自作のPMC。なんか、「ちゃんとやってる感」が漂います(^^)
前回記事では、GoldenCheetahでPMC(Performance Management Chart)を描けるということを紹介しました。
確かに、無料で使えて素晴らしいのですが、GoldenCheetahは高度過ぎて使いこなすのは難しそうです。
そこで、もっともっと手っ取り早くPMCを描く方法を発見。
まぁ、全部手作業でやるので、本当に早いかと言われると少し微妙ですが・・・(^^;
ATLやCTLの計算方法
PMCで描くのはTSS、ATL、CTL、TSBの4要素。
日々の入力値はTSSであり、それを累積したATL、CTL、TSBを描きます。
例えば、ATL(疲労)は過去7日分のTSSを指数加重移動平均したものです。
ということは、今日のATLは、今日のTSS×時定数+昨日のTSS×時定数2+おとといのTSS×時定数3+・・・で7日前まで足しこめばよく、時定数は1-exp(-1/7)とのことですので、以下の式で求められると思われます。
おそらく、こんな式でATLは求められていると想定。
こういう、日々の積み上げ的な計算はExcel表が得意とするところで、
今日ATLセル=(1-exp(-1/7))×今日のTSSセル+exp(-1/7)×前日ATLセル
とした長い表を作ればよいだけです。
また、CTL(強さ)は上記式の「7」を「42」にすれば出ますし、TSB(調子)はCTL-ATLするだけです。
自分は、どうもクラウドサービスがあんまり信用できないおじさん世代なので、過去の走行データを延々とExcel表にため込んできています。
過去10年分の走行データが延々と描かれた年表。変態である・・・。
ズームすると、いろいろ書いてある・・・。
Excel化された走行データがすでにあるわけですから、ちょいちょいと上記の式を入れた表を足しこんでやれば、簡単にPMCが描けます。
で、書いてみたのがコレ(↓)
こんな絵が描けました。おぉ、PMCだ(^^)
こちらはGoldenCheetah。そっくりである。
縦軸の設定が異なるのでちょっと違いますが、数値で比較すると、ちゃんとGoldenCheetahと同じ値になっています。ほっ、合っていそうだ(^^)
自分は膨大な走行データから無理矢理に描いていますが、必要なデータは日々のTSSだけですので、一から作るのなら、とても簡単な表で作れると思います。
将来のトレーニング計画も反映してみよう
せっかくなので、本家TrainingPeaksのように、明日以降の練習計画を入れることで、未来のATL/CTL/TSBの変化を確認できるようにもしてみました。
とりあえず、今年の富士ヒルクライム(6月7日。本当にやるよね・・・?)までの練習計画を入れて表示したのがコレ(図の右半分、点線部分が将来分)
将来分まで表示できるようにしてみました。
また、CTLを面グラフにして、TrainingPeaksっぽくしてみました。
この、「未来のPMCが表示できる」のはなかなかイイかも(ザ・手前みそ)
4月からは土日練習量を100TSS/日→150TSS/日に増やし、GWはヤビツに通って毎日100TSSを積んでいくと、ピークは5月後半でCTLは70くらいになりそうです。
CTL100未満では練習不足という話もありますが、普通のサラリーマンに、これ以上は無理かなぁ・・・
また、5月後半は本番に備えて練習量を減らすことで、レース本番のTSBは+20くらいで迎えたいところです。
まぁ、まさに絵に描いた餅ですが(^^)
まとめ
2回にわたってお届けした、「無料でPMCを描こう」シリーズはおしまい。
本格的な分析をやるにはGoldenCheetah(や、有料TrainingPeaks)がイイと思いますが、お手製Excel表の方が自分レベルでは合っていそうです。
今日までのPMCを描くだけではなく、将来の練習計画を反映したPMCを簡単に描けるのはとても便利です。
現在のExcelシートはゴミだらけで、とても配布できるような状態ではないのですが、いずれ整備してダウンロードできるようにしてみようかな!?と思ったりしています。
それではまた(^^)
shiroさん
すみません。。。予想外れました(@_@)
流石!できる人はやっちゃうんですね!
わたしは こっちかと思いました。
Elebate for Strava
ストラバにアップすれば見れるので(PCじゃないとみれない)
こちらを活用しています。
CTLやATLの下がり具合の調節はできないので
調節したい人には向きませんね。。。。
https://chrome.google.com/webstore/detail/elevate-for-strava/dhiaggccakkgdfcadnklkbljcgicpckn