南極なみに冷えています。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
おいらが勤務するのは,築400年(ウソ)のオンボロビル。
今年の夏はポンコツトイレを修理しましたが(色々ありましたが),同じくポンコツな空調は夏真っ盛りの8月にぶっ壊れ,2カ月にわたり,熱帯の駐在事務所で仕事をする気分を存分に味わうことができました。
季節は巡って,今は晩秋。
そろそろ暖房が欲しくなる季節ですが,最近,妙に会社内が寒いことに気が付きました。
妙に寒い社内に潜む,驚愕の事実とは・・・?
まさか! わざと? スーパークールビズ継続中
職場の天井かにはポンコツ空調の吹き出し口が多数あるのですが,最近,みんなが「なんか,冷たい風出てねえか?」と気が付きました。
ここから,コールドストームが!
XPERIA Z4
総務部に確認したところ,とんでもない事実が判明(尋られるまででアナウンスしない体質もどうかと・・・?)
なんと,冷房・暖房のモード切り替えができず,いまだに冷房をしているとのこと(!)
ポンコツ空調は,故障しているうちに過ぎ去ってしまった夏を取り戻すかのように,ガンガンと冷気を吐き出して,室内をキンキンに冷やしているのです。
しかも,問題の切替機構の修理は,12月中旬までかかるとのこと。
こ,このくそ寒いのに・・・。
クールビズどころかコールドビズ,いや,フローズンビズだな,こりゃ。
吹き出し口の押し付け合い戦争が勃発!
夏はあれほど恋しかった,吹き出し口からの冷風が,いまや,生命維持の危機を招く元凶になりつつあります。
「じゃぁ,空調全体を止めろよ~!」という,ごもっともな職場意見に対して総務部は,「あんたらの部屋は狭いわりに人間を詰め込みすぎているから,空調を止めると酸欠になる」とのこと。
「クソ寒い部屋 or 酸欠の部屋」。
どういう二択なんだよ・・・(笑)
冷え切るおじさん (とても見にくいけど,ドライアイスに座っています)
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
さて,室内は十分寒いのに,自分の真上の吹き出し口から冷風が出ているとき,人間はどうするものでしょう?
なんと,人間という生き物は,吹き出し口を塞ぎ始めるのです。
最初は女子社員のように,比較的寒さに弱い人種が,脚立を持ってきて吹き出し口の羽を閉じて蓋をし始めました。
真ん中へんをクイっと回すと閉塞します(^^)
XPERIA Z4
すると,その周辺の冷風は止むのですが,他の吹き出し口は,さっきよりも冷風が強くなります。
そよ風ほどだった冷風が,やませ(東北地方)・六甲おろし(関西地方)くらいになります。
そうなると,そんなに寒がりじゃない社員も吹き出し口を塞ぐようになります。
こうして各地で吹き出し口が塞がれた結果,たまたま出張していたり,休んでいた社員の机には,ブリザード(南極地方)のような強烈な冷風が吹き付ける状態になりました。
この子たちにはちょうどいい職場環境(笑)
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
まぁ,留守にしていたヤツが悪いのである(笑)
週末には,WindStopper素材のスーツを買ってきてもらいたい。
おいら?
もともと冷房全般が超苦手なので,一年中,吹き出し口は閉めてあります(^^)v
(12月まで)つづく・・・
総務部の公式見解によると,このポンコツ空調トラブルは,なんと12月中旬まで続くとのこと。
夏のトラブル(冷房できず)の時は,「そんなこと言って,電気代ケチっているだけじゃないの?」と勘ぐる社員もいましたが,今回は,ガンガンと電気を使って冷房しているので,総務部がケチってウソを言っているわけではなさそうです。
しかし,このままいくと,会社内で凍傷や遭難する社員が出かねないということもあり,とりあえずは,(酸欠にならない程度に)空調を弱めてもらうことにしました。
ここ数年のおいらを振り返ると,会社がらみでいろんなヒヤリハットに遭いました(9割以上,おいらのせいですが。笑)。
振り返ってみると,コレが一番きつかったなぁ・・・(大雪素足出社事件)
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
今まで事件もかなりキツかったですが,今回は「酸欠」or「凍死」という究極の選択です。
いやはや,会社は戦場だと思っていましたがあ,今年の冬は極地探検のようです。
はよ直してくれ~。
おわり(^^)
こんにちは。
Shiroさんがお勤めの社屋の問題とはややズレてしまいますが、
過度に空調に依存した日本の近代建築には、いつも疑問を感じています。
昨今のビルは気密性が異常に高いために、窓を開けて外気を取り込む構造になっていませんね。
そのため冷暖房を使用しなくても済むはずの春秋に、わざわざ冷暖房を作動させたりします。昼に気温が高く夜低い秋口だと、同じ地域のある店は冷房が入り、隣の店では暖房が入るというなかなか意味不明な状況を散見します。そんな季節は窓を開けて外気をとりこみ、あとはおのおの人間が服で調整すれば良いと僕は思うわけです。冷房がない昔の日本人は団扇で涼を得ていたではないですか。
空調がポンコツであるより以前の問題として、生活者が過度に空調に依存する居住空間にも問題があるのではないかと思います。