純正カバー込みで300g。本体は180gなので、意外とカバーが重い。
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
Amazon Kindle Paperwhiteで迎えたShiro家の電子書籍元年について、後編は実際の使い勝手を紹介したいと思います。
結論から言うと、超気に入っていて、手放せない状態です(^^)
気に入っているところ
- サイズ・重量がコンパクトで嬉しい
- 画面表示が見やすい(目が疲れない&高精細)
- 電池がとても長持ちする
- 防水なので風呂読書でも安心
- ハイライト機能が超便利
- 各種キャンペーンで書籍を安く買える
イマイチなところ
- ページを行き来して読むのはしんどい(めくりが遅い、一覧性が悪い)
- マンガを読むには画面サイズが小さい
- どこまで読んだかの目分量が掴みにくい
- Kindle版が出ていない(=紙オンリー)の書籍を買わなくなる・・・
初の電子書籍専用端末、Kindle Paperwhiteの使い勝手(良いところ)
4月初めのタイムセールで購入し、2か月ほど使ってみた感想を。
デバイス(Kindle Paperwhite)の感想と、電子書籍システム(Amazon)の感想もごちゃまぜですが、まずは良いところ・気に入っているところから。
サイズ・重量ともにコンパクト!
とても軽い(カバー込みで290gほど)ので、出張時の荷物が大幅に軽量化されました。
移り気なので、いつも2~3冊の紙書籍を持ち歩いていましたが、何冊入れても290gというのは本当に助かります。
本体はわずか182g。超チープな作りなので、とても軽い!
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
読書時も、基本的に片手で持てますし、背広のポケットにちょうど入るサイズですので、ほとんど紙書籍と変わらない感覚です。
画面表示がとても見やすい
Kindle最大の特徴でありメリットなのですが、画面が見慣れた「液晶」ではなく、「E-ink」という特殊なものになっています。
無数の白黒粒子が文字を構成する仕組みで、見た目は紙の印刷そのものです。
バックライトでまぶしく光る液晶と違い、基本的にライト無しで紙書籍と同様に読むことができ、目が疲れにくいです。
いくらでも字をデカくできるので、老眼にも優しい(ライト点灯状態です)
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
液晶だと屋外や日の当たる場所では見にくくなりますが、E-Inkの場合はむしろハッキリと見やすくなります。
紙と同様、暗い室内などでは見えにくくなるのですが、ちゃんとフロントライト(※1)が付いているので真っ暗闇でも大丈夫です(^^)
また、解像度は人間の網膜が判別できる限界である300ppiを確保しているので、目を近づけてもドットが見えることがなく、とても滑らかです。
「サクリファイス」を拡大表示。紙の印刷と全く同じ感じ。
Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8
電池がとて~も長持ち
毎日充電しなくてはならないスマホと比べると、あきれるくらいバッテリーが長持ちします。
E-Inkは静止画の状態では消費電力ゼロであり、読書の大部分は静止画を表示しているだけなのでプロセッサもほとんど仕事をしてませんから、ものすごく長持ちです。
毎日1時間ほど使っていますが、一週間たっても半分くらいしか減ってません(驚!)
画面が点いているように見えるけど、これでスリープ。ほとんど電力消費しません。
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
なので、ちょっとした隙間時間でもカバン(や背広ポケット)から持ち出して、バッテリーを気にすることなく読むことができます。
スマホと違って、会議中でも「サボってる感」が薄いのもメリットです(?)
防水なので風呂でも安心!
風呂で本を読むのが趣味なのですが、過去に何度も本(もちろん紙)を水没させています。
Kindle PaperwhiteはIPX8相当の防水性能(水没1時間OK)なので、水没を恐れることなく、風呂読書に励むことができます。
「水ネタ」では必ずこの人が・・・。
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
ハイライト機能が素晴らしい!
