スピードライトSB-800登場!

D70を購入して以来,ず~~~っと欲しかったアイテムがあります。
それは,スピードライト「SB-800」。
Nikon信者以外には「何それ?」という用語ですが,いわゆる,フラッシュやストロボのことです(同様に,世間一般の「マクロレンズ」はニコンでは「マイクロレンズ」です・・・)。
D70は小さなスピードライトを内蔵していますが,やはり,おまけで付いているだけなので,光量はまったく足りないし,もちろん,天井や壁へのバウンス発光はできません。
幼稚園や家での撮影も多いのですが,内蔵スピードライトの直接照射では,「いかにもストロボで撮りました」という,真っ白な写真や被写体はいいけど背景が真っ黒などのガッカリ写真を量産しがちです。
そこで,ずーーーっと,本格的なバウンス発光やワイヤレス発光のできる本格的なスピードライトを熱望していたのでした。

上で書いたように,内蔵スピードライトのがっかり写真ぶりが嫌で,今まで,ほとんどスピードライトは使ったことがありませんでした。
おいらはスピードライトの真っ白写真がキライなので,たいていF2の明るい単焦点(
Nikkor 35mm F2D)を選んで,ちょっと逆光気味で撮るパターンが多いです。そのせいで,非常に被写界深度が浅い写真になりがちです。
たいていは,人物(子ども)の写真なので,ポートレイト風になって一見良さそうな感じに撮れます。しかし! もともと,全く落ち着かないチビ達なので,どうしても浅い被写界深度ではピンぼけが多くなります。
また,背景も場合によってはボケすぎて,「どこで撮ったんだっけ?」という写真になってしまうこともあり,奥さまからダメだしをされることもしょっちゅう。
そこで,大光量のスピードライト「Nikon SB-800」(
楽天へ)です。
Nikonは,スピードライトに関しては妙に力を入れていて,「クリエイティブ・ライティング・システム」と呼ばれるシステムを構築しています。まぁ,例によって,「1024分割3D-RGB測光システム」のように,それが何を意味する用語なのかはイマイチわからないのではありますが>Nikon。
システムのベースは,もちろん,TTL測光方式。プリ発光して,被写体からの反射光をレンズを通して測光して,最適な発光量を求めます。そのさい,レンズからの「被写体までの距離情報」も考慮して発光量をきめます(たぶん)。
まぁ,難しい理屈はおいといて,とりあえず使ってみました。
結論から言うと,「すばらしい!」の一言です。





よく考えないで適当にとっても,ほぼ間違いなく適切な発光量が得られます。正面から直射しても,シロ飛びすることはほとんどありません。
SB-800本体には液晶画面やキーが沢山あり,焦点距離やISO,調光補正,被写体までの距離入力などをすることができますが,D70の場合,全部カメラから自動設定されるので,あまりいじることはありません(ズームレンズでズーミングすると,それに合わせて,SB-800内のズームもジーコロジーコロ動いているのがわかります)。

背後の陰や明るさに不満がある時は,天井や壁にバウンスさせてあげればいいだけです。
これには,本当に驚きました。窓際にいる子どもを撮ろうとすると,どうしても背景に引っ張られて顔が暗くなってしまうのですが,SB-800で軽く光を補ってあげれば,背景も表情もあかるく階調豊かに撮ることができます。また,狭いところでの接写も試してみたのですが,なんの問題もなく雰囲気の良い写真が撮れました。



また,「アドバンスト・ワイヤレス・ライティング」もできます。
また例によって,名前がたいそう立派なのですが,名に恥じぬ,すばらしい機能です。
SB-800はクリップオンタイプなので,普通はカメラのてっぺんの「アクセサリーシュー」に取り付けます。しかし,被写体に斜めから光を当てたい,いっそ後ろから当ててみたい,などの要求に応えてくれるのが,ワイヤレス発光です。
サードパーティー製のスピードライトでは,カメラ本体のスピードライト発光を検出し,あわてて「おれも発光しなきゃ!」と発光する方式だと思います(いわゆる,スレーブ発光)。
SB-800はスレーブ発光もできますが,もっと「アドバンストな方式」も選べます。
この方式では,カメラ本体から離れた位置に置いたSB-800は,以下の手順で発光を行います。
- 本体内蔵スピードライトが,SB-800に対してプリ発光を指令(内蔵スピードライトから光信号を送ります)
- 指令を受けたSB-800がプリ発光
- プリ発光による被写体からの反射光をカメラ本体がレンズを通して測光
- カメラがSB-800の発光量を決定する。
- 本体内蔵スピードライトが,SB-800に対してプリ発光量を伝達
- SB-800がどかーんと発光
という,すごーく難しいことを,一瞬の間に行っているのです!
部屋の片隅に,とりあえず天井向きにSB-800を置いておくと,あとは室内のどこででも,カメラ本体からの指令によって発光してくれるので,安心して撮影することができます。



今まで,ものすごく苦労して,カーテンを開けたり閉めたり,照明を付けたり消したり,いろいろやっていました。
また,「自然光で撮るのが一番!」とも言われます。
でも,暗い室内では,どうやっても照明してやる必要があり,蛍光灯や内蔵スピードライトで照射するよりは,太陽光に近いスピードライトの方がむしろ自然の色が出せるように思えます。
さぁ,これから,入学式や進級式もあり,室内での撮影も増えます。
SB-800はガイドナンバー44(ISO100,50mm)もあり,D70はISO200ですから,実際には62もあります。これだけあれば,遠~くからでも余裕で光を確保することができるでしょう。
あとは腕だけの問題だ。(いちばんでかい問題ではあるが・・・)
- 【2008.2.18追記】
- アドバンスト・ワイヤレス・ライティングで撮影する際,被写体との距離が極端に近い場合(1mくらい?),被写体がテカってしまうことがあります。これは,D70の内蔵スピードライトから,SB-800に向けて送信する光信号が,そのまま被写体に届いてしまっているからと思われます。このような場合は,内蔵スピードライトの前に手をかざしてあげて撮影すると,被写体には直射せず,テカりは無くなります。
また,当然ですが,SB-800は遠く離れたところでちゃんと発光してくれます(^^)
- 【2008.4.1 さらに追記】
- クリップオンタイプなので,ヘッドはごく普通に上下左右に回転することができます。しかし,左方向には0度(正面)~180度(真後ろ)までぐるっと回るのですが,右方向には0度~90度(右向き)までしか回すことができません。
これは,場合によってはとっても不便です。右後方にある白い壁を使ってバウンスしたい時などは,どうにもなりません(取り外してワイヤレス発光すればいいのですが…)。ブツ撮りはキッチンで撮ることが多いのですが,我が家のキッチンの間取り上,右後方の白い棚で反射させるとちょうどいいんですが,なかなかうまくいかない。
絶対にダメと言うことはないのですが,やっぱり180度回るに越したことはありません。この点,Canonのストロボはちゃんと右後方にも振ることができます。そんなに難しい技術や加工では無いと思うので,是非とも改善して欲しいなぁ……。
- 【2009.2.3 追記】
- おいらの,この(↑)熱い想いが届いたのか(違うと思う),ついにNikonも左右両方にヘッドが180度回転するようになりました!!! 後継機種のSB-900が登場したのですが,ちゃんと右も左も真後ろまで回転できます!! ほ,欲しい~~。一応,SB-800も市場ではまだ入手できるようですが,絶対にSB-900をオススメします!!
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