堂(ほぼ柔道場?)で、ビックリするくらい豪華な食事(刺身、すき焼き、魚塩焼き、煮物多数)と、サービスのビール1本を飲んで、ようやく元気を取り戻した親子。
柔道場のように広い食堂。
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この日は、気温は寒かったけど、暖かい人たちに出会えました。
本当に皆さんありがとうございました。
長くなってしまったので、2日目の様子はまた明日!
(2日目は、全行程をちゃんと自走しているのでご安心を・・・)
洗濯も終わったし、さて寝ましょう。
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20%なんて…46Tのスプロケ(市販されていますw)でも付けないとにくばなれになりますわw