読書中に気に入ったところを指でなぞると、蛍光ペンのようにハイライトさせることができます(辞書引きやWikipedia検索もできます)。
それだけでもとても便利ですが、なんと、ハイライトさせた部分をパソコン上でも確認できるのです。
ハイライト一覧。もちろん、本文に戻ることもできて便利~(^^)
今までは、紙の本を読みながら、同時にスマホでチマチマ読書録を付けていたのですが、ものすごく手間がかかってしまい、読書が滞ってしまうという本末転倒な状態でした。
Kindleのハイライト機能は指でなぞるだけですし、パソコンで一覧でき、書籍の該当箇所と一緒に一覧印刷までできてしまうという、夢のような機能です。
簡単な辞書検索もついています。これは、『義士壬生伝』で出てきた「吝嗇」を引いているところ。
Nikon D90 + Nikkor Micro 60mm F2.8
各種キャンペーンで書籍をお安く買える
電子書籍で困るのが、「読み終わった本をBOOKOFFで売れない」という問題です。
が、Amazonでは、しょっちゅう、いろんなキャンペーンをやっていて、オトクに本を購入することができます。
- 値引きキャンペーン(半額、100円均一、数百円引きなど)
- ポイント増額キャンペーン(50%とか)
- Kindleオーナーズライブラリ(毎月1冊無料)
- Primeリーディング(会員なら10冊まで無料)
ここ2カ月で、買った本は下表のとおりですが、いろんなキャンペーンでお安くなり、値引き&ポイントで2万円ほどお得になっています。
これだけお得に買えるのなら、BOOKOFF問題は解決です。(売り飛ばさなくてもいいので、後で読み返せますし)
書籍名 | 著者 | 定価 | 値引き | 獲得ポイント | キャンペーン |
---|---|---|---|---|---|
マイ国家 | 星新一 | 550円 | 400円 | 5pt | 400円オフ |
ロングレンジ | 伊坂幸太郎 | 199円 | 2pt | ||
そして、バトンは渡された | 瀬尾まいこ | 1,400円 | 700pt | ポイント50% | |
コンビニ人間 | 村田紗耶香 | 1,550円 | 930円 | 15pt | 40%オフ |
「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明 | 伊神 満 | 1,944円 | 144円 | 普段の値引き | |
会計士は見た! | 前川修満 | 2,998円 | 1,799円 | 11pt | 40%オフ |
ゴルゴ13(1巻) | さいとう・たかを | 550円 | 460円 | 5pt | マンガ90円 |
ゴルゴ13(64巻) | さいとう・たかを | 550円 | 460円 | 5pt | マンガ90円 |
魁!!男塾 第1巻 | 宮下あきら | 540円 | 540円 | Kindleオーナーで0円 | |
魁!!男塾 第2巻 | 宮下あきら | 550円 | 460円 | マンガ90円 | |
魁!!男塾 第3巻 | 宮下あきら | 540円 | 540円 | Kindleオーナーで0円 | |
魁!!男塾 第4巻 | 宮下あきら | 540円 | 540円 | Kindleオーナーで0円 | |
「量子論」を楽しむ本 | 佐藤 勝彦 | 555円 | 555円 | Primeで0円 | |
君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい | 浅田次郎 | 589円 | 5pt | ||
鉄道員 | 浅田次郎 | 432円 | 4pt | ||
合本 壬生義士伝 | 浅田次郎 | 1,000円 | 500pt | ポイント50% | |
「ない仕事」の作り方 | みうらじゅん | 710円 | 355pt | ポイント50% | |
考えるヒント | 小林秀雄 | 199円 | 90pt | ポイント50% | |
いまこそ知りたいAIビジネス | 石角友愛 | 1,728円 | 899円 | 8pt | 月替りお勧め |
夜間飛行 | サン=テグジュペリ | 540円 | 540円 | Primeで0円 | |
旅客機はどこへ消えたのか: マレーシア航空370便の行方 | ジェフ・ワイズ | 299円 | 299円 | Kindleオーナーで0円 | |
炭水化物のすべて | 山本義徳 | 650円 | 650円 | Primeで0円 | |
日本の「運命」について語ろう | 浅田次郎 | 540円 | 27円 | 256pt | ポイント50% |
チェーン・ピープル | 三崎亜記 | 1,728円 | 346円 | 691pt | ポイント50% |
夜は短し歩けよ乙女 | 森見 登美彦 | 605円 | 197円 | 4pt | 角川フェア |
泣くな研修医 | 中山祐次郎 | 1,404円 | 140円 | 632pt | ポイント50% |
雑草はなぜそこに生えているのか | 稲垣栄洋 | 907円 | 608円 | 2pt | |
お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ | 糸井重里 | 617円 | 617円 | Primeで0円 | |
米中もし戦わば 戦争の地政学 | ピーター・ナヴァロ | 1,048円 | 48円 | 400pt | 翻訳本フェア |
亡国のイージス(上) | 福井晴敏 | 751円 | 651円 | 1pt | 合本フェア |
霞町物語 | 浅田次郎 | 572円 | 270円 | 2pt | 浅田次郎フェア |
イマイチな点
いいことずくめのKindle(と電子書籍システム)に思えますが、イマイチな点もあります。
ページを行き来して読むのは難しい
Kindleでは、スクロールではなく、ページめくりで読み進めていくのですが、その「めくり動作」がかなりモッサリです。
その遅さも紙書籍並みと思えば許容範囲ですが、本の中をあちこち行ったり来たりするような読み方には向いていません。
小説ならば基本的に前に進むだけですが、ビジネス書みたいな本だと前の章に戻ったり、先を読んだりとしたくなりますが、そのような読み方には向いていません。
これだけなら、Android端末向けのKindleアプリを使った方が快適かもしれません。(Android版も使っていますが、かなり高速動作)
漫画(特に劇画風)は厳しいかも
画面サイズが小さいので、細かい絵の漫画は難しいです。
Kindle(右)で『魁! 男塾』を読むのは辛い。せめて、Surface Go(左)で読もう。
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
ドラえもんやムーミンならいいですが、「魁! 男塾」や「ゴルゴ13」のような劇画風漫画はつらいです。
画面解像度がかなり高い(300ppi)ので、詳細に表示されているのですが、いかんせんサイズが小さすぎて、老眼が追いつきません。
といいつつ読んでいるのですが・・・(笑)
大きな雑誌類も苦手です(というか無理)
ゴルゴはほとんど喋らないので、なんとか読めます。(濡れてるのは流しに落としたから)
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
サイスポ。虫眼鏡が必要。
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
まとめ
4月に購入してから、ず~~~っと使い続けています。
朝の出勤から、昼休み、会社帰りのカフェ、夜の風呂、布団の中までずっと使っています。
ここまで便利だと、買ったままで読まずに積んである紙の本をKindleで買い直したくなってしまうくらいです。
紙の分厚い本を持ち歩くのがきつくなります・・・。
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
ビジネス書や漫画を読むにはしんどい時もありますが、小説を読むには全く問題ありません。
しいて言えば、読書に費やす時間ばかり格段に増えてしまっていることかな・・・?(ブログ更新も滞りがち)
最近のカバーは、ムーミンです。
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
今まで、どんなに電子書籍が騒がれても、デバイス(と電子書籍システム自体)の使い勝手が悪くてやる気になりませんでした。
スマートウォッチも、ずっと「元年」と言われていましたが、Apple Watchが解決してくれました。
数千年の歴史をもつ紙デバイスと戦うのは大変ですが、Kindleがいい勝負をするになってきました。
あとは、パラパラとめくられる閲覧性、トイレで紙がない場合の緊急対応(ちぎってケツを拭く)くらいかな?
さて、最大70%オフのPrimeキャンペーンも始まったので、また物色せねば・・・!
おしまい(^^)
WalkmanとKindleがあれば、いくらでも時間をつぶせます。
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
私は体験した事がありませんが、電子書籍っていいかも…
急性虫垂炎で手術され約1週間入院してきましたが、談話室にある漫画をほぼ読み尽してしまい退院前数日は手持ち豚さんでした(ブーブー)
ところで退院し食事も運動も自由ですが、ロードバイクは極端な前傾姿勢で手術跡に負担がかかるので1ヶ月位のNG宣告されました(泣